【日記】塩の力
こんばんは。2021年も11日が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
わたしはというと、年末から年始にかけて「何もしない」をしました…!
31日にたっぷりの量のおでんを作りまして、鍋ごとストーブにかけて、コタツに入りながら具を加えつつずっと食べるという、可動域3mくらいの暮らし。
食べること以外に、やったことと言えば、祖父や祖母のお仏壇に手を合わせたこと、家族や親戚と話したこと、台所に立って母とお雑煮を作ったこと、テレビを見て爆笑したこと、くらいですかね。
本当に何もしない時間で、こんなお正月は初めてで、すごく贅沢な気分でした。
そうそう、突然ですが、塩ってすごいですね。
このお正月は、母と台所に立ちたいなと思って、お雑煮を教えてほしいとリクエストしました。
母がたまたま職場でハマグリを頂いてきたので、それを出汁にして、お雑煮を作ったわけです。
塩抜きが済んだハマグリを水からじっくりと火にかけて、沸騰してきたら、椎茸を加えます。確か、少しお醤油を入れて、味付け。
ここで味見をしました。
ん、美味しい…!のですが、ハマグリと椎茸とお醤油がそれぞれの味を出していて、なんだかバラバラ。
昔、ほら、あのJリーグがめっちゃ人気の頃、スーパー選抜チームで対戦した時みたいに1人1人は素晴らしい選手なんですが、チームのまとまりはというと、、、な感じ(サッカーに全く明るくないですが、夢中になっていた頃の記憶を辿ってみました)
そこで母が一言。「塩を入れよう」と。
塩をINして、もう一度味見をすると、あら不思議。
味がしまって、まとまりがある。
机の上に散らばった消しゴムのカスを丸めたら、いつの間にか一つになってて、「え、これ実は練り消しだった…?」ってくらい、まとまっていました。
や、練り消しの例えはちょっと違いますね。
とにかく、塩を一ひとつまみ入れただけで、味にスッと一本、筋が通って、その筋が鼻から頭に通ったような感じでした。
これを味が締まるというのか…と、またもお料理の楽しさを知ったお正月でした。
で、あれから、お料理をすることがますます楽しくなりました。
冬になると、太る癖があるのですが、このお正月は色んなものを作っては食べていて、今ちょっとぽっちゃりしています。
みなさま、本年もよろしくお願いいたします。