棚田康司 「彫刻の大きな力 」 2023.7.7 + 10.21 7 to: Toshio Sakurai・桜井敏生 / 編集 by yuko Sakurai 2023年12月16日 08:33 桜井先生には東京造形大2年生時、友人の首像を石彫で作る際、手を入れてくださった記憶があります。ビビりながらやっていた私の鑿を取り、驚く様な速さで頬のあたりの量をはつって頂いたことを鮮明に覚えています。その時の桜井先生の謙虚でお優しいオウラは、忘れられません。とにかく行動で教えてくださる先生でした。過日、神奈川県立美術館葉山で拝見出来た先生のセメント製の首は、素晴らしいものでした。 On Fri, 7 Jul 2023 at 23:25実は昨年(2022年)の11月22日、兵庫県明石市の朝霧駅におりました。気持ちがやや落ち込んでる状態だったので、高校卒業まで過ごした場所をもう一度見たくなったのです。ここは2001年夏の花火大会、駅から海に出るための歩道橋で、大きな事故が起こり多くの方がお亡くなりになった場所でもあるのです。その歩道橋海側、階段手前のはしっこに小さな彫刻作品が設置してありました。非常に大事に大事にされていたので、作者の名前を探してみると桜井先生のお名前が! やはり桜井先生の作品だからなんだ。先生、さすがだなぁ と心の中でつぶやいたのを覚えています。これらはその時撮った写真です。大事にされ過ぎて彫刻はお顔の一部しかみることは出来ませんでした。でも僕はこの時、彫刻の大きな力を見たのです。気持ちを前に向けられたことに感謝出来た経験でした。 21 Oct 2023, 22:58all photos by Koji Tanada 2022.11.22 at 朝霧駅歩道橋 ダウンロード copy #彫刻家 #東京造形大学 #桜井敏生 #石彫 #新制作協会 #棚田康司 #明石花火大会歩道橋事故 #桜井先生 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート