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【Vol.1】グローバル女子への道⑥:世界を見ると、自分が見える
世界を見ると、自分が見える
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確かに、どんなメリットがあるのかもわからずに世界を見ろと言われても、イマイチピンときませんよね。
では、世界を見ることで得られる効果をリストアップしてみましょう。
現地の異文化を実際に体験できる
異文化間における適応力を培える
実践的な外国語を習得できる
多様な価値観に触れることで、新しい価値観を見出せる
今まで行ったことのない場所を訪問できる
課題解決力を養える
自分らしさを表現できる
新しい環境に挑戦するチャレンジ精神が磨かれる
海外の友人ができて、ネットワークが広がる
海外の学校でしか学べない専門分野が学べる(留学の場合)
日本では得られない多様な仕事のスキルを学べる(就職の場合)
新しい自分を発見できる
世界が抱える社会問題を認識できる
日本が抱える社会問題を認識できる
日本という国を海外へ発信できる
海外での経験を通じて金銭感覚が養える
自己の成長を体感できる
言語を超えた、人と人のつながりを体験できる
日本をもっと好きになる
日本社会に貢献できる
どうでしょう。
ざっと見た限りでも、こんなに自己の成長の機会があるのです。今この記事を読み進めているあなたは、20歳前後の学生さんかもしれません。もしくは既に就職して、少しずつ社会での経験を積み始めた段階にいる方かもしれません。
いずれにせよ、もしあなたが今、「私ってこのままでいいのかな」とか「私らしいってなんだろう」と思い悩んでいるのであれば、海外に出て世界を学び、様々な経験を得て客観的に自分を見つめ直してみるというのは、非常に重要な機会となります。
「自分」としてのブレない軸を構築する、大きな第一歩となるでしょう。
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おー、いいところに目を付けましたね。
そうです、世界を目指すメリットが、自己の成長につながるだけでなく、それが回り回って日本をもっと好きになる、そして究極的には日本社会に貢献できる機会にもなり得るのです。
もっと日本を好きになる
ではまず「日本をもっと好きになる」という点をひも解いてみましょう。
日本にいると、毎日のようにさまざまなメディアを通じて、日本の政治経済の問題や犯罪、汚職事件、自然災害や事故など、これでもかというほど嫌なニュースが目に飛び込んできます。街頭インタビューで不満の声を上げる人達や、着々と下降していく内閣支持率などを見ていると、「ホント、この国大丈夫?」と不安になりますよね。
ですが、いったん海外に出てから日本を振り返って見てみると、日本の嫌なところよりも、むしろよいところの方が目についてくるから不思議です。
日本の美しい四季や、相手を思いやる心、おもてなしの文化、時間通りに到着する公共交通機関、清潔で安全な街並み、美しくておいしい和食、犯罪率が低くて安全な都市、ハイテクな技術、世界に誇るアニメ、きめ細やかな美容師の技術、カワイイ(Kawaiiという言葉はもはや世界共通です)最新トレンドを取り入れたファッション、お風呂という習慣…。(シャワーだけという国がどれだけ多いことか!)枚挙にいとまがありません。
日本に住んでいると、これらは当たり前すぎて、何とも思わないことでしょう。でも、海の外に出て初めて認識できる日本の良さが、実はたくさんあるのです。
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確かに、日本の社会問題に対して目をつむることもできません。でも、いったん海外に出てから日本を振り返ってみると、そのような社会問題も客観的に見ることができるのです。
超高齢化問題、デジタル化の遅れ、男女の格差、賃金低迷、若者の貧困など…。今までは日本国内の視点でしか見えていなかった問題点も、世界と比較した上で、何を解決しなければいけないのかが見えてくるようになります。
日本人の英語力問題
もう一つ、今の日本が抱える大きな課題が「日本人の英語力問題」です。
国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」が発表した2022年の調査によると、英語を母語としない112カ国・地域のうち、日本人の英語力は前年の78位から更に順位を落とし、80位となってしまいました。これは、5段階中4番目となる「低い能力レベル」(61~87位)に分類されるそう。
いみじくも世界の先進国に分類され、主要7カ国先進国首脳会議G7の1加盟国として世界をリードすべきポジションにある日本。しかしながら、グローバル化ができているとは到底言えません。
英語が本当に世界の共通語なのかという点に疑問を投げかける人もいますが、現在の国際社会において、英語ができることはもはや必須条件となっています。国民全体としての英語力が低いというのは、やはり国の課題と言えるでしょう。
世界に目を向けるということは、自分の置かれている環境について理解を深めることでもあるのです。
日本に貢献できる
さあ、そしてここで、グローバル女子(グロ女)として世界に目を向ける究極のメリットである「日本の社会に貢献できる」の出番です。世界を見て、日本を見て、そして自分自身を見る。すると自ずと「私は今何をすべきなのか、解決すべき課題は何なのか」が見えてきます。
今の日本ヤバいよねーと憂いて終わりではなく、あなたが海外で学んだことや経験を、実際に日本へと還元できるのです。
ちょっとワクワクしてきませんか?
具体的なアクションはVol.6のペイ・フォワード編で紹介していますので、下記の記事を覗いてみて下さい。
世界に出るって、どうすればいいの?
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世界へ出ていくには、さまざまな方法があります。
勉強を主な目的にするのであれば、留学(大学留学、大学院留学、語学留学など)が最もポピュラーでしょう。一方、海外で働いてみたいのであれば、海外の企業に就職するか、もしくは日本で就職した後に、海外駐在という形で赴く方法もあります。バリバリ働きたいわけではないけれど、なんとなく海外での生活や体験を味わってみたいというのであれば、ワーキングホリデーなどと言った選択肢もありますね。
具体的な手段に関してはVol.5のアクション編で紹介します。下調べ編・準備編・資料編・予算編があるので、それぞれ見てみて下さい。
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