統合失調症の母の話② 幼稚園編

私が覚えてる限り、最初に母に対する違和感を感じたのは幼稚園の時でした。
お友達はお母さんが迎えに来るのに、私のお迎えはお父さんでした。
「なんで?」と何度か父に聞いた記憶があります。うろ覚えですが、「お母さんは他のお母さん達とあまり上手くやれない」といったようなことを、幼稚園児の私に正直に教えてくれたような気がします(笑)
でもそのおかげで、幼稚園児の私は「ああそうなんだ。」と、お父さんが迎えに来ることに納得していたと思います。

今でもよく覚えているのは、ある友達がジャングルジムで遊んでいた時に「え~、〇〇ちゃんはダメ。」と言われた時のことです。
その子は双子だったのですが、双子のもう片方の子が「いいじゃん。一緒に遊ぼうよ。」と言ってくれました。
これを母に言ったか何かで母がこの出来事を知った時、母は鬼のような形相で「あいつめ!」と言ったようなことを言っていました。
私自身は、「ダメ」と言われた時には傷ついたけど、「いいじゃん」と言ってくれたもう片方の子がいたので、この子は優しいなと考えていました。
しかし、たぶん母が「あの子達とは仲良くしない方が良い」みたいなことを言ったのか、何となく私は二人ともに対して苦手意識をずっと持ったままになりました。(その子達とは中学まで同じでした。)

こんな感じで、幼稚園の時の記憶はうっすらですが、「うちは何か他の家と違うんだな。」ということは既に認識していたと思います。
しかし、父がしっかりしていたこともあり、特にこれと言った出来事もなく、私はそのまま無事に幼稚園時代を終えました。
ただ母は教育ママだったようで、私は3歳くらいの時ピアノ(と公文?)の習い事を始めました。

次は小学校時代に続きます。

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