【Vol.6】ペイ・フォワード④:海外から見た日本~今後の課題編~
海外から日本を見てみると、日本の良さが改めてわかると共に、日本の課題も客観的に目がいくようになります。
前章では主に、良い点について触れてきましたので、本章では悪い点(と言えば語弊がありますが)、今後の課題となる点について、コメントしてみたいと思います。
無料WiFiが少ない!
日本に帰ってくるたびにいつも思うのが、「無料で使えるWiFiが公共の場で少ない!」ということ。
「地球の歩き方」が展開する訪日旅行情報サイト、「GOOD LUCK TRIP」が2023年6月8日に発表したデータによると、外国人旅行者が訪日中に最も不便に感じることの第1位は「WiFi環境(31.5%)」だったそうです。
やはり、公共の場に無料のWiFiがなくて不便だなーと思うのは、私だけではないみたい。
過去の章で、「日本のこういうところがダメだよね~」と日本下げ発言をするようなポカホンタス女子にはなりたくないと言いましたが、これだけは声を大にして言いたい。
ニッポンよ、WiFiをもっと街に充実させよう!
ところで、ポカホンタス女子って何?という方は下記の記事をどうぞ ↓↓
公共機関の不思議
「あー、日本に帰ってきたな」と思うのが、満員電車。
コロナ禍では、電車も大分空いていたようですが、今では「コロナなんてあったっけ?」と思うほど、何事もなかったかのように電車が混んでいます。
おしくらまんじゅうのようにパンパンな車両に乗るのは、本当に大変。
こんな大変な満員電車なのに、なぜ皆当たり前のように受け入れているの?海外から帰って日本をみると、改めて不思議に思います。
また、駅の構内を見渡しても、様々な点が目につきます。
なぜ地下鉄は階段ばかりなの?
なぜベビーカーや車椅子の人達が必要なエレベーターは、ホームの端なの?
なぜ老人が電車内で立っているのに、席を譲らない人がいるの?
これらも日本に住んでいたら当たり前すぎて、「電車ってそういうもんだよね」とか、「今更どうしようもないしね」と、何も思わずに受け入れているでしょう。
でも、海外から改めて日本を見てみると、
本当にこのままでいいのかな?
他にやり方はないの?
と考えてしまうのです。
日本人でありながら、祖国である日本を客観的に見られるというのは、実は非常に貴重なことなんです。
なぜなら、目に留まった良いところをのばし、悪い点を改善しようという声を上げられるから。
日本ってここがだめだよねー、と日本下げ発言をしておしまいのポカホンタス女子(ポカ女)ではなく、どうしたら日本は更によくなれるのかな?と意識的に考えながら行動する、グローバル女子(グロ女)を目指しませんか?
なんちゃってニッポンも悪くない
海外にいると、日本の良し悪しに目がいく一方で、「なんちゃって」な日本に出会うこともよくあります。
巻き寿司一つをとっても、かにカマとキュウリやアボカドを具材にして海苔を内側に巻いたカリフォルニア・ロールや、クリームチーズとスモークサーモンを巻いたフィラデルフィア・ロールなど、日本人から見たら、一瞬あちゃーと思ってしまうものも多々あるのですが、意外や意外、食べてみるとおいしいものです。
他にも、最近のアメリカの流行りは「Kombucha」。そう、昆布茶です。
でも、名前に騙されてはいけません。
味のラインナップを見るとラズベリーレモネード、ジンジャーレモン、ピーチ、マンゴーパッションなど…。
もはや昆布の要素はどこへやら?でもこれが、飲んでみると結構イケるんです。(昆布の味はほぼ皆無ですが)
私達日本人の常識を覆すようなものが海外には多くありますが、これもドンマイ。海外の人達がこうして日本を知ろうとしてくれているのだから、ありがたいとしましょう。
グロ女のあなたは、こんな「なんちゃってジャパン」でも、オープンマインドで笑いながら楽しめますよね?
客観的に日本を見られるようになったら、次はその知識と経験を日本へ還元しましょう。でもどうやって?次のページを見てみましょう。 ↓↓
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