チェンナイの表参道 T.nagar → マリーナビーチ
休日の午後、チェンナイの表参道として名高い T.nagar に行った。
まず昼食は、メインストリートから道一本入って小洒落たレストランへ。
レストラン内は暗くてムーディな感じ
テーブルはほとんど埋まっていて皆料理を待っている。
最後の空きテーブルに通してもらえたが、後ろには待つ人が数組いた。
私はベジのミールスを注文。
メニュー豊富で、とくにノンベジのミールスはレパートリーが多い。
そのせいなのか、単にちょうど注文が殺到したからか、料理が出てくるまでに時間がかかった。
ミールスベジはとっても美味しかった。
アーンドラ料理というと、唐辛子の産地なので、辛いので有名と聞いていたが、ベジの方は辛くなくてとても食べやすかった。
ノンベジのミールスも一口食べたが、魚が入ったものは大変辛い、トマト風味も強い。
肉や魚の臭みを消すために、スパイスや他材料を多めに使ってるんじゃないかなあ、とも思う。ベジを頼むと辛すぎるとか臭みが気になるとかなく、いつも美味しくいただける。だからミールスはこれからもシンプルなベジを頼もうと思っている。
そして、今回は初めて手で食べてみた。
お皿が平たく、カレーがサラサラしてるので、スプーンより手ですくうように食べる方が食べやすい。ただ最初はごはんが熱くてちょっと冷めるまで触れない。
食後しばらく右手にスパイスの香りが残るが、不快ではなかった。
食後はぶらっと散歩。
チェンナイに来てから、5分以上道を歩くのは初めてかもしれない。
繁華街を歩いて回ってみたが、
1番驚いたのは、客引きや物乞いの人の食いつきが優しいこと。
以前北インドを訪れた時はそれが辛くて歩き回るモチベーションが削がれてしまったが、チェンナイの人たちは一度無理と言ったら諦めてくれるからありがたい。
上の写真のぬいぐるみ売りのお兄さんお姉さんは、その場で綿を詰めまくってた。
おもしろい光景なのでじっと見てたら、こちらに気づいて恥ずかしそうに笑っていて、なんだか幸せな気分になった。
T. nagar には大きいデパートがいくつかあり、銀食器、ジュエリーなどが売ってる大型店に入った。
何万円もする小さい銀食器とか、金キラのアクセサリーを買ってる人たちがたくさん。富裕層の富裕っぷりがすごい。金色のアクセサリーのフロアが人気でやっぱり金が好きなんだなあと思った。インド人の肌に金色のジュエリーはとても似合う。
店員がすごく多く、すぐに声をかけてくれる。絶対一人にさせないように、と教育されているのだろう。見てまわってるだけと言うと、とても残念そうな顔をされる。
その向かいのファブリックのデパートにも入ってみた。
自分の服を作るのが好きなので、船便でミシンが届いたらインドっぽい柄のリネンを買ってサマードレスを仕立てようと思う。
なので生地の下見だ。
いろいろ布を見たいのに、目を向けるとセールストークが始まりそこで足止めされる。
入り口のお兄さんが、どの階が何を売っているのかを詳しく教えてくれた。寝具用のファブリックや、レディメイドの洋服もあるようだ。
ここで生地選んでインテリアに合わせて作るの楽しそう。
帰ろうとすると、「え、買わないの、どこ行くの?」と言われ、「ビーチに行く」って答えたら、「いいね〜ビーチ。ドライバーが必要だね?手配するよ、むしろ僕が運転するよ」と、たたみかけるトークだったけど、感じのよい人だった。
次に布買いに行く時まで覚えていてくれてるかな。
私の中では、ここは表参道というより銀座だった。
夕方にマリーナビーチに行った。
ここは世界で2番目に長いビーチらしい。
ちなみに世界一長いビーチで検索すると、バングラデシュのコックス・バザールが出てくる。
10-20歳代の若いグループがいっぱいたまっていて、屋台も賑わっていた。
ビーチとはいっても砂浜から海が遠すぎて見えない。
海まで行くのは早々に諦めて、人物観察をしていた。
皆何をするでもなく、だらだらとしゃべっていたり、ひたすら歩いたりしていた。
夕方の方が過ごしやすいからか、時間が経つにつれてだんだんと人手が多くなってきた。
帰りは海沿いの道を通って帰った。
フィッシュマーケット内を通ったが、さすがにもうどこも片付けモード。
売れ残った魚が少し地面に置かれていた。
こういう地元の人で賑わっているところで魚を買って焼いて食べてみたいなーと思うが、
もうちょっと胃腸を慣らしてからチャレンジすべきだろうか。
まずは次回ビーチの屋台を試そうと思う。