【映画】自分を許す
映画が好きです。
でも映画鑑賞が趣味というレベルなわけではなく、詳しいわけでもなく、好きな映画がたくさんあって、映画好きな方と話をすることが好きです。
映画の素晴らしさを簡単に言うと、自分にとって知らない世界を見れたり、知らない感情を味わえたり、迷っていることへのヒントをもらえるところ。
あなたは映画好きですか?
どんな映画のどこが好きですか?
先日とある方に映画をオススメいただいて、観たところ…
ものすごく良かった!その映画とは…「ダイバージェント」です。
◎ストーリー
世界がなぜか朽ち果てて、人が生きているのはアメリカ・シカゴだけ。
シカゴに住む人は、5つの種類に分かれて、それぞれのタイプが集まる街(というかコミュニティー?ここでは、カテゴリーと呼ぶことにします)で暮らしています。
その5つは、①勇敢といって警察とか軍事をやる方②平和といって農業を行う方③高潔といって裁判官みたいな正直さを重んじる方④博学といって情報や分析が得意な方⑤無欲といって奉仕の精神がある方。
あとは⑥どこにも属さない無派閥・ならず者になっちゃう方もいます。
大人になると、自分がどのカテゴリーで生きていくのか決めることができます。というか決めなきゃいけません。
自分の才能を発揮できれば、生まれたカテゴリーでもいいし、違ってもいい。ただ、決めたら変えることはできません。
主人公のトリスは、親とは別の「勇敢(街の防衛軍)」への憧れがあって、生まれたところとは別のカテゴリー入って、すっごい体を鍛えて、街を守ろうとします。で、恋もする。
なんですが、実は彼女は、カテゴリー分けすることができない「ダイバージェント(異端者)」と呼ばれる世にも珍しいタイプだったんです。
そんな彼女の命を狙う人が現れて…
というお話です。
◎感想
2014年に第1弾が公開されて大ヒットしたらしく、第3弾まであります。
3作全部観ましてね、その結果。
「2、最高…!」でした。
主人公のトリスの中には、いろいろな自分がいるんです。
正直だったり、勇ましかったり、恋して相手を愛おしく思ったり、友人や家族のために戦ったり、頭の良さを発揮したり。
でも、勇敢な世界では正直さとか愛とか頭の良さは要らなかったり、友人や家族のためにしたことが自分の足を引っ張ったりと、勇ましいこと以外はしない方が生きやすいんです。
それどころか、勇ましさ以外も持っていることで命を狙われます、危険!
生きるか死ぬかで大変ですが、トリスにとってもっと大変なことは、自分の中にいろんな自分がいることを怒っていて、許せなくなっていること。
家族を救いたくてやったことが仲間を傷つけていたり、正直に言ったことが人を傷つけて追い込んでしまったり。
そんな自分が許せなくて、生きていていいのかと、悩んでしまいます。
でも、2の最後にトリスは自分を許す感覚を味わいます。
自分の中にいる自分を認めた結果、とあることができて世界を救うんです。
素晴らしい…!
いろんな自分がいることを認めるってことは、
5つのカテゴリーの方が大事にしているもの・価値観を理解できるし、いろんな考え方を受け入れることができる。
許すって、あなたはどんな感覚ですか?
わたしは、怒っている自分がいたり、悲しんでいる自分がいたら、
別の自分が出てきて、そう思ったんだー、そっかそっか、と
優しい目で見守ってくれる感じです。
で、怒っているタイムが過ぎ去ったら
「で、どした?なんで??」と聞いて、なんでか考える。
そうすると、
自分が何にもやもやしていたのか、何で怒っていたのか、
自分の怒りポイントがわかって、すっきりします。
こういう感じを許すことだと思ってます。
自分を許すことを映像で観せてくれたのがこの映画でした。
今日のまとめ。
この映画「ダイバージェントNEO(2)」は、
・自分の中にいるいろんな自分に気づいて許す(あのシーンのイメージ)
・いろんな自分がいることで、いろんな価値観を理解できて、人を理解できる
・その上で、自分が大事にしている価値観を守りながら、折り合いをつけながら生きる
と感じた映画でした。あー、面白かった!
余談ですが、主人公・トリスと主人公の兄・ケイレブの2人が主演した別の映画「きっと、星のせいじゃない」は人生のベスト10に入るくらい好きな映画です…!
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