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生徒さんのBJTスコアを爆上げできたレッスン、何やった?
BJT。日本語教師なら知っていますよね。
ビジネス日本語能力テストです。
私が教えている生徒さんが一昨年末に挑戦し、533点取得。
ちょうど1年後の先月に再挑戦して、なんと674点を取ったそうです!
元々能力のある方ですが、この上達ぶりには驚きました。本人も驚いていました。
J2レベルとJ1レベルの境目から、一気にJ1+です。
パチパチ👏
私は週に一度、40分のレッスンを繰り返しただけなので、この結果は主に学習者さんの努力の賜物だと思います。
日本語教師はただの伴走者。
でも、それだけでは何の反省にもならないので、レッスン内容を振り返ってみたいと思います。
レッスンシラバス
実は、しっかりとしたシラバスは作成していません。
プライベートレッスンですので、その時々に合わせて、組み合わせていく感じです。
でも大きな柱は3つありました。
BJT対策になりそうな教材を使ったレッスン
ビジネスメール作成のレッスン
フリートーク
1.BJT対策になりそうな教材を使ったレッスンで何やった?
使った教材はこちら。
『それ、知りたかった!カイシャの日本語 ~マンガで学ぶ ビジネススキル&ボキャブラリー~』(日本漢字能力検定協会)
全てのページをべったりと学習したわけではありません。
というか、おそらく著者の方々が想定していない使い方をしたと思います。
聴解問題は、学習者さんにとっては簡単なレベルだったので、
問題からは離れて「聞いた会話をほかの人に説明する」というようにタスクを変えました。
語彙問題は、すらすら解けるものもある反面、「僭越ですが」のような学習者が聞いたことすらない語彙もあり、なかなかおもしろかったです。
ビジネスに関する様々な考え方などは、学習者さんも”日本語では知らないけれど、知識として知っている事柄”がほとんどだったので、文章を読んで、いくつか語彙の確認をした後、実際にビジネスの場で同様のことを行っているか、などを話し合いました。
そして、4コマまんがはほとんど使いませんでした。
この教材に関しては、新出語彙の復習などに、もう少し時間を割きたかったなあと思います。
2.ビジネスメール作成のレッスンで何やった?
仕事でメールを書くことがあるそうですが、何度も推敲するらしく「とても時間がかかるんです」と、春先に言われました。
それなら、と「レッスン中にメールを書く」という練習も、月に1、2回するようになりました。
参考にしたのはこちら。
『タスクで学ぶ日本語ビジネスメ-ル・ビジネス文書』(スリーエーネットワーク)
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