
2016 philippine滞在記#1
1日目ーー20160426
月が横から見える夜間飛行を終えて深夜の空港。美穂ちゃんにおせてもろたクーポンタクシーに乗りこむと同時に口が勝手にニコニコ笑いっぱなし。「懐かしい」としか言いようのない街の風情。クラクション鳴き交わす路上。無事ホテルついてモロくんと乾杯。70年代トラウマ映像話(私がなぜ海難事故にこだわりがあるのか?)とか。2:30すぎ就寝。 #tex
なんか子供の頃の大阪の街の雰囲気思い出して口角上がっちゃったんですよね。まじクーポンタクシー情報助かりました! さっきは一人で朝市行ってきたんすが、さすがにニコニコは封印。カラマンシー絞って食べるお粥が絶品でした。25php
2日目ーー20160427
朝も元気に鳴き交わす鉄の鳥たち。朝市逍遙。カラマンシーを搾る粥美味。どこか某アニメキャラを思わせる武田力氏に再会。ナショナルミュージアムへ。電車の乗り方、屋台の買い物、ジプニーの快速。。。アテンド感謝! ボルテスV熱唱してモロくん去る。SFのことよく思い出してた #tex
SFとは90年代に3か月だが滞在していたサンフランシスコのこと。昨日は70年代大阪を参照してたけど、この日は「グリーンカードとって移民するぞ!」とまで思い詰め惚れてたカリフォルニアを参照してた。ラテン系の人らが居住するミッション地区があまりに似てたので。
このようにマニラを「XXに似てる」といちいち過去の記憶と引きあわせるのは、いかにも「いまここ」に注力できない昔話好きな年寄りだが、過去の記憶がちゃんとあるのは悪いことではないし、とにかくベタ惚れしそうだから、なのかもね。
3日目ーー20160428
順子さんは山へ壺さがしに、私は海に藻屑をさがしに、ということになりそうなので、いきなりの予定変更。wifi通じそうな店が実はダメってのはこの国ではよくあること。ホテル戻って弱い電波を大事に使い調べ物鳩首会議飲み昼寝。夜はエクスポのバーへ。Farmers' Oyster は神の食べ物で、サンミゲルは神の飲み物だ! #tex
4日目--20160429
CubaoのバスターミナルでBaguioに向かう順子さんを見送る。反町さんによろしく! メンバーが一人ずつ減っていくなぁ。
さておきイントラムロスに行こうとてバスに乗り込むも渋滞でなかなか。電車乗り換える時'Takoyaki ' 発見! 初ラッシュ経験。移動のひとつひとつを味わうのが旅。
イントラムロスで華僑博物館を見て。。。弾痕の残る古そうな建物。モニュメント。教会。ここで起こったことをほとんどの日本人は知らないし、当地の人は知ってるのだ。
夕立ちが気持ちよかった。ジプニーの前に乗ってみた。りっきーが右半身を雨に打たれて陶然としている。311後の東京を思わせる暗さの「秋葉」を抜けていく。LEDのイルミネーションが滲む。
夜はいつものCubao Expoで飲む。どこへ行くのか、と。
5日目--20160430
海へ移動。朝からsubic, coronのダイブショップとメールしまくりで混乱。失敗も。炎天のバスターミナルでOlongapo行きに滑り込む。最後部5人掛けんとこに6人で詰め込まれるw 週末の始まりだ!
交差点に大きなモニュメント。バタアンを過ぎる。バス一杯に乗り合わせた人々は寝てるかスマホいじってるか楽しそうにおしゃべりしてるかなので、とても過去を想像しづらい。そういえばフィリピンに来てから仕事してる人で仏頂面とかしんどそうな人みてない。みんな楽しそうに働いてる。 #tex
プチ山道経験しつつ意外と3時間ほどで着き、海辺を行くジプニー。マンガビーチのArizona Dive Shop 着。あまりのリゾート感に私のタイム感はバグり、りっきーはタコ踊りをはじめたw
メールでやりとりしていたKentは巨大なオーストラリア人で、「トゥモローモーニング アイト ユー カム」なんて私が一等苦手とするオージー英語でおっしゃるので不安だが、まぁスキューバはジェスチャーコミュニケーションだからなんとかなるだろう。
意外にシーフードを食わせる小洒落た店みたいなのがなくてマニラでもよく食べた庶民的な食堂へ。春巻き、豆腐、イワシ唐揚げ、どれもうまいが豆のスープが絶品! ブラジルのフェイジョアーダみたい。ここでも南米との繋がりを感じる。サンミゲルわざわざ買ってきてもらって二人で。225php #tex
6日目ーー20160501
朝の浜辺をお散歩。だいたいこっちの人朝早いからビーチは7時前から海水浴の子供らでワイワイ。朝飯後、いよいよ潜る。ギアチェックも、マスクに唾吐いて曇り止めするのも懐かしい。昔習った踊りを思い出すように。潜行スムーズも耳抜きに手間取り中性浮力はダメすぎでバタつきっぱなしも、ダイブマスターJamesは親切にアドバイスしてくれる。誰もバカにしたりしない。フェリーのチケットプリントアウト頼んだときも、ダイブショップの女性は「お金なんていいのよ! あなたはうちのゲスト!」---- ダイビングはお金のかかるレジャーだけど、命もまぁかかるものだから、それだけ人としてキチンとしたコミュニティなんだろう。
残念ながら日本船(鴨緑丸)などには潜れなかった。アメリカの軍艦が近くに停泊中のためらしい。コロンを本番と考えて、今回はアメリカ(NY)およびスペイン(EL CAPTIN)の沈船に潜った。20年近いブランクを埋めるリハビリとして。すっかり生き物に覆われた巨大な人工物。30mの砲身。魚やイソギンチャク、貝たちの住処。タコはたまにでっかいのを見るよ、と年間500本はかたいシニアなダイブマスターが。 #tex
戦没船というからには、日本軍によって沈められた船もあるってこと。潜ったNYはそのひとつ
7日目----20160502。4:30に目が覚めたので夜明けを見に出た。まだ暗いけど鶏は鳴き出してる。朝4時台に朝食を食べてるコたちは早朝から海へダイビング教習にいくのかも。下弦の三日月、銅色の火星。そばに土星とアンタレス。夏の三角。この空を昔見ていた人びとは?
