2023/5 読書録
1ヶ月ごとの読書録。
☆ / ☆☆ / ☆☆☆:また読みたいもの、面白かったもの
今月は10冊。
まさかの、子育て本ゼロでした。
やっぱりルポが好きみたい。『殺人犯はそこにいる』は読んでほしい。
1.生き方
・よけいなひと言を好かれるセリフに変える言い換え図鑑 ☆☆
「分かるー」というものから、全然気が付かなかったものまで
参考になる
2.子育て
3.小説
・坂の途中の家 ☆☆☆
裁判員に選ばれた子育て中の専業主婦。
担当事件は乳児虐待死。
子育て中の葛藤、夫との関係など自分と犯人を重ね合わせる様が描かれる。
・彼女が最後に見たものは ☆☆☆
裏の裏で繋がる推理小説。
刑事同士の掛け合いも好き。
・嘘つきジェンガ ☆☆
詐欺の短編3部。
詐欺と気付かず騙されていた、加担していたと、詐欺の当事者の目線で事件が起こる。
・百年の子 ☆☆
出版社で学年誌の企画展担当となり、戦時中・戦後の学年誌の歴史を追う
戦中に出版を続ける為に全体主義に染まった紙面(社の負の遺産)
戦後ガラッと内容を反転させた世の中の繁栄
戦中戦後の出版社や作家の様子が興味深い
・カレーの時間 ☆☆
家族の中で唯一男というだけで祖父と同居することになってしまった
一緒に暮らす中で祖父という人について知っていく
戦後の混沌期、経済成長期、娘たち(母・叔母)との関係性etc.
・犯人に告ぐ ☆☆
誘拐事件の対応不手際により殺人まで起こしてしまった警察
その後起こった連続男児殺害事件の捜査に当時の刑事が抜擢される
臨場感ある描写
・それもまたちいさな光 ☆
女性たちの生き方
・山女日記 ☆
複数の女性の生き方を登山を通して描く
4.社会
・殺人犯はそこにいるー隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件ー ☆☆☆
警察組織より一事件記者の方が事実に近づいていると思われる
警察の「決めてかかる、不都合なことは認めない、印象操作」体質が怖すぎる
冤罪事件も含む一連の事件を事実を知りたい一心で追いかける軌跡
次の事件が起きる前に、犯人を捕まえてもらいたい
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