啓墊 けいちつ 3月 5日頃
天地の気が虫に春を知らせる地中で冬眠していた虫や蛇が目覚める頃です。はるか昔、人々はあらゆる自然現象は目に見えないエネルギー、つまり「天地の気」によって起こると考えていました。
する理由を昔の人は知りません。季節たとえば、青虫がさなぎになり羽化する理由を昔の人は知りません。
季節による生き物や草木の変化⋯⋯日足が延び、虫が起き蛙が現れるのも、すべて天地の気の影響としたのです。
七十二候
初候 墊虫啓戶 (すごもりむしとをひら) 三月五日,三月十日頃
次候 桃始笑 (ももはじめてさく) 三月十一日〜三月十五日頃
末候 菜虫化蝶 (なむしちょうとなる) 三月十六日〜三月二十日頃
初候 蟄虫啓戶 (すごもりむしとをひらく)
三月五日〜三月十日頃
多くの生き物が目覚め、地中より出て太陽の光を浴びようとしています。
気温が上がり晴れた日には生き物の生命力を感じ、
日差しを体内に取り入れて自立運を向上させ、目的成就を目指しましょう。
次候 桃始笑 (ももはじめてさく)
三月十一日〜三月十五日頃
古来、中国では桃は邪気を払う木とされ、『三国志』でも劉備・関羽・張飛が義兄弟の誓いを交わしたのが挑園です。
家族や友人と出かけて絆を結び、人間関係を良好にするよう心がけましょう。
末候 菜虫化蝶 (なむしもようとなち)
三月十六日〜三月二十日頃
蝶は春の季語で夢見鳥。
願い事を紙に書き、枕の下に入れて寝ましよう。
夢に羽根のついた天使や妖精が現れれば幸運が舞い込みます。
蝶のキーホルダーやハンカチで書を先取りし運気をつかみましよう。
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