#tex #遠足協会
5時を過ぎれば商店はもう用意を始める。朝ごはんに初めてのシニガン。豚肉の塊と筍他野菜たっぷりで美味しかった!
スービックの歴史を調査したいりっきーが歴史博物館の類についてフロントに質問するも要領を得ないので、とりあえずGoogle mapにあるオロンガポのミュージアムに行こうと青ジプニー(7php)へ。隣に座った男性が滞在について聞いてきたので(観光地ではよくあることだ)沈船ダイブをしにきたこと、連れはアーティストで、スービックの歴史を調べたいのでいいとこないですか的に質問してみる。現役時代は大学で政治学と教養科目を担当していた方でした。トライシクルの運ちゃんに聞いてくれたのだが、くだんのミュージアムは巨大モールに取って代わられたとのこと。「じゃあ市役所の観光案内所に行ってみるといいよ」ってことで値段交渉もしてくれる(30php)。
当地のミュージアムは軒並み閉まっていて、オロンガポの歴史を描いた20ほどのジオラマ(こっちの人ジオラマ好きだな。かなり見応えある)が市役所で公開されているだけ。おそらく全部まとめて大きいの建て替えるんでしょうね。観光案内所はボスっぽいフィフィ以下、学生インターンの美男美女もやる気満々。エコツーリズムを意識した地方都市で、切り立つ山を背負った伊豆っぽい海な感じ(シーフード食べれへんかったけど)。
ヴィクトリーライナーでマニラ・クバオまで3時間。通路向かいの美女が熱い眼差しで見つめぱなし。何かと話しかけてくるし、これは絶対りっきー狙いだと思うんだがなぁ〜〜。私は「マッカーノ?」と聞くべきところをつい「マハルキター」って言っちゃいそうになるし、今日はなにかとやゔぁい日かもしれんw
Qモールで野菜買ってジプニーでJKさんとこへ。ようやく会えた〜〜。なるほどこんな感じかぁ〜。ボディワークの教室をやってる間シャワったりして休憩してタコパの準備。モロくんとりっきーが釣るべきところボウズだったので買ってきたやつを解凍。肝を抜くところでイェンイェンが期待どおりdisgusting な反応してくれるのできゃっきゃしながら写真にとる。KARNAVALのロゴをデザインした若き才能がアシスタントを務めてくれて飯スタント。タコとアボカドの前菜(タカハシくんのお母さんレシピね)、タコのカルパッチョにタコチョプスイ。お肉もごはんもチャウメンも筆谷さんのお酒ももウィスキーもたっぷりあって、人もたくさん! 日本から到着したばかりの石神さんとAAF以来の再会。いろんな人と喋ったなぁー。
オロンガポ市役所のジオラマ展示で「悪のシンジケートの象徴」として勇敢な市長?市民?に踏みつけられていた大ダコ。そういえばルソン島北部をタコの頭と見立てれば、フィリピンの国土全体が見事なタコに見えてくるイメージ。戦争と自然災害、PETA、NIPAF、フィリピンにおけるアートムーブメントの世代の話やどこにでもある「自由な表現と食べていくこと」問題。。。まぁなんしか1リットル入りのサンミゲルは最高ね!
8日目ーー20160503
日本は憲法記念日ですね。かもめマシーンの「俺が世」はいかがだったでしょうか?
だいたい1週間もするとようやくタイム感が合ってきて、人にぶつからずにすり抜けられるようになる。ジプニー乗る時は相変わらず頭ぶつけるけどね。OJTをりっきーにしてもらってるわけだが、まだ一人で乗り降りしてないしなぁ〜。何かと不安はあるが旅は人を成長させるよ。
8時にでて、しっかり朝ごはんーーモロくんの好きな店ねーーりっきーの食っていたチキンカレーは、宮崎滔天がシンガポールの獄で食してはなはだ感じ入ったというマレー食に似たものたらん。美味なり(宮崎滔天調)。
そうこうしても9時前には出発したのに北埠頭に辿り着くまでしっかり1時間半強かかった。ジプニー二台、高架鉄道、徒歩、最後にトライシクルで100php。飛行機に比べて断然経験が浅いーー日本でも船旅はけっこうドキドキだ。ここならなおさら。港湾使用税に95phpかかる。めんどくさいなとおもった「eTicketのコピー2通、IDとクレジットカードの券面コピー」全部必須やった。スービックのダイブショップで用意しといてほんとよかった。
もうフェリーに乗り込めただけで一仕事っつうか今日の仕事成し遂げた感がすごい。缶しかないけど60phpのサンミゲルで乾杯!
