時時雑記(靴のこと)
長年23.0cmの靴を履いていた私があるときちゃんと計測してもらったら24.5cmでした。足のサイズは16歳〜18歳くらいまで長さが伸びると言われているようですが、私はそのころから何十年間、サイズの合わない靴を履いていたことになります。
いま振り返ると小さめの靴でも履けてしまうというか、足の指が靴の先端にぎゅっと畳み込まれていたのです。
足の薬指の脇に隣の小指の爪が刺さって出血しがちだった時点でおかしいと気づけ自分。必然的に外反母趾にもなっています。
さて24.5cmが自分のサイズだとわかったところで、お店で販売されているこのサイズを試し履きしても案の定ぶかぶかです。
シューフィッターさんがお店に常駐しているなんてことがほぼ皆無だった頃のこと。自分の足が人様より幅が狭くて甲が低いという靴選びに苦労する足であると知るのはもう少しあとのことになります。
靴を買うのも一苦労なのに加えて、他人になかなか理解されづらいという悩みもありました。うっかり足の幅が“細い”、と言うと「自慢か」みたいな反応をされたりするので、言い方には気をつけて“狭い”というワードを用いたり。
あれから幾星霜。足の変化の研究や理解もすすみ幅狭甲低を専門とするブランドも、というありがたい時代になりました。相変わらずサイズが合えば必ずOKとはいかないけど選択肢があるだけでも嬉しいです。
足の形にこだわった靴を謳うメーカー直営の店舗で幅狭も取り扱っていますか?と尋ねるや無い無いと門前払いされたことを思い出しました。
いまはそのメーカーは幅狭の靴も製造してくれていて私も履けるからスニーカーを愛用していますが、あのときの仕打ちは忘れてないからね(笑)
いいなと思ったら応援しよう!
サポートうれしいです