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日本の卵事情 EGG
フレキシタリアンである私は菜食中心の食事をしているが、たまに動物性の食品も口にする。中でも卵は多い時で週に1個くらいは食しているだろうか。
そして、今日はこの卵について書いていこうと思う。
現在では卵は色々な料理や食品に使われているし、スーパーでは安価な値段で手に入るため常備しているご家庭がほとんどではないかと思う。
では、皆さんは卵を買うときにどんな卵を選んでいるだろうか。
私はというと”抗生物質の入った餌を投与されていない平飼い卵”の一択である。これは鶏に限った話ではないが、自由に歩きまわれないほど狭いゲージに閉じ込められ、病気にかからないよう生まれて間もなく何十種類ものワクチンを打たれ、抗生物質を混ぜた遺伝子組み換えの餌を与えられる上、虫除けのための砂浴びができないゲージの鶏達には定期的に殺虫剤が撒かれるのである。これらはすべて生産性を上げ、安価な卵を提供するためであり人間により創られた鶏の命の価値なのである。
このように薬漬けにされた鶏たちのことを想像しただけでもなんと悲しい現実だろうか。
そして、このような鶏達が命を削りながら産み大量生産された卵を食べるということは間接的に私たちも同じものを食べているということであり、鶏にも私たち人間にとっても不利益だと感じている。
もしこのような現実を知っていたとしたら、そこから目を背けスーパーの安売り卵をよろこんで買うことができるだろうか。それらの卵の安さとはこのような犠牲と危険性の上に成り立っているからである。
と、このような話をしてもゲージで薬漬けにされた鶏の安価な卵を買い続けるのがうちの母である。60代の母にとって卵は必ず毎日食べなければいけない食材では決してないと思う。であれば、卵を食べる頻度を1/3に減らし値段が2〜3倍の平飼い卵を買ったっていいじゃないか。なぜその選択肢をチョイスしないのかと、私のエゴはわかってもらえない悔しさでいっぱいになるのである。
たまに食べる大切に育てられた卵は本当に美味しい。
今朝、卵を食べながら卵の貴重さを改めて感じたので記事にしてみようと思った。
母には母の人生があり、もちろん選択は自由である。ただ、同じように考えてくださる方がいてくれたらとても嬉しい、と思い記事にしてみた。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
それでは、また。