13:30をたっぷり過ぎてようやく出航。巨大貨物船と海上生活者の手作り住居の対比。茶色い海。マニラ湾。下には日本船がたっぷり沈んでいる。
昼寝とサンミゲルと昼寝とトワイライトとサンミゲルとサンセット(緑の光線!)と夕食と北極星地を這う星空とサンミゲルとシャワーと読書とサンミゲルを互い違いに。歌について問われたのだが、そういえば「ハリケーンドロシー」があったな、と思う。
マニラを後にレイテに向かった船団、コロンに難を避けようとした船たち、海の下のこと、陸地よりもずっと逃げ場のないこの感じ。戦国Turbにケロロ軍曹。思うのは星の数ほど。
9日目----20160504 wed.
3:30頃甲板へ。真っ赤な三日月が昇りかける。高いところにある火星を伴ったさそり座の横に、初めてはっきりと射手座の全貌。その横には山羊座があるはずだが靄ってるせいか見えない。夏の三角とクリアな銀河の流れ。
ジャングルめいた島影の向こうが暗い紅から順に明けて来る頃着岸。一目で長閑なよいところとわかる夜明けの港町。「タコ、イカ、カニが漁れたら買い取ります」の看板。超小さい街なはずだけど中華料理の漢字看板ちらほら。タコ食べるのかな?
優しい味の薄いクリームスープ(パスタ入り二人で30php?)の朝ごはん。ガンダムの顔面みたいなごついトライシクル100phpでBusanga sea dive resortへ。パラワン州の離島なので、スービックより一層「正しい意味でのダイブリゾート」な気がする。お客さんほぼ白人。飛行機の人も多そうだが、ここまで辿りつく本気度が違う感じ。チャラいところがないわけではないが、その質がスービックとは違う。ぼったくりの心配がない。りっきーは「驕りがなくて卑屈さがない感じ」と。
そういえば「シムーン」もいいんだな。蒸し暑さと肌を撫でる風の感じが音で表現されている。
街を攻めるりっきーと分かれてダイブショップへ。ダイブマスターはほぼ現地の人みたい。「LONLY PLANET」握りしめてスタッフと揉めてる白人青年、ピチピチセクシーなフィリピーナ連れの白人壮年。。。ギアを合わせつつ私が体重を言うと「3キロよ!」と声を投げる白人女性。。。うわぁ上手そうだな。3キロっぽっちのウエイトでうまく潜れるかしら?
壁コンセントから充電いただくのも、無料のコーヒーをお代わりするのも、このリゾートに足を踏み入れた時点ですべて「許されている」感がすごい。そしてレストラン、フロント、ダイブショップ全域が戦中日本船沈没のミュージアムになってる。沈む姿の横倒しになりあるいは折れ曲がりしたスケッチ、図面、秋津洲(戦艦?)近くから引き上げたという錆びてボロボロの魚雷。。。などなど。
1944年9月25日だったか。沈んだ貨物船オリンピア丸。いまは竜宮もかくやのきらめく珊瑚(生きてると柔らかく動くんだな!)に飾られ数限りない生物が住処にしている。戦争遺構にも色々あるけれど、これはそのなかでも最も豪奢な、幸せな(魚たちにとって)遺構かもしれない。
高い透明度とあまりの美しさに魅了されて、耳抜きもスムーズにいってすんなり潜れた(やっぱウエイト軽すぎて浮くのでダイブマスターMIKEにたくさん石?入れられた)。バディはクリスティーナ。モントリオールから姪のバーバラと。同行のオーストラリアに住んでいるというロジャーとその他一族で滞在中らしい。2本目は珊瑚礁。カラフルなウミウシ、お魚さんたちを単純に楽しむ。
ここもあの台風の通り道だったのかな。海辺の整地されっぷりは、どこも似ている。そのはてに市場。海ぶどうを買ってみる。
私は何をしてるのかな? ここんとこで4本も潜るとはーー25歳、伊豆でダイビングの資格をとって以来、全部で19本しか潜ってないのにね。ここは殿様ダイブではなく、Oリングを確認して装備を整えるとこから片付けまで船上でやるの、よかったな。バディがエア切れした時のためにひとつのレギュレーターを互い違いに吸って浮上するはなはだしくロマンチックな研修を思い出したり。
アルミタンクのぶつかる軽い衝撃音。空気を充填する音。それがダイブリゾートのサウンド。大統領選特番テレビを聞き流しながらの日没に、お得な航空券を譲り受ける相談。はい、またわたくし6月頭から渡比することにしました。KARNABALをみたいので(どんだけフィリピンはまっとんねん!)
10日目----20160505 thu.
