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東谷みんなで楽しくにほんごひろば「みんにち!」オープン

こんにちは、「地域と日本語教師の会@川西」のユン有子と申します。

2024年、この度、川西市市民協働事業に選定されまして、川西市北部で最初の日本語教室を立ち上げることになりました。


場所は、東谷公民館
教室の時間は、毎週水曜日 17時~18時50分
教室オープンは、2024年4月24日(水)を予定しています。


私たちは、今まで、川西市南部にある「総合センター」の「けんけん日本語ひろば」という教室で、外国に繋がる子どもたちに日本語支援、教科学習の補助をしてきました。

また、子どもの送り迎えにくる保護者の方にも日本語支援をしてきました。
それをモデルにして、川西市北部地域でも同じことをしていきたいと思っています。

しようと思っていること

・日本語の力を伸ばす


「日本語ができる」というのはどういうことをいうのでしょうか?

私たちは、「日本語(ことば)ができる」ということを、

漢字をいくつ知っている、日本語能力検定試験で何レベルだ、初級の教科書をどこまで学習した・・といったことではなく、

日本語を含む自分の言語を使って社会に参加し、自分らしく幸せに生活できるようになることだと考えています。

そのためには教え、教えられる関係ではなく、多様な言語背景をもつ人達同士が「みんなで 楽しく 日本語を学ぶ、日本語で学び合う、一緒に成長していく」という、対等な対話ができる環境づくりが必要です。

私たちは、この東谷の教室がそのような場所になればいいなという想いを込めて、

「みんなで=inclusive 」
「楽しく=diversity」
「ひろば=empowerment」


「東谷 みんなで 楽しく にほんごひろば」、略して、「みんにち!」と名づけました。

そして、日本で学校生活を送る子どもたちにとっては、「ことば(日本語)の力を伸ばす」ということは、即ち「学力保障」をしていくということに直結しています。

・行政×地域×学校との連携

外国に繋がる子どもたちの日本語教育、学力保障の問題に関しては、子どもたちに関わる人たち全員で連携して取り組んでいきたいと考えています。

私は、言語通訳支援員として入り込みで支援をする中で、多くの負担が担任の先生、たった1人の肩にのしかかっている状況を見ました。
私たちは地域の側からできることをしていきたいと思い、今まで活動してきました。


・ことばの力を引き出す「DLAアセスメント」の実施


そして、私たちは今まで関わってきた外国に繋がる子どもたちにDLAアセスメントを行い、学校でのサポートに役立てて頂こうと、レポートを提出してきました。

往々にして、外国から来たり、複数の言語で養育を受けたりしている子どもたちは、日本の学校カリキュラムの中では、一律の評価基準で測られ、「日本語ができない子」「勉強ができない子」という評価がつきがちです。

この対面で行うDLAアセスメントは、「できない子」というレッテルを張られがちな子どもたちのうちにある豊かな複言語の「ことばの力」を引き出し、その子にあった「評価」をすることによって、子どもたちの「ことばの力」をエンパワーメントする試みです。

以下に、私が書いているDLAアセスメントのレポートのサンプルをご紹介します。

教室に来てくれた日に保護者の許可を得て、実施します。


手厚い個別的支援(サバイバル日本語)が必要か、取り出しによる個別的支援が必要か、在籍学級で必要に応じた支援が必要か、など学校現場での判断材料にもして頂けます。
その子の言語風景を知ってもらうために、なるべく分かりやすく書くように試みています。
また、役に立ちそうなツールなどがあれば紹介したいと思っております。

希望される方には、DLAアセスメントを引き続き、行っていきたいと考えています。

・支援者の育成


私たちは多くの人の助けを必要としています。
志を同じくする方々と繋がっていきたいです。
準備が整い次第、養成講座やワークショップも随時、行っていきたいと考えています。

いっしょに活動してくださる仲間たちといっしょに考え、共に成長していくことが私たちの目標です。

本当に小さな小さな1歩ですが、この教室を地域の皆様といっしょに作っていけたらと思っております。

読んで下さってありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。



地域と日本語教師の会@川西 共同代表
 ユン有子


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