ヤナギで戦えない理由
別にどなたも突っ込まなかった内容ですが、自身のnoteの投稿に
ヤナギの杖では戦闘も自重を支えることもできない
と書いた理由をちょっと書いておこうと思います。
ヤナギは大きく分けて2種、しなだれた細い枝を持つものが「柳」持たないものが「楊」です。どちらも読み方は「ヤナギ」です。その理屈ではネコヤナギは「楊」です。ですが、何を見ても「猫柳」と書かれています。川のふちによく生えていて(植えられていて)日本ではしなだれた枝を持つ「柳」のほうが連想されやすいせいか、「楊」の方はあまり利用されない漢字のようです。
多分日本でも「楊」の字を見れば「ヤン」と読む人の方が多いでしょう。
他国ではそうでないようです。上にリンクを貼りましたが、英語と日本語のWikiに載せられた画像も日本は「柳」英語のものは「楊」に相当するものです。
上は木材の特性の一覧です。この中でヤナギは「シダレヤナギ」しか載ってないのですが、曲げ強度、曲げヤング係数は非常に低いことが分かります。
つまり折れやすいのです。場合によっては自重で折れることもあるそうです。
また、成長がとても早く、比較的容易に挿し木できることから古くから川のふちに治水目的で植えられてきました。(どうして植えたら治水なのかはまた別の機会にお話しします)
成長の早さは年輪間の間隔が広いことを意味しますので、樹木としてはもろくなる可能性も否定できません。ただ、一概にこう断ずることは難しいことです。
どちらのWikiを読んでもご理解いただけるようにヤナギの種類は非常に多いからです。
かの、牧野富太郎先生を輩出した高知にいながら、植物学には非常に疎いのでもうこの辺でお話しを終えさせていただきます。
だったら最初から言うなよと言われたら誠におっしゃる通りです。
失礼いたしました。