この世界の秘密・・・
「この世界の秘密を教えてあげる・・・」
そう言うと彼はウインクしてニコッと笑った。
「毎日、人間って眠るでしょ?不思議だと思ったこと無い?」
確かに言われてみればそうかなぁと思わなくもない。私はこう答えた。
「うーん考えた事ないけど、そうね、体を休ませて精神的にもリラックスさせる為に自然と眠りにつくように人間というか?生き物全部が作られてるのかな?」
「後、脳も休めないとね?全く寝ない生き物っていないんだよ!ハエもクラゲも寝るんだよ」
「えーウソでしょ」
「本当、本当!」
「ところで、ここからが本題なんだけど、
何か、普段の景色が何か違う?とか?違和感を感じた事は無い?」
「あっ、そうこんな事があったよ。私の住んでるアパートの前の道路にいつもいる野良猫の目の色がね、ある時、変わっちゃったんだよ。」
「どう変わったの?」
「青かったの!それまでは茶色だったのに!」
「そう、それがこの世界の秘密を解く鍵なんだよ!」
彼が語ったこの世界の秘密は、驚くべき話だった・・・