オススメ映画④
今日は長崎産のブリが安く手に入ったので、またもブリ鍋にしました。
新玉をカツオの削り節と生姜で煮て、ウコン味噌で味付け。そこにブリと舞茸を入れて、少し煮込んで完成です。
ウコン味噌のおかげで、新玉が金色がかって、なんとも高貴な気分になります。
出汁に使ったカツオ節は、鍋から出さずに、そのまま一緒にいただきます。
料理研究家の土井善晴先生は、著書「一汁一菜」で、出汁を取るときは、お味噌汁にそのままカツオ節を入れて、そのままカツオ節も食べたらいいと仰っていて、確かに…!と思って、実践しています。
今日もいいお食事タイムでした。
ということで、今日もオススメ映画をご紹介。
今日は、去年観た映画トップ3を発表します。
①ミッドサマー
長編作デビュー間もない「アリアスター」監督の最新作。
不慮の事故で家族を失った主人公が、恋人とその友人たちと、友人の故郷で行われる「90年に一度の祝祭」に出かけ、その村で起こる事件に巻き込まれていくストーリーです。
一言でお伝えすると、THE 人間が怖い映画でした。
オープニングから不協和音が流れ、不穏が全面に漂っていましたね。そして、観終わった後は、全身がずっとブルブル震えて、とにかく温かいものが飲みたくなった作品でした。あんなに身体中が震えたのは、園子温監督の「冷たい熱帯魚」を観て以来かもしれません。
人は喪失感の中で共感(というより同調)を得ると、共感・同調してくれる人(コミュニティ)に居心地の良さを感じて、そのコミュニティを自分の居場所にしていくのだな(例えどんな信念を持っていたとしても)と思いました。
共感・同調の恐ろしさとコミュニティの大切さついて、考えさせられる作品。
②キャッツ
言わずと知れたミュージカルの金字塔の映画化です。人間に飼われることを拒む猫たちが一夜限りの「舞踏会」に参加。舞踏会で様々な芸を見せ、選ばれると、生まれ変わる権利をもらうため、各々芸を魅せるお話。
この作品、実はラジー賞という最低映画の祭典で圧倒的勝利を得た作品なんですが、わたしはそうは思いませんでした。
ミュージカルのキャッツを観たことがないから、そうなのかもしれません。
ただ、個人的には拍手喝采な作品でした。
まず、こちら、主人公は猫の姿をしていて、一見猫の世界のお話ですが、人間の話だと思います。
自分らしく生きること、自分を信じること、自分はなぜ生まれたのか、どんな希望を持って生きるのか、そんなことを問いかけている作品でした。
見どころはたくさんありますが、1つあげるとするならば。
スターダムから転落した猫をジェニファーハドソンが演じているのですが、彼女が歌う「メモリー」は、辛い思いをしてきた彼女だからこそ、より迫力を感じる歌になったのだと思います。
③神と共に〜第一章 罪と罰
韓国の大ヒット映画で、漫画を実写化した作品です。人は亡くなると、49日間に7つの裁判にかけられ、全て無罪だった場合、生まれ変われるという掟があるそうで、物語は主人公の消防士が命を落とすシーンから始まります。
亡くなった主人公の前に現れた3人の弁護人。
彼らのサポートのおかげで、善人である主人公は無罪を認められていくのですが、裁判が進むに連れて、その雲行きが怪しくなる…そんなお話です。
この作品が、2020年のベスト映画ですね。
主人公の生き様が素晴らしかったですし、韓国映画独特のしつこいくらいの、人情と家族愛を感じる作品で、何度も泣きました。もう観終わった頃には、目が開きませんでしたね。
翌日、第二章を観に行ったくらい、夢中になりました(第二章は歴史的な話になって、個人的には一章の方が好みでした)。
例え、周りの人に理解してもらえなくても、相手を想って、自分に素直に生きることの大切さを感じる作品でした。
今日の1曲:ジェニファーハドソンで「メモリー」とテイラースウィフトで「マキャヴィティ」
(マキャヴィティをかっこいいという方には失礼かもしれませんが、すごくバブリーで昔にタイムスリップした感じで、思わずニヤけました)
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