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栄養士のお仕事。
こんにちは!今日は私が勤めている老人ホームでのお仕事について日々思っていることを綴ろうと思います。
私は特別養護老人ホームで管理栄養士をしています。そこでの仕事は主に利用者さんの栄養ケア計画というものを立てる事。
どんなものかというと、利用者さんの毎日の情報や健康チェックを把握。日々の食事の食べた内容をチェックして定期的に行われる血液検査や体重から栄養状態を記録。そこで利用者さん個人にあった食事の提供や環境の提供を工夫していくといった内容です。
そこでいつも思っていることなんですが、私が提案した食事の理想を押し付けたところで人生の先輩方はそれを受け入れるのか?というところです。
いろんなおじいちゃんおばあちゃんがいて、その方々の今までの人生観がある。いろんな思い出がある。いろんなこだわりや好きなこと。嫌いなことがある。
初めてこの仕事に就いたときはすごく悩んだ栄養ケア計画。
今は人生の先輩方に寄り添う形の栄養ケア計画に落ち着いています。
嫌々食べるのは美味しくないですよね。その方の尊厳を第一に。
「ここは病院じゃなくてお家だよ。おじいおばあの好きにさせなさい。」
と施設の医師に初めて会った時に言われたこと。もう10年以上前に教えてもらったことですがその言葉をすごく大事にしています。
ここで得た私の栄養士としての大事にしたい気持ち。
食事は美味しく楽しく。をモットーに。
一つ目は健康に生きていくための食事。
二つ目に今、この瞬間を楽しむための食事。
健康はゴールではなくて通過点。何がやりたいか。好きなこと。挑戦したい事。日々のこと。毎日充実した日を送れるのは身体が資本。そして一番大事なのは体よりも心のほうかな。と思います。
私が老人ホームでおじいちゃんおばあちゃんから習った大事なこと。
いくつになっても心が元気なら幸せだと感じられる。
どんな時でも周りに優しく偉大な先輩方に今日も教わりに仕事に行こうと思います。