世界が美しくなるのを見逃すのが惜しいばっかりに毎日早起き。特に複雑な湾の地形に包まれた海辺なら尚更。昔の船と乗組員が、どんな思いでこの湾に身を寄せたのか。飛行機さえ開発されてなければ隠れ通せたはずなのに。そういえば昨夜は戦争が開発したスポーツについて喋っていたな。スキューバもそのひとつ。
よそにお邪魔するときは、そこに住んでいる人のことを考えよ、とは、フィリピン行きを前にして複数の人から注意を受けたのだが、同じことはスキューバの教習でも最初に習う。水の下は魚たちの国で、宇宙飛行士のように地上の環境を持ち込んでお邪魔させていただくのだから、決して乱暴を働かないこと!
コロン・タウンにいるのだが、この島の名前はブスアンガ(コロン島は対岸にある)。島の西の方にあるブスアンガの街に行ってみよう、とするもバスは1日1便、ジプニーもいつ出ることやら。なのでトライシクルの運ちゃんに交渉すると、2000phpで往復と。たしかに高いが距離が距離(片道1時間半)なのでさもありなん。結局、海を選んだことで見られないと諦めていた農村を見られてよかった。距離感的には、バリのクタあたりからサンセットで有名な西の端の街に行く感じ? 行ったことないけど。
運ちゃんDennis との話。マニラ出身で、コロン港で働いてた時、妻のAndyと出会う。一人息子に三姉妹の父。道中学校があるといちいち指して教えてくれる。可愛い牛をいっぱい見た。焼畑、棕櫚、椰子、水田。。。やはりここは2013年のタイフーン・ヨランダにやられた島だった。港の空き地はいずこも同じ風情。
マングローブの入江に隠れるようなリゾートは、世界中どんな「毛細血管」も見逃さない西洋のバックパッカーたちが来るのかしら。マングローブは水木先生の戦記物に印象的に描かれているけど、何か用途はあるのか訊いてみると「炭にする」とのこと。そういえば奈良大宇陀の現場でBBQ用&寒さ対策にホームセンターで買った炭がマングローブ炭だったと記憶する。懐かしいなぁ〜。ちなみにDennis はフツーにタコ食べるって。やっぱり漁村だからかしら?
中華でランチーー久しぶりの箸! 無事帰りのフェリーも取れて、マキニット温泉行ってみようかと思ってたけど、さすがに遠すぎて時間切れなので、いつものカフェでサンミゲル飲みながらダラダラすることに。船に乗ったらwifiも充電もなしなので、最近どんどん長文になる日記、今のうちに投稿しちゃっとこー。
やっとitoとかditoとかわかってきたぐらい。mayroonやpuwedeは遠いako...
ヒトや動物が生きている匂い。分泌物、排泄物。モノが熟れ腐敗に向かう匂い。顔に首に汗でへばりつく髪。爪は垢で黒く染まる。同時に甘ったるい香水や石鹸の香り。。。細野晴臣の「ハリケーンドロシー」に歌われたような諸々が、ここでは当たり前だけど、日本でやってちゃ顰蹙だろうな。
サンミゲルでぼんやりした頭に港の汽笛が。そろそろ出発ですねぇ。。。
来た時は夜明け前だったから気づかなかったけど、相当な奇観。島影、尾根筋いちいちすごくて岩の壁がそそり立つような山は「バリハイ」を歌いたくなるほど。完全に外洋に出てしまうまで1時間以上かかる。
ちょいちょい短い睡眠を挟みながら、夕焼けを眺める、弁当ディナーを食う。行きと同じく2人のお姉さんのお歌を楽しむーーABBAとか。今日はカラオケタイムがあって80年代ポップスリクエストして歌う乗客たち。けっこう上手い。当然生演奏で歌詞とか出ないから自信ないと駄目だね。私も「TRUE 」とか練習しとこうかな。で、いちいちサンミゲルが挟まっているのはいつものこと。
行きとは星座が逆転して見える。南の空に流れ星を2、3個。
#遠足協会 #tex
11日目ーー20160506
今日も洋上早起き。ようよう明るくなりゆく雲ぎは。豪華客船と似たようなフェリー?をしたがえて進む St.Augustin of Hippo号。みんな一緒にマニラ港を目指す。別府に入る時のさんふらわあ思い出す。
あ、そうそう。昨日乗船時に荷物とひき離されて壁際に並ばされたわね。嗅ぎ回る麻薬犬。こっちによくいる雑種犬みたいなやつだけど、こいつがジャーマンシェパードでもあれば。。。港、空港はいうに及ばず公共の建物、全ての駅でモールで荷物チェックのある現実。テロ対策のため駅や車内で水のボトルを出して飲んではいけません。ビーチリゾートだのフェリーの上では屋外でもビール飲み放題だけどね。あと、喫煙者も自由を感じられそう。
船同士、汽笛で鳴き交わしている。昨日Dennis のトライシクルに3時間も乗ってわかったが、彼らはたしかにクラクションで会話してる。
いるよ! 見て
わかったよ
お先に!
どぞっ
行って!行って!
待ってるから。。。
それらが
riki! riki! と呼びかけ
hindi! hindi!
