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ふくのこと(6回目:自宅での皮下補液)

2020年2月15日(6回目)、初めて自宅で皮下補液をしました。

実は自宅でも動物病院での“あの感じ”と同じようにできるだろうと思っていました。脳内シミュレーションでは完璧にできるはずでした。

甘かったです。

病院では猫が背中を丸めた体勢のまま微動だにしなかったこと、猫型オブジェのように固まって、何をしてもされるがままの状態だったことを忘れていました。

自宅では液体のようにぬるぬる形状を変え、かと思うと次の瞬間には全身全霊全力で抵抗する猫。一方、人間はというと役割分担をした保定する係と翼状針を刺す係の双方の無力さも相まって、信じられないくらい時間がかかりました。なんとかやり終えたときは真冬だというのに汗だくで、窓を全開にして冷たい空気を室内に入れました。

二人がかりでもやっとできるかできないかという状況にこれからの日々が思いやられ、不安に駆られました。


よろしければ。でもどうぞお気遣いなく