〇日後に真価を発揮するBacklog~Backlog World 2024のコンテンツ制作
昨日12月14日、Backlog World 2024 in Yokohamaが開催されました。ご参加のみなさん、おつかれさまでした!このあと、年末にかけてイベントレポートやセッション動画をお届けしてまいりますのでお楽しみにお待ちください。
さあ、Backlog Worldの興奮冷めやらぬまま、この勢いでブログ公開しちゃいましょう!
このブログはヌーラボブログリレー2024 for Biz Advent Calendar 2024 の12月15日の記事です。ヌーラボ ビジネスグロース部マーケティング課コンテンツマーケティングユニット(長い)の清水が担当いたします。
Backlog World前後のコンテンツをつくる
「Backlog World」はBacklogのユーザーコミュニティであるJBUG(Japan Backlog User Group)が運営する、年に1度のイベントです。開催にあたっては全国のJBUGerから有志の方々が集まり、準備を行っています。
ヌーラボのコンテンツマーケを担当するわれわれコンテンツユニットでは、より多くの方に開催情報をお届けできるよう、イベント開催の告知やセッション紹介記事を発信したり、当日の様子をレポートするブログや動画を制作し公開しています。
昨年のBacklog World 2023でも、ダイジェストやセッション動画を制作しました。BacklogブログやYouTubeのBacklog公式アカウントで公開していますので、もしよかったら見てみてくださいね。
Backlog World は年末の風物詩。ということは、われわれのコンテンツ制作も恒例行事になるわけです。
新しいメンバーも一緒に、Backlogで制作タスクを管理
BW2024開催にあたり、コンテンツ制作プロジェクトを10月に立ち上げ、昨年同様に動画数本とブログ数本を制作・公開することを決定しました。
イベント関連のコンテンツ制作には、柔軟性と迅速さが要求されます。
とくにイベント後のレポートはスピード命。開催後は鮮度の高いうちに公開したいものです。
計画では動画も含めて多くのコンテンツを制作しなくてはいけません。多数のコンテンツを開催翌日~2週間程度でスピーディに公開していくためには計画性も必要ですが、やはり人海戦術で「一気に行くぞぉぉぉ!(出典はこちら)」するのがベストです。
昨年の私はまだ入社3か月くらいで、JBUGやBacklog World がどういうものかもよく知らないまま、右往左往しながらどうにか乗り切りました。しかし今年は2回目。さらにありがたいことにコンテンツユニットのメンバーも増え、制作担当を割り振りできるようになっていました。
あとはメンバーに引き継いで、手順をレクチャーすればOKです!
タスク山積みでも抜け漏れなしで進捗管理
Backlogはプロジェクト・タスク管理ツールです。
「コンテンツ制作プロジェクト」にかかわるすべてのタスクは、もちろんBacklogで管理します。
複数のコンテンツを制作し公開にいたるまでに必要なタスクは「何を作るか」「どこに発注するか」といった決めごとから始まり、見積発注や契約書の法務確認といった事務手続き、登壇者や発注先とのコミュニケーションなど多岐にわたります。さらに、当日から開催後は撮影やライティングのディレクション、編集やレビュー、公開作業に至るまでの制作タスクが発生し、これらもBacklogで管理します。
制作タスクまで含めるとかなりの数になるタスクを、抜け漏れなく進行できて、日々状況の変わるタスクの進捗がひと目で把握できる。これがBacklog活用のメリットとしてまず最初に挙げられることです。
Backlogがあれば引き継ぎもレクチャーもほぼ不要
抜け漏れのないタスク管理。全体の進捗の見える化。チームの仕事を効率よく進めるために、Backlogは欠かせないツールです。しかし、Backlogの威力はそんなもんじゃないんです。いや、そこだけで終わって欲しくないんです。
前章で、「引き継いで、手順をレクチャーすればOK」と軽く言いました。しかし通常は、ここにかなりの工数がかかるものですよね。引き継ぎ用に手順書を作ったり、メンバーを集めてレクチャーするためのMTGを実施したり。そこまでしても、タスクが1歩進むごとに質問・確認が発生することは避けられない。質問に対応していると自分が手を動かす時間は無くなっていく。あるある課題ですよね。
ですが、Backlogがあればその工数はほぼ必要ありません。
なぜならBacklogには、去年、自分が起票して管理していた課題が残っています。何をどれだけ作るか、どんな作業が発生したか、細かな書類の内容まで、ぜんぶ見ればわかる。やることリストも、当時の関係者も、進行する上で起こった問題と解決方法も、完成物へのリンクも費用も、引継ぎやレクチャーに必要なことはすべて書いてある。
ルールもプロセスもノウハウもひとまとめに共有。
これこそがBacklogを使うことの大きな価値のひとつです。
今年から一緒に担当することになったメンバー全員に、「この課題と同じ要領で進めて、分からないことがあったら聞いてね!」で引き継ぎ完了、レクチャーもほぼ不要。当然進捗も見えるし、特に問題なく進行している。早い!楽すぎる!
Backlogを(ついでにちゃんと課題を起票していた去年の私のことも)褒めてあげたい。
1年経ってしみじみ実感したBacklogの真価
ということで、本ブログのタイトルを回収させていただくと、Backlogが真価を発揮したのは「365日後」になるわけですが、案件によってこの期間は変わってくるかと思います。
今回、心の底から思ったのは、Backlogは繰り返される案件・業務の管理にうってつけだということ。いま目の前で進行しているプロジェクトを効率的に管理できることはもちろん、蓄積されていく情報からメリットを得やすいのが、「2巡目」以降だということ。属人化しやすいノウハウや、当事者以外に伝わりづらい「経緯」を残しやすいため、チームでの利用に向いていること。
私はヌーラボのコンテンツ制作を担当する者として、Backlogの魅力、導入のメリットを伝えるコンテンツを制作しています。もちろん、今回紹介したような効果があるということは理解していましたし、お客様からも何度も伺いました。記事として発信もしてきました。でも、自らその効果を体験して、しみじみと感じたわけです。「Backlogすげえな」と。
つい先日、ヌーラボのバックログスイーパーがASCIIさんの取材記事で ”Backlogを使いこなせば景色が変わる。その景色をお客様に見せたい” と語っていました。けだし明言だと思ってはいましたが、今回の件で「その景色を見せたい」という気持ちにより共感できるようになった気がします。
来年、Backlog World 2025開催の際は、きっと同じように制作プロジェクトが走ります。その頃には過去2年分の情報がつまったBacklogがあるので、もっと効率良く進められるようになっているはず。再来年もその先も、もしチームのメンバーが変わっていたとしても、仕事はどんどん手際よく、洗練されていく。
Backlogってそんなすごいツールなんだよ、ということを今後もお伝えしていきたいなと思う次第です。