とかわすように聞こえる。
着岸。来た時とは別に歩いてみる。そうか、あったかい絹漉し豆腐に黒蜜かけてタピオカあしらったのすすってもええんか! うめぇな。
とかなんとかあれこれ教えてくださった武田力先生とも今日でお別れである。ジャカルタで俳優のお仕事をされるので、だんだん数が減ったTeam Exchengerのメンバーもこれで私一人ということになる。
ニノイ・アキノterminal3の果てに空軍博物館があるというので行ってみる。お目当は小野田少尉の展示。大統領へ命を許された感謝状直筆展示。ここまでボロボロになっても使える鋏に飯盒に網ジャクシ。不気味に手入れの行き届いた銃身の長い、ライフル?
空港ターミナルでも自分のiPhoneではうまく電波が拾えないから長居は無用でさようなら。あとは施していただいた研修を信じるのみ! タフト駅へ向かうジプニー、運良く助手席に乗れたからいちいち運ちゃんに確かめられたけど酷い渋滞。
電車に乗り換えたら、今度は女性専用車両で楽ができた。でも、これ編成全体が女性用だ。男女を分けるとか荷物と引きはなされるのって、体験していないはずの戦時の記憶が蘇ってなんとも言えない気持ちになる。結局アラネタセンター・クバオまで2時間かかった勘定。カラヤアンのpure goldまでは渋滞しても30分あればいいと思うので飛行機乗る時は3時間前に出ればいいかな?
水中写るんですを現像できないかなぁと思ったけどムリ! Quiapoに行って訊いてみろと言われる。あのアキバみたいなとこかな? でもあとでAloneが教えてくれたけどCubaoのFarmers Plazaで先週ネガのやつ現像したわよ、と。
Cubao Expo手前の全身+フェイシャル1時間で500phpのマッサージってほんまかいなと思ったけど、ほんまでした。スチームサウナとシャワーもついてたので着替える。すごく気持ちいい。担当のリザにチップ40php。
いつものバーで飲んで、さて上手に帰れるかな? もう何本瓶のサンミゲルピルゼンを飲んだものか? 数えときゃよかったね。りっきーは無事着いたらビンタンあたり飲めるといいすね。。。で、結局ジプニーを華麗に乗り越してハイウェイんとこまで行ってしまい、今度は「カラヤアンのPure Goldで降ろしてね!」と強調して、降りたらやっぱ道わかんないからトライシクルのって(20php)無事帰宅〜〜。と思ったらJKが飲みに行くよ!って。ClydeとAloneとAaroneと。。。あーでもIanも加わったし女性もう一人。覚えきれない‼︎ 石神さんのお疲れ様会っぽく。Sipat Lawinの「バトルロワイアル」について、インタビューで読んで非常にクレバーだしドキドキする演劇(とは言わない演劇)だと思っていたけど、直にきくとさらに伝わるなぁ。で、武田力は本気でタコを釣るの? それって成り立つの? とかあれこれ。私は次回の渡比日程をかなり絞り込む必要があるけど。。。まぁ、明日考えよう〜〜。
港に近い布物が充実してるマーケットの女性はたいていヒジャブをかぶっていたなぁ。Qモールでも女性向け化粧道具は彼女らが店番していることが多い。棲みわけてる感じ。カラフルなお土地柄。
12日目ーー20160507 sat.
日本はまだまだ連休の続きでしょうか? 大統領選近づくフィリピン。バスやなんか待ってると候補者の笑顔と実績つきの団扇わたされ、街を流すサウンドシステムは選挙カー。なんか集会してるなっていうとこれも選挙がらみ。
他所にいるのだから我慢したり予定変更するのは普通。と同時にしっかり自己主張。思い出すだにSF滞在時代を思い出すが、西欧独特のちょい神経質なとこがあんまなくて、アメリカと南洋のええとこどりがここなんかな?と思ったり。ほら、家の周りは昔すこし滞在していたUCLA近辺に似てますね、植生とか。
Clydeの朝食はJKのインタビューを兼ねていて、それが終わったらとにかく散歩! 人に案内されたぐらいで覚えられるようなヤワな方向音痴じゃないんですよNEXUS6型レプリカントの崩壊したGPSは! 近所を一人歩きしてようやく把握。こういうのが大切。サリサリで美穂ちゃんがくれたパパイヤ石鹸買う。気に入ったので。どんより曇って蒸し暑い。ひと雨くるかもね。
午後、Aaronのエクササイズ。きぃた〜〜。膝笑ってます。明日が怖いわ。
大統領選を前にどんどん人々が故郷に帰っていくなか、YenYenは日曜からかなりビッグネームな監督の歴史ものの映画撮影が始まるとか。KARNABAL ではセーラームーンやるというので、滋賀県立此花高校の写真見せてみたw。
