vol.2 アイデアを「カタチ」にするということ
私たちの仕事は、大きく2つに区分されます。
1つめがいわゆる情報発信の仕事です。
2つめがいわゆる企画運営の仕事です。
もともと、私は起業する前、地域おこし協力隊という制度を利用して、矢巾町を盛り上げる活動を行政から委嘱を受けてしていました。
その時にやっていた活動がきっかけとなり、今の仕事になっています。
つまりは、その時にしていたのがこの2つなのです。
この2つの仕事は似ているようで結構違うものです。
特にも違うのが、企画運営はゼロイチの仕事。
情報発信はイチを大きくしていく仕事だという点です。
とはいえ、どちらも手法・手段は無限にあるので、結構誰にでもできると思っています。
こうなってくると、どっちの仕事が得意不得意っていう話も出てきます。
私は圧倒的に企画運営の仕事の方が得意かもしれません。
しかしながら先日、起業して以来めちゃくちゃお世話になっている先輩に、
「企画運営嫌いって言ってなかったっけ?」
と言われました。
・・・確かに、嫌いっていってた時期がありました。。
好きなことを仕事にする
よく、「好きなことを仕事にしたい」なんて夢を語る人がいます。
そして、「好きなことを仕事にできて羨ましい」なんてことを言われることもあります。
先に言っときますが、私は決して今の仕事が好きだから就いたわけではありません。
仕事にするようにしてから好きになったんです。
もともと、好奇心が旺盛で、「天真爛漫」と言われて育ちました。
なんでも、とりあえずやってみようって思えるのは自分の強みだと思っています。
とりあえずやってみてたら、その中に愉しさがあるかもしれない。そう思う派です。
全くやったことがなかった「企画運営」
私は今の仕事に就く前、営業、アパレル業界、飲食店スタッフ、テーマパークスタッフ・・・をしていたので、企画運営なんてしたことはありませんでした。ま、もちろん情報発信もそうです。広報的な仕事、したことがあったわけではありません。
じゃあなぜやり始めたかって・・・
「やらなきゃいけなかったから」です笑
私が「地域おこし協力隊」になったのは、大好きな岩手を元気にする仕事がしたかったからです。
元気にするためには何ができるかな・・・
あ、こんなことしてみたい!そのためにはイベント組んでみればいいんじゃない?!
ってなったり、
あ、これを伝えたい!そのためにはこういった機会が必要なんじゃない?!
ってなったり。
そんなのの繰り返しでした。
そうなると、その「アイデア」を形にするためには・・・
企画を作らなきゃいけない。
そんで企画ができたら
実際にやるための準備と実行をしなきゃいけない。
・・・必然的に企画運営をしなきゃいけない状況だったんですよ。
でも、そんなんを繰り返してたら、企画書も書けるようになったし、企画書で大事なこともわかるようになった。
運営のために必要なこともわかったし、大まかに何にどれくらいの時間がかかるかもわかるようになってきた。
・・・そんなこんなで、企画運営を仕事にできるようになってしまったんです。
企画運営は手段。
私にとって企画運営は仕事の種類の一つですが、決して企画運営がしたいわけじゃないんですよ。
わたしはとにかく「地域を元気にしたい」のです。
そのための手段が、今はイベントだったり座談会だったりってのが思いついちゃって、それを形にするためにやってる感じ。
だから極論、企画運営じゃない方法で元気にできる方法が見つかったら、そっちもやってみると思うんです。
アイデアを形にする方法って、無限にあると思うんですよ。
だから何してもいいと思うんだけど、
自分の中にあるのは
「絶対にカタチにするぞ」という強い想いなんですね。
想像することは誰でもできると思うんですよ。
こうだったらいいのにな。あーだったらいいのにな。
そういう願望や夢みたいなのは、誰でも持てると思うんですよ。
でも、思ってるだけじゃ何も変わらない。
思ったからには、実際にカタチにしたいじゃないですか。
・・・多分この思いが誰よりも強いんだと思うんですよ、最近。
なんでかって・・・・
地域を元気にしたから。に戻るんですけどね。
嫌いか、好きか
だから、結局企画運営という仕事も、情報発信という仕事も、好きかと言われると、正直わかんないんですよ。
手段として、別のものがあるならそっちもしたい笑
でも、「地域を元気にする仕事」自体は、それが好きだからスタートさせたわけじゃないけど、すごく好きになりましたね。
元々大切な誰かを幸せにしたいみたいな思いは強いほうで、多分その「大切な誰か」が「地域」になった感じです。
結局、「目的」か「手段」かって話だと思うんですが・・
「好きなことを仕事にしたい」っていう考え方、少し角度を変えて考えてみることをお勧めしますわ・・笑
目的に対して覚悟を持てば、仕事なんて好きになるしかないですよ。
好きじゃなくても、少なくとも苦ではないと思います。