不妊治療を旦那さんとうまく進めるために大事なこと
こんにちは。今日は不妊治療を進めるときの夫婦のパートナーシップについてです。(不妊治療の経緯はこちら)
不妊治療は夫婦で一緒にがんばっていくものですが、身体に負担がかかったり、精神的に落ち込んだり、決断することも多く、足並みをそろえていくのはなかなか難しいこともあるかなと思います。
私が夫と不妊治療を進める上で、大事だと思ったポイントを書いてみます。ご夫婦の関係性にも、不妊治療の状況にもよるのでケースバイケースですがひとつの事例として。
私たち夫婦について
まず前提として、私たち夫婦についてお伝えします。
こんな感じで、共通の趣味などはないのですが、よく会話をする方かと思います。夫が落ち着いているからか?!あまり喧嘩はしません。
専門的な話は専門家に任せる
夫はロジカルに考え、私はロジカルに考えてようとがんばって、結局直感で決めるタイプです(笑)
なので、物事を論理立てて説明するのがそれほど得意ではありません。
不妊治療では、医学的なことも含めて、多くのことを理解し、検討する必要があります。
私は自分ですべて説明せず、クリニックに一緒に行ってもらって、医師や培養士さんと話してもらうようにしました。
専門家は、素人にも理解しやすく話し、質問にも的確に答えてくださいます。
それをふまえて、「こうしたいと思うんだけど、どうかな?」と話し合うと、議論になることなく、良い雰囲気で合意しながら進めていくことができました。
ただ、採精の方法も説明せずにいきなり行ってもらったので、かなりびっくりしていました(笑)そこは事前に説明しておけばよかったなと思っています(笑)
自分がリードして進める
不妊治療は、クリニック選び、治療方法、時期などたくさんの決めることがあります。それぞれ、すべての選択肢を示して「どうしようか?」と話すのではなく、「こうしたい」あるいは「これとこれで迷っている」と選択肢をしぼってから話すようにしていました。
我が家は、休日の過ごし方、旅行などもだいたい私がアレンジしているので、このスタイルが慣れていてうまくいったのかもしれません。
やはり不妊治療は女性が通院回数も多いですし、情報も多く得やすいので、もちろん2人で一緒に進めるものですが、女性がリードしてもいいのではないかなと思います。
しんどい時は「本音」を伝える
1人目の不妊治療を機に退職した時、心理カウンセリングの勉強をしました。そのときに、「不安や不満、怒りの奥には本音が隠れている」ということを学びました。
たとえば、私は不妊治療がうまくいかなかったらどうしようという不安を抱えていました。その不安の奥の奥を探ってみると、「子どもが持てなくて旦那さんに悲しい思いをさせて、自分も罪悪感をもって生きるのが怖い」という思いが隠れていました。
その思いを夫に伝えると、「子どもがいない今はプラマイゼロ。子どもができたらプラスだけど、できなくてもマイナスにはならないよー!今のままでいいじゃん。」と言ってくれました。夫は私に気を遣っている様子でもなく、「子どもが授かれなくても旦那さんは悲しまないんだ!」と驚いたのを覚えています。
本音を伝えてみたら、夫の本音も知ることができました。その時、「子どもを授かれても授かれなくてもいい」と思えて、思い切って不妊治療を進められるようになりました。
不妊治療は精神的にアップダウンが多いです。そんなとき、
「なんでもっと積極的になってくれないの!」
「なんで自分ばっかりうまくいかないの!」
不安や不満を感じるのは当たり前だと思います。ただその思いの奥には、なかなか人に伝えづらい本音が隠れていることがあるかもしれません。
怒りをぶつけると傷つけあってしまうことがありますが、本音は伝えても人を傷つけないです。もちろん望み通りの受け答えが返ってくるとは限りませんが、伝えたことで自分の気持ちも整理されて一歩進めるんじゃないかと思います。
私は、不妊治療を通して自分の本音を夫に伝え、よりわかりあえたなと思っています。
今日も、読んでいただきありがとうございます!