6/3について9にoutの1週間であれば藤原ちからさんや石神夏希さん、YenYen、ボクシングをモチーフにした面白げなパフォーマンスを見られるようなのだけど、果たして武田力はどこでタコを釣るのか? それによって大きく日程が変わってくると思うんだけど。。。(6/5になったみたい)
JK, Aaron, 石神さんとアヤラモールへ。スペイン系なのでモール内にチャペルがあるとか、中華系のSMとの違いとか、イメルダさん以来のフィリピンの文化政策の流れとか腹いっぱいモール飯詰め込みながらお話を聞く。シニガンの酸っぱさが尖っていたのが印象的。
NORTH AVE.からMRTに乗り込む頃には日没で、都会のトワイライトもいいなと思う。また女性専用車両。しかし食べ過ぎだ。Cubaoのfarmers market でTAKOYAKI見つけるも、とても食えねぇ! ちなみに4個で28php。ベジ&シーフードか、ビーフorイカのチョイスがあるらしい。
Alone が「フィルム現像できるとこ、このマーケット内にあるよ」って言ってたけど見つけられず。Quiapoに行っても見つけられる気はしないし、帰国すれば家から5分のカメラのキタムラで出来ることはわかっているので、もうこれ以上追求しないことにする。諦めが肝心、というのはこのあたり。
街で一人歩きしたり、人と知り合ったりという旅をするのも、英語でしゃべるのもほぼ2008年以来だから約8年ぶりってことになる。19年ぶりぐらいだったスキューバ含め、大きなリハビリですね。十分気をつけながら進めようと思います。
いつものバーに出勤してサンミゲル。なんて美味いんだ!悪魔の飲み物だ‼︎
「KarayaanのPure Goldで降ろしてください!」「そろそろKarayaanですか?Pure Goldは?」「あ、まだ遠いんすね」「そろそろすか?そすか!じゃー降ります!ありがとう‼︎」って感じでジプニーでちゃんと帰れた嬉しいな! と歩いてたらClydeと遭遇! 腹減り彼女のお供でさらに飲み。シーフードパスタにはしっかりちっちゃいタコが入ってるじゃないですか!「えーー、これタコなの? イカかと思ってた〜〜。知らなかった‼︎」ですってw
土曜の夜ですね〜。
13日目ーー20160508 sun.
JKに連れてきてもらった日曜市で4個50phpのたこ焼き発見。高ぇ! でも青海苔のトッピングが〜〜。ソースが選べるっぽかったので、スパイシーなやつにしといた。マヨネーズもかけてもらう。
街の常設市場と違って各地のオーガニックフードが集まる市なので、相場は高いが物はいいって感じ。服や雑貨もいい感じのものが売ってました。
市場で買い食い(JKはエスカルゴ、私は鮭のシニガン。んまい!)しながら。ホセ・リサールの「Noli Me Tangere」を一人芝居でやったこと。ヒロインの描かれかた。 翻訳に問題があってもきちんと読み込めば「ただ優しくしとやか」なだけではないとわかるってことーー図書館にあるかな? 夏はオーストラリアで移民とアボリジニについての仕事。その後秋に8時間を過ごすドキュメンタリー的ワークショップ。子供のワークショップ。カトリック、イスラム、ジューイッシュの3つの観点から同じ素材を扱う、というので「ハザール事典」をオススメしておく。私の聞き取り能力ではいろんなことがごっちゃになるんだが、とりあえずメモ。
JKさんはタクシー派だけど、私は日差しの危険を感じつつも徒歩とジプニーとMRT。腕にじわじわ汗が滲み出す路上は、梅香温泉のミストサウナに入りっぱなしってな具合。ジプニーでMRTで、自然と横の人の湿り気を帯びた肘に触れるのも。
アヤラミュージアムでANG KIUKOKフェルナンド・ゾベル。どちらもとても良かった。2Fにある60のジオラマ展示。動きが派手で面白い。国を巡る人々の等身大展示も。短躯のハンサムさんと2ショット。それにしてもすごいモールだな。日本の都会と変わらない。唯一違うのは入り口のボディチェック。
MRTでさりげなく男の子が席を譲ってくれたりするのは、スペイン由来の習慣なのかもな。人々の名前、数の数え方、いろんなものが混ざっている。
猫好きだから犬には興味がない、と思っていたが、たまたまYuki氏を支配下に置くことができて、無心に慕ってくるような目を見ると、これはこれで可愛いと思う。けど、油断は大敵ね!
夕方はJK&石神さんとフィリピン大学のキャンパスを散歩。美しい夕暮れ。ここでもたくさんの学生が殺されてる。ダースベイダーとしてのマルコスのグラフィティ。大統領選を前にして活動家たちの大同団結(ノー・モア・マルコス!)が行われたらしい。と同時に「ドゥテルテを大統領に!」のステッカーを貼ったタクシーも見かける。
猫が引っ掻いたような月。星がきれい。洋上と変わらない。PINOで充実のごはん後、早寝。
14日目ーー20160509 mon.
