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SDGsへの取り組みインタビュー

小学校6年生、Amyさん

小学生がSDGsに関心を寄せて、実際に活動をしていると聞き、サスティナシードがインタビューさせて頂きました。

Amyさん:きっかけは募金箱でした。最初はお金を入れるのが楽しかったのですが、募金箱が何種類かあるのに気が付きました。東日本大震災、アフリカ、カンボジアと3つありました。東日本大震災とアフリカは分かりましたが、カンボジアについて知らなかったので、お母さんに聞いてみたところ、自分で調べなさいと言われたので、調べてみることにしました。

調べて分かったことは、私と同じくらいの年齢の子供たちが、学校に行けず、綺麗ではないお水を飲んだり、危ない環境で仕事をしたりしなければならないという、とても驚くものでした。そして、その子供たちに何が欲しいか尋ねたら、お腹いっぱいご飯が食べたい。と答えているのを目にしたのです。

自分に出来る事は何だろう。カンボジアの子供たちがご飯をお腹一杯食べるにはどうしたら良いだろう。と考えて、お米を送りたい。と思って、お米農家の人たちにお願いしてみようと尋ねてみることにしました。
150軒くらいの農家さんに連絡をしてみたと思います。そのうち、会って話を聞いてくれたのは37軒ありました。
カンボジアの子供たちを助ける為に、お米を分けて欲しいとお願いをしましたが、人に分ける余裕はないと断られ続けました。

途中で気が付いたのですが、カンボジアと日本のお米は種類が違っているので、カンボジアの人にとって食べたいお米は、日本のお米ではなく、カンボジアのお米なのだと思いました。
農家の人たちがお金に余裕がない。と言うならば、お金に余裕がある人達に、お米を買ってもらって、そこで出来たお金をカンボジアに送れば良いんだと考えました。何軒も農家さんを回るうちに、お米を販売してくれるところが見つかりました。

そこで、お金持ちが集まるのだろうと思った、富裕層向け投資クラブを見つけたので、カンボジアの子供たちにお米を買うためのお金を送る為に、話を聞いて欲しいので、小学生ですが参加したいとメッセージを送りました。
最初は私が小学生だと信じて貰えず、いたずらだと思われてしまいました。本当に小学生が連絡している事を分かってもらう為に、ビデオ通話をして、やっと信じて貰うことが出来ました。そして、特別に投資クラブに参加させてもらえる事になりました。
ある日、カンボジア政府関係の人たちを招いたセミナーを行うので、そこで私が取り組んでいるプロジェクトのプレゼンテーションをしに来るようにと連絡を受けました。

突然の事だったので、びっくりしましたが、スケッチブックにカンボジアの子供たちのことや、お米を届けたいこと、そのためにお米を分けてくれる農家さんを見つけたこと、そのお米を皆さんに買って頂いて、利益をカンボジアに送りたいことなど、描き出しました。お米は、「みんなの未来米」という名前を付けました。

とてもドキドキしましたが、呼ばれた会場で、偉い人たちや富裕層の人たちに向けて、想いを聞いてもらうプレゼンテーションをしました。
プレゼンテーションは大成功で、多くの方々から合計約150万円が集まったのです。そして無事、カンボジアのNPOを通して現地の子供たちにお米を買ってもらうように、お金を届けることが出来たのです。

今では、日本でもご飯がお腹いっぱい食べられない子供たちが居ると知ったので、子供食堂に寄付をする活動をしています。

Q:これから先の未来を良くする為、大人たちにメッセージはありますか?

Amyさん:ヨーロッパと比べると、日本のSDGsは遅れていると思います。SDGsを知らない大人たちが多いので、17の目標を知ってもらいたいです。誰にでも幸せが届くようにしていきたいです。貧困をなくしたいと考えています。それから、大人たちが考えている差別は、私たち子どもの世界では個性として考えているので、存在していません。嫌な思いをする人をなくして、みんながハッピーでいられるように、私たちは自分達で価値観を作り出していきたいです。



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