ラダック旅行① l 初日レー到着→周辺ゴンパではしゃぐ・前編
独立記念日の 8/15 から4泊5日でラダック旅行に行ってきた。
インド人には大人気の観光スポットだが、日本にいるときにはあまり知らなかったし、周りにも行ってる人はいなかったように思う。
ラダックは、控えめに言ってとても素晴らしかった。
今までの海外旅行で BEST 5 に入る経験だった。
今回はチェンナイに住む知人+夏休みでこちらに滞在していたその家族の計6人で行き、ラダックでの行動を共にした。遠出するときには車をチャーターし移動した。
割と早い段階からラダックに行く雰囲気はあったのだが、国内旅行だからか変な余裕が出て具体的に動くのがだいぶ遅くなり、1週間前にまだ飛行機のチケットを取っていなかった。
飛行機のチケットがオンラインで取れず、席が空いてない疑惑で危うく行き先が変更になるところだった。幸い単なるシステムのエラーだったようで、無事ラダック行きフライトを予約することができた。
滞在できる日数が限られており、効率的な周り方のアレンジや、現地での車のチャーター、通行許可証の取得など、時間がかかりそうなことは現地で旅行代理店を営む上甲さんにお願いすることにした。
記憶を辿って自分のラダック旅行スケジュールを書いてみる。
3日目のヌブラ渓谷は、上甲さんやドライバーさんの練ってくれていたプランからその時の気分で変えてもらったので(そもそもそんなにプランを練ってくれていたと思っていなかったので行き当たりばったりで変更しまくって申し訳ない)、行ったゴンパ(お寺)が抜けていたりと記憶違いがあるかもしれない。
思い返すと、1日目と2日目が忙しかった。3、4日目はクライマックスだが車での移動時間が長かったので、おそらく一番体力を消耗したのは初日だと思う。一番登って動き回ったし一番息切れした。
実際6人中4人が1日目と2日目に高山病を発症した。
私は高山病は大丈夫だったが最終日に体調を崩した。
なので、もう1日追加して、初日はあまりはしゃがずにレーをゆっくり散策する時間が取れたらよかったなというのが反省点である。
まあ、来たからには限りある時間で観光ポイントを全部制覇したいという気持ちが強く、どうしたって仕方ないのかもしれない。
さて、前置きが長くなったがここから旅の記録を書く。
ラダック旅行・初日
朝 3:50 に出発だった。3:50ははたして朝なのか夜なのか。
というのも私は夜型人間なので、3時まで起きていることが多々ある。
ラダックから帰宅予定の翌日までにやらなければいけない課題が終わっていなかったので、寝ないで終わらせて行こうか前日直前まで悩んだあげく、諦めて24時に就寝した。
そして旅先でやりもしないのに一応 PC を荷物に入れた。重い。
チェンナイの国内線は初めて使用する。
空港は電飾で飾られイルミネーションが綺麗だった。
空港入場時に ID チェックがあり、ここでパスポートと搭乗券を見せる。何に引っ掛かっているのか、前の方でやたら時間がかかっていた。
空港に入ったあとの荷物検査も時間がかかる。
さらに飛行機に乗りこむ直前のタイミングでも荷物検査があった。
独立記念日でテロ対策が厳しいのかもしれない。
飛行機会社はIngiGoを使用した。
デリーまでのフライトは満席。3時間ほどだろうか、ほとんど寝ていたのであっという間だった。
食事は事前予約制で、私はオートミールを予約していた。
みんな不味いと言うオートミールだが、乾燥アップルが入っていて割と美味しく完食した。
デリー空港で乗り換えはさらