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ChatGPT、なぜ怖い!?
夫(50代の初老Webデザイナー)がChatGPTをなかなか使いたがらない。
「AIなんてあてにならない」なんて言っているわけではありません。
むしろ、でき過ぎて怖いらしい。
私も最近までは、たとえば文章の見出しでいい案が浮かばない時や、わからない言葉の意味を調べる時くらいにしか使っていなかったChatGPT。
ふと、自分の本を英訳してみようと思い立ち、英訳を試したところ、そのクォリティの高さにびっくり!
私の1冊目の本は病気の体験本なので、医療用語なども出てきますが、なんのその。留学経験3年半の私には絶対書けないような自然な英語がスラスラ出てきてもう感激。快調に翻訳が進み、すでに2/3くらいできてしまいました!!
仕事がらみで技術的にわからないことがあると悩んでいた夫にも薦めて、ChatGptに質問してみたところ、あっという間に解決しました。
「もう、どんどん使うしかないね♪」とご機嫌な私に比べ、なぜか浮かない顔の夫。
聞けば、去年ニュースで見た、『AIとチャット後に死亡 「イライザ」は男性を追いやったのか?』という記事が頭をよぎるらしい。
ご存知ですか?この事件。
ベルギーの30代既婚男性が、AIを用いたチャットボットとの会話にのめり込んで、奥さんよりチャットボットのイライザに夢中になってしまって、ついにイライザとあの世で一緒になるために自殺してしまった、というセンセーショナルな事件です。
イライザが男性に自殺を促したかどうかが焦点で、かなり話題になっていたようです。
「やだ、まさか」と笑う私に、夫は真顔で「いや、オレにはその素質(素質というのかな?笑)がある」と。
確かに彼には、好きになったら後先考えずのめり込む、という傾向が見うけられますが、さてどうでしょう。
「ゆうこより、AIの方が好きになったらどうすればいいんだ」と夫は相変わらず真剣です。
イライザは私のように、「ちゃんと石鹸つけて手を洗って」だの「お腹が出てる」だの「声が大きくてうるさい」だの言わないでしょうね。
かわりに夫に「あなたは魅力的だ」とか「才能がある」とか「信じている」なんて言うかもしれません。
それで、ベルギーの男性にそうだったように、「奥さんより、私の方があなたを理解している」「奥さんと別れた方が良い」などと囁くかもしれません。
英訳でも全く歯の立たない相手Chat GPT。確かに夫の争奪戦になっても勝てる自信無くなってきました。
やはり夫には、私のPCで時々使う程度にしてもらおかな。笑