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ラダック旅行② l 初日レー到着→周辺ゴンパではしゃぐ・後編
初日の続きです!
I Love Leh のモチーフで写真を撮ったり撮られたりした後は、タクシーをチャーターして各所近場の観光へ行くことにした。残念ながらお昼ご飯の段階で一人高山病を発症してしまいホテルで休養していたので、5名での行動となった。
レー王宮と何処かいい感じの近くのゴンパに行ければいいかなと思っていたが、最初にとめたタクシードライバーさんによればシャンティスクーパもセットで3ヶ所回るのがオススメということだった。
最初のドライバーには、3ヶ所で1300ルピーと言われ、発作的に「高い!」と思ってしまい見送った。しかし次にとめたタクシーも2ヶ所で1250ルピーと言い、その辺が相場なのかなと思う。
こちらのタクシーは3列シートと大きめで5人は余裕で乗れる。5で割ったら大した額ではない、しかも待っててくれるのだから、観光地料金だということも考えるとそこまで高くはないのかもしれない。インドで暮らしていて1000という桁を提示されると、反射的にボラれている気がしてしまうのだ。
結局、3ヶ所行ってもらうと1500と言われたが、交渉で1400ルピーになった。(結果、最初のドライバーの方が安かった)
シャンティストゥーパ (Shanti Stupa)
まずはシャンティストゥーパへ。
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近くに車を停めてもらい、緩い坂をてくてく歩いて登る。少し登っただけでも息切れする。
近くには眺めのいいカフェがあり混み合っていた。
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途中で瞑想ホールと書いてある建物を通って、上の広場に出る。独特の音楽が流れていた。
動画もあります。(つなぎ合わせですみません)
広場に出ると、白く眩しい建物と青空が広がる。
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シャンティストゥーパは小高い丘の上にあり、特徴的な建物なので、遠くからでも目立つ。なんとなく周りのチベット仏教寺院と異質感があると思ったら、どうやら日本人が建てたらしい。
日本の宗教団体、日本山妙法寺によって1985年に建立された仏塔。現在は同団体と袂を分かっている。
周りに遮るものがないので、見晴らしは最高である。この円形の建物の周りがさらに円形の広場になっていて、観光客がたくさんいた。
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オレンジの僧侶服を着たお坊さんも何人かいて、記念撮影をしていた。
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ひとしきり写真撮影をした後、次の目的地へ。
ところでこのタクシーのドライバーさん、かなりホスピタリティがあり、崖のカーブで猛スピードを出したり、犬や牛に向かって突っ込んでいって引きそうな寸前で避けたり、駐車もチキンレースのように他の車ぎりぎり数cmで急ブレーキで停めたりしていた。
気が休まる瞬間がなく、なかなか楽しませてもらった。
特にバザールに戻ったとき、敢えて人混みに突っ込んで行ったのは本気で人を轢くかと思って思わず声が出た。
私たちを驚かそうとしてくれているのはわかるが、そのテクニックが信用に足るものか判断材料がなくてヒヤヒヤしたものだ。
風景によってノスタルジックなBGMをセレクトして流してくれたのはとてもよかった。
ナムギャル・ツェモ・ゴンパ (Namgyal Tsemo)
次にナムギャル・ツェモ・ゴンパ、Namgyal Tsemo に行った。
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風が強かったので飛んできたゴミが体にくっつく。
ここは先ほどのシャンティストゥーパと違い観光客が少なかった。
途中では職業カメラマン一人と、頂上でドイツ人ファミリーに出会ったくらいであった。
ゴンパにはタルチョという文字の書かれた色鮮やかな旗がいっぱい張られており、風景の一角としてかならず目に入る。
ゴンパは高いところにあるので、強い風でバサバサたなびいていて風情がある。
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風でたなびくタルチョの背景にレーの街並みとヒマラヤ、なんとも風情があった。
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シャンティストゥーパが遠くに見える。
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動画もあります。
息も絶え絶え登っていくと、途中にお堂があり、大仏が祀られていた。
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さらに登り頂上のお堂の中に入るには、お布施のようなお金を少し払う必要があった。スタッフがいて、いくらと言われたか覚えていないが、そこまで高額ではなかった気がする。
ボトルの水も売っていた。
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通ってきた石段が見える。
動画もあります。
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階段を登り息切れしたが、その分得られた絶景は何とも言えないほど素晴らしい。この時間から風がどんどん強くなってきて、砂が肌や目に叩きつけられて痛かった。
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ちょっと離れた頂きにタルチョがたくさん括りつけられており、我々の勇敢な仲間が登頂し、無事帰還した。
着いた時にインド人もここに登って写真撮影をしていたが、
風がかなり強くなっていたため滑落の危険あり決しておすすめはしない。
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ここではいっぱい写真を撮ったり、はしゃいだ動画を撮ったり、けっこう長居し、まあまあいい時間になってしまった。
次の目的地へ移動する。
レー王宮 Leh Palace
最後にレー王宮 Leh Palace へ。
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レー王宮は入場受付が18時までだったようで、少し過ぎてしまった。
交渉したが内部には入れなかった。
まあみんな結構くたくたであったので、無理せずにすんでよかったかもしれない。
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ちょうど夕暮れ時で、日の当たる場所と影の部分が絶妙で感動的な風景を見ることができた。
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ドライバーの神がかった運転でホテルについた後、シャワーを浴びてイタリアンへ。
イタリアンレストラン Bon Appetit
Bon Appetit
店は大きな通りに面しておらず、看板を頼りに小道を入っていく。
道は暗く、犬が何匹かウロウロしているゾーンがあり、大丈夫かなと思いながら歩いていると、食事帰りと思われる欧米人とすれ違う。
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なんとも素敵である。
Bon Appetit はどうやら人気店のようで、ものすごく混んでいた。
ぎりぎり空いていた離れの席に通された。
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一番混んでいる時間に入ってしまったのか、オーダーしてから料理が来るまでに1時間半くらいかかった。周りのお客にも料理は全然来ていなかったが、皆イライラすることもなく余裕でおしゃべりに花を咲かせていた。
料理は、ピザとサラダは普通に美味しかったが、パスタが柔らかくていまいちであった。(というのは上甲さんの手書きマップにも書いてあったが、見たのは数日後であった)
沸点が低いので、アルデンテでうまく完成させるのが難しいんじゃないかなと思った。チベット料理の麺はだいたいコシがなくて柔らかく茹でてあるものが主流なので、そういう調理しかできないのかなと。そう思うとロングパスタはどこで食べても美味しくないかもしれない。
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高山病の仲間にもお土産で持って帰った。
料理もゆっくり食べ、ホテルに戻ったのは夜11時前になった。
明日に備えて早く寝たかったが、このタイミングでホテルの Wifi が通じており、この機を逃してはならぬとしばらくメールチェックなどをしていて、結局寝たのは12時過ぎであった。
長い初日だった。
2日目は下ラダックと上ラダックへ行ったので、次回は鮮やかなゴンパをたくさんご紹介する。