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Tableau|ビンを理解したい
yukoです。なんとなーく苦手寄りだったビン。
そろそろちゃんと理解しておきたい。
新しく知ったことも一緒にまとめておこうと思います。
そもそもビンとは
Tableauにおける「ビン (Bins)」は、データをグループ化するための機能です。通常、連続的な数値データを特定の範囲に分割し、それらをバケットまたはビンと呼ばれるグループにまとめます。これにより、データをよりわかりやすく可視化することができます。
ヒストグラムと棒グラフ
よくセットで出てくるのは、ヒストグラム。
ヒストグラムとは、ある特定のデータを区間ごとに区切り、各区間の個数や数値のばらつきを棒グラフに似た形の図で表現するグラフです。品質管理のためのQC七つ道具の1つでもあります。
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サイズ50,000のビンの1つ目は、0~49,999(50,000は含まない)ので注意
ヒストグラムと棒グラフは、数字の大きさを棒状の長方形で表しているところは同じで、見た目も似ています。
ヒストグラムは、連続したデータの度数の分布を伝えるツールであり、棒と棒を隙間なく並べることで連続した意味合いがあることを表現しています。
棒グラフは、ひとつひとつの棒が表す内容はそれぞれ独立した意味を持ち、棒と棒の間には隙間があります。
ビンを作る(その1)
今回は売上のビンを作りますが、Tableauのデフォルト機能を使う場合。
ビンのサイズを可変にしたかったので、パラメータ(売上bin)使ってます。
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「ビンのサイズ」には、作成したパラメータをセットします。
直接、定数を入れてもOK。
ビンを作る(その2)
(わざわざ)計算式を使う場合。
値をビンのサイズで割って、余りを切り捨て、商にビンのサイズをかけて戻せばできるはず。それっぽい関数が3つあるので、比較してみます。
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FLOOR関数を使ってやってみた(サイズはパラメータ指定)
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ビンを作る(その3)
噂のアレなんですけど・・あれ?
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そもそも
Tableauのデフオルト機能でビンを作るのではなく、計算式でビンを作る必要がでてくるのはどんなとき?って話ですが、こんなときらしいです。
傾向線が引きたいとき
浮動小数点の問題があるとき(よくわかってない)
詳しくはこちらで勉強!
A Discussion of Bins in Tableau(一番詳しいとのこと)https://www.dataplusscience.com/BinThere.html
公式ヘルプも
データのビニングは、リレーショナル データ ソースでのみ行うことができ、ビニングされたフィールドは計算では使用できません。ただし、特定サイズのビンを複製する計算フィールドを作成することはできます。例: (FLOOR([Sales]/1000)*1000) はサイズが 1000 のビンを作成します。この計算をディメンション ペインにドラッグすると、これらのビンをキューブ データ ソースおよび計算フィールドとともに使用することができます。
ビンでメッシュを作る
そして、縦方向と横方向のビンを使ってメッシュできるんですね。
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いろいろ変態的なので、詳細はこちらから。(34:30~)
シュクーヤによる福音書w