蜂の巣箱10個、もうすぐ完成!だけど…
蜂の巣箱が完成に近づいています。
里山のようなところで野菜栽培をやっているのですが、多才で行動派のメンバーが多いもので、野菜栽培にとどまらず、コンポストで肥料を作ったり、土壌の検査をしたり、竹林の整備をしたりと、いろいろ活動内容が広がって、ついに養蜂まで始めようということになりました。
農閑期の今、木工所と化した倉庫で蜂の巣箱作りに精を出しています。人数分作ろうってことで、3段の巣箱を10個も作っているんだけど、ふと、思いました。
「蜂、そんなに居る?」
昨年、試しに1つ置いた巣箱に奇跡的に蜂が入って、美味しい蜂蜜をもたらしてくれたけど、10個にしたからといって10倍蜜が採れるわけではないですよね、よく考えたら。
それに、巣箱がたくさんできてくるにつれて、なんだか「私たち強欲?」って思えてきました。
立派な家を新築してあげて、「ささ、どうぞどうぞお入りください」と呼び込んでおいて、蜂たちがせっせと花蜜を集めて大事に貯蔵し、熟成・濃縮してできた蜂蜜をごっそりいただこうってわけなんですからね。
彼らは、花蜜の水分を飛ばすために、一生懸命小さい羽で羽ばたきして風を送ったりもしているそうじゃないの。重労働ですよ。
強欲どころか「極悪非道」?
しかも、蜂蜜はミツバチにとってはエネルギーを作り出す主食。主食取り上げるのですよ。かわいそう過ぎる。食べ物が全くなければ働けないし、死んでしまう。
植物の受粉をしてくれる蜂がいなくなると、農業は世界的に大変な苦境に陥るというのは有名な話。世界の農作物の1/3が失われると言われているらしい。
大変な問題です。
だから蜂蜜は食べないかって?
いえいえ、ごめんなさい。やはりいただきます。だって美味しいし。
蜂蜜をいただく代わりに、私たちは農薬を使わない野菜栽培をして、蜜をたくさん集められる環境を整えたい。
つまり、家だけでなく広く素敵な庭も提供するということかな。
蜂様。そろそろ新居をお探しではないですか?
環境の良い庭付きの新築物件をご用意してお待ちしておりますので、
どうそご検討ください。
私たちは、蜂さんに良い環境で元気に働いてほしいのです。
それで…家賃として、集めた蜜を少し分けていただければ…
♡♡♡♡