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不妊治療の前に子宮筋腫を摘出するか迷った話

こんにちは。

私はブライダルチェックで子宮筋腫が見つかり、不妊治療でステップして体外受精を始める前に、子宮筋腫を摘出しました。(不妊治療の経緯はこちら
筋腫を摘出するかすごく悩んだので、悩みのプロセス、決断した理由を書いてみます。


子宮筋腫が見つかった経緯

結婚したのが37歳と高齢出産にあたる年齢だったので、まずは妊娠できる身体か確認しようと、近所の産婦人科でブライダルチェックを受けたときに、子宮筋腫が見つかりました。
ただし場所も大きさも妊娠に大きな影響を与えない状態でした。
お医者さんも他の先生に「これ、とった方がいいかなー。とらなくても大丈夫だけどねぇ・・・」と相談したり、看護婦さんに「あなたならとる?どうする?」って聞いたりするくらい。

「ああ、お医者さんも唯一の正解をもっているわけではないんだな」と感じました。

子宮筋腫を摘出すると、半年間は子宮の回復を待つため妊娠ができません。
なので、摘出して半年待つか、そのまま妊活を開始するか、決断する必要がありました。

セカンドオピニオンを聞く

決断するにはもう少しいろいろな意見が聞きたいと思い、友人に紹介してもらった別の婦人科でも相談してみることにしました。
その先生の判断は「場所的にも手術しなくて大丈夫。神経質にならなくてもいいよ。」とのことでした。

2人の先生から「この子宮筋腫は妊娠に影響はない」というお墨付きをもらったので、まずは子宮筋腫がある状態で妊活を始めることにしました。

体外受精開始の前に3人目の医師の意見を聞く

仕事が忙しかったので、間を空けながらも1年ほど、タイミング療法、人工授精にトライしましたが、実らず、体外受精へのステップアップを決めました。

体外受精は万全の体調でおこないたいと考え、仕事も退職し、身体を整えることにしました。子宮筋腫をどうするかもう一度考えようと、3人目の医師に相談しました。

そのお医者さんは
・妊娠に影響はないが、摘出してから妊娠をした方が、体に負担がないのではないか。
・理論的には今、筋腫にいっている分の血液を子宮に戻した方が着床率もあがるはず。
・年齢が気になるからこそ、リスクを減らしてから妊娠をした方がいいのではないか
というご意見でした。

子宮筋腫摘出を決断した理由

このとき、39歳。
筋腫を摘出して半年妊娠できないとなると、妊娠は最短で40歳になるという時期でした。焦りがありました。
けれど「年齢が気になるからこそ、リスクを減らした方がいいのではないか」という意見が心から納得できたし、仕事もやめて不妊治療に専念するのだから気になるリスクは減らそうと思い、摘出する決断に至りました。

最初に筋腫が見つかった時に、摘出しておけばよかったと、本当に悔しく思いましたが、「後悔しても仕方ない、今どうするかだよね。」と旦那さんが前向きでいてくれたことで助けられました。

妊活中に子宮筋腫を摘出するメリット・デメリット

摘出して半年後、ステップアップして体外受精にトライし、2回の採卵、1回の移植で妊娠することができました。
子宮筋腫を摘出していなくても、妊娠できたかもしれません。なので、子宮筋腫を摘出したから妊娠できたのだとはいえません。
ただ、体外受精もすぐに実り、高齢出産ながら、妊娠中、出産後のトラブルもまったくなかったのは、筋腫を摘出したおかげも少しあるのかなと感じていて、結果、摘出してよかったと考えています。

もちろん、妊活中に子宮筋腫を摘出するデメリットもあります。
1.  半年間は子宮の回復を待つため妊娠ができない
年齢を重ねるほど、妊娠率が下がるのは事実ですし、高齢妊活の方には特に半年は大きいと思います。
2. 開腹手術で摘出した場合、帝王切開になる
私は筋腫が大きく、腹腔鏡下手術ではなく、開腹手術でした。
基本的に一度開腹手術をしている妊婦は予定帝王切開になります。(自然分娩が可能な病院もあるようです)これはデメリットになるか人それぞれだと思いますが、自然分娩を望む方にはデメリットとなります。

子宮筋腫を摘出するか悩んだときにおすすめすること

妊活中、あるいはその前に、子宮筋腫があるとわかったときにおすすめするのは、セカンドオピニオンを聞いてみることです。(あまり聞きすぎると迷ってしまうかもしれないので、2人か3人。)
自分が信頼できる医師に出会えて、自分が納得できる決断をするのが一番です。

もし、子宮筋腫がなくても、定期的に婦人科を受診することもおすすめします。
婦人科ってなかなか敷居が高いですが、結婚前から信頼できる婦人科を探して通っていればよかったなと思います。

参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます!

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