スービックでダイビングしたあたりから寝起きのムクミが続いてる。手足と顔。1時間ゆっくりヨガしたら、ちょっとは循環が良くなったかな? 一昨日のエクササイズ、急にやったせいで筋肉痛がハンパないので、これでマシになることを祈る〜。耳が変なのも少しマシになってきたかな? ダイビング後1週間ぐらいはダメなのよ。
教えてもらった朝食カフェにいってみる。庶民的な食堂からすると驚愕のお値段だが、コーヒーと新聞代だと思おう(ウィーンのカフェみたいだな)。
Philippine Daily Inquireの選挙記事をちょいちょい写真に撮る。選挙をもじった広告もいくつか。染められた人差し指の手で握るサンミゲル。街でよく見かけたVOTEの広告は不動産屋さんのだったんだな。。。とか。
昨日ぐらいから駅や電車の中でスマホ出してポチポチメモをとる、とか、日本でやってた動作が普通に出来るようになってきた。ジプニーも、そんなに確認しなくても乗り降り出来るし。。。という慣れが一番危なくて、昨日まで言う事きいてくれてたYukiちゃんが、今日はけっこうワイルド。帽子とスカートを噛まれた!と思ったら、体が痒くて苛立ってたらしく、Alexがシャワーしてあげた後は静まった。わけわからん混沌に見えることにも理由があるってことね。
いったん地図を取りに帰って、MatalinoからEast ave.へ。私の一番好きな場所に行ってみる。ああ、落ち着くなぁ〜。今日は休日扱いだし静かだ。レポートはいつものページに書く。バナナを3本24phpで買った。
Matalinoの路上でカレー45php。こういうのがやっぱ美味い。めっちゃハエたかってるけど可愛い少年がずっと追っててくれるしね。選挙日の11:59pm(こっちの人は24時間表記を使わない)まで酒を売らないというのなら、コンビニで7upを買ってジンを割るまでですよ。
新聞に載ってた予報では、今日の最高気温は37度。死なないように帰りはトライシクル。飲みながら読書してたらダル眠くなったので昼寝。
「くれぐれも気を付けて!」と言われていたけど、夏希さんの投稿を見るとわりと落ち着いてるみたいだったからトライシクル18phpでteachers' village の投票所に行ってみる。もう5時10分前なので締め切り直前。立会い担当の小学校の先生たちがお化粧直してる。スタッフのBabyLynさんが丁寧に説明してくれるが、やや発音に癖があって聞き取りに苦労。投票は18歳から。大統領選は6年に一回。スタッフは中立を守るが各党の党員も投票所につめている。キャンペーンはなしだが出口調査みたいなのをするらしい。
写真NGだったけど、写真とサイン付き(二指の指紋データで照合)の投票者名簿を元に渡されるマークシートを、日本と同じような仕切り壁のあるブースでマークする方式。妊娠中の女性が椅子席でゆっくり時間をかけてマークしていた。ここからが日本と違って、ガッチリ封印されたプラスチックの巨大ゴミ箱の蓋がマシン、みたいなのに投票用紙をスキャンして入れる。と、レシート(投票のサマリー)がでるので、これまた封印されたーーでもガムテでグルグル巻きにした段ボールの貯金箱みたいなんにレシートを入れるのだ。で、最後に人差し指を青いインクで染められる。二重投票を防ぐため。ここまでするかって感じだけど、そこまでしないと不正を防げない現実があるんだよな。
フェリー乗り場に向かう時「不在者投票かしら?」ってぐらい人々が思いつめた様子で長い列を作ってるとこがあったが「きっとお金か食べ物を配ってるんだよ」ってことらしかったしなぁ〜〜。BabyLynによるとこの投票所では1500人ぐらいで、90パーセント以上は来てるだろうと。
それだけ切実な日だったんだけど、閉まりかけの投票所はのんびりムードでpeaceful 。近所の人がボランティアスタッフと談笑してたり。
「その青いインクを私も付けてもらっても?」
「あら、いいですよ〜〜」
そしてアイスクリームを買って帰った。今日はちょっと食べ物に散在し過ぎたな。反省〜〜。
15日目ーー20160510 tue. 深更〜
日付けが変わるのを待って繰り出すも、Quezonのレストランやサリサリはアルコールを売ることを恐れている。シェーキーズの前でPosとTinに会う。彼ら実録物に出てたみたいで(電波少年とか黄金伝説みたいなんを耐久でやるやつ)かなりの有名人みたい。こういうの外国でよくあるね。
じゃあってんでタクシーでクラブへ……Cubao Expo近くの前に一度きたとこだった。ようやくありついたSanMiguel Pale Pilzen!! 久しぶりの恋人! 踊るのも久しぶり‼︎ こっちの人はcommunicativeだから、即興で合わせるのが楽しい。
3:30ぐらいだっただろうか。歓声が上がる。副大統領がマルコスの長男を抑えてLENIに当確が出たと。それがどれだけ祝福すべきことか、握り返してくる強さ、相手の爪が私の掌に食い込む力に現れている。さっきまでのヤケ糞気味の乾杯とは違う乾杯を何度も。ドゥテルテのことは「ものは考えよう」らしい。少なくとも彼は貧者の側に立っている。愛人何人説だって? そんなの黄色いシャツの奴も同じだよ。とにかくマルコスの縁者を制することができたのが、よっぽどのこと。アメリカ大統領選みたいに大統領が決まると自動的に副大統領が決まるのかと思っていたので、勉強になった。。。っていうか、居合わせた感がすごい。
でもなぁ、こういう当確ってどうなんやろ。かなりの接戦らしいし。。。 #遠足協会 #tex
スイスから着いたマテオとAlexの朝ごはんのご相伴に預かる。
午後はイントラムロスのNCCA GALLERY へ。Alma Quintoさんがキュレーションした展覧会「Istoya Ti LUPLUPA」の設営にお邪魔する。「LUPA」は「LAND」の意味らしい。フィリピンのいろんな土地でAlmaさんが子供たちと行ったワークショップを集めたもの。都会と田舎を両方。そして、ギャラリー空間が標高の高いカリンガ州(反町眞理子さんのCGNも関わっている)から、低いマリキナまで地理的に構成されようとしている。オープニングは5/12の4:00pm〜(5/30まで)なのだけど、5/11に出国してしまうため、準備中のところお邪魔しました。
Almaさんのワークショップで引き出される作品は、なんというかどれも心をくすぐられる。例えば2011年マリキナを襲った台風の大水害を描いた作品は、それがとてつもない悲劇だったにも関わらず、絵のあちこちが「可愛く」て、ずうっと眺めていたくなる。
日本の小学生が描かされる安全ポスターの類の薄気味悪さからはるか遠くて、いつも不思議だったのできいてみた。
「災害のひどい状況についてはメディアが嫌というほど報道するでしょう? 私のワークショップは時間もたっているし、子供たちは留まっていないの。毎日毎時変わっていくのね。一番ひどい記憶は切って捨てているかもしれない。印象は再構成されて自由に表現されていく」
Almaさん独特の水の向け方があると思う。阪大で Miho Nakanishiさんがオーガナイズした、思い出の布を使ったワークショップの導入を思い出す。知らない人たちと足の大きさを比べっこして盛り上がったっけ。。。
こないだ散歩したばかりのフィリピン大キャンパス内に住んでる子供たちの写真ワークショップ展示も楽しかった。担当フォトグラファーのBea Marianoが丁寧に説明してくれた。子供たちにごっつい一眼レフを渡して写真を撮ってもらう。子供の視点(カッコいい素敵な写真ばっかだ!)と、第三者の視点。。。写り込んでいるものを関連づけるように壁に貼っていく。
読書が好きな男の子、本を作って読む女の子たち。昔(70年代?)馬が飼われていたエリアをきれいにする試み etc... オープニングには、この子供たちも来るみたい!
大学生たちが設営を任されていて、Almaさんが全体を見てる感じ。「暑いし、気をつけてね」と丁寧に送り出してくれる。水とクッキーをもらった。
NCCAはSt.Augustine教会とフィリピン赤十字の間にある。どちらも日本軍が残虐の限りを尽くした場所。赤十字の建物は、元カソリックの女学校だったというし、どこかから移転してきたのかも。どのみち、どのパネル説明にも「Destroyed in 1945」とあるのは変わらない。
とても暑いので、ゆっくりゆっくり、水圧に身体を慣らすようにして歩く。一足ごとに「南無阿弥陀」と唱える具合。すると気配が消えるのか、客引もしつこくしてこない。この暑い大気に溶け込む。
いつものバーに寄ってサンミゲルってから帰宅すると、夏希さんが家呑み提案してくださった! Eisaさんも韓国から帰ってきたし。あー、彼女のポールダンス作品見たい!
死が隠されていないこと。生の濃さ。輪廻などについてAlmaさんと話していたので「死にバナ」してみる。日本人て恋バナの次は死にバナするぐらい好きだよね。。。って夏希さんと。JKのコメントもいちいち興味深い。
たぁよ〜〜、と甘ったるく発音される「わたしたち」。
ごめんね、私たち英語でしゃべるには疲れすぎちゃっててぇ〜〜。
ふぅん、英語の国だけど、やっぱそういうものなのね〜。
16日目ーー20160511 wed.
今日もマテオらの朝ごはんに混ぜてもらう。昨日あたりからごはんがほぼ頂き物で、経済的に助かる。。。てか、さすがに滞在2週間ぐらいで疲れが出てきたのかずぅっと胃腸の具合が悪い感じ。あんまり食べたくない。猛暑なので水分はめちゃ取りたくなるけど。サンミゲル飲み過ぎも悪いんだろうけど。。。湿気がないだけ日本の8月よりはマシだが、ちょっとでも気をぬくと行き倒れかねない暑さだ。
来月また来るから!ってことで、あっさり目にお別れしてトライシクル→ジプニー→MRT。。。ここでTaft行きの電車が延々こない。蒸し暑い駅に溢れる人々。ガードマンの背中のところに「KAIZEN」と書いてあるのをボンヤリ眺めて耐える。やっと乗れた女性専用車両、埼京線なみの混雑。耐える。→NICOLAS行きのジプニーがうまく見つけられず20phpのバスにのる。事前に下見したおかげでなんと71phpで空港まで行けた勘定。逆にいうと下見してなかったら怖くて一人で空港とか無理! 「凄く早く出るのね?」とみんなに呆れられたけど、結局ちょうどいい時間になっちゃってるし!
ランチは超群のワンタンメンにしてみた。で、セブパシフィックは快適! 足元も余裕あるし、なんと前の座席に網の物入れがあるんだよ! 自動的についてくるディナー(チキンアドボ)にカラマンシー?ジュースがついてきたのも嬉しかった。
定刻関空着。あぁ、トイレに紙がタップリあって、どんだけ流しても詰まらない国に帰ってきたんだな。外気温18度。少し寒い。少しでも飛行機遅れようものなら家までの終電に間に合わないほどの旅がここから。。。家に帰るまでが遠足です。
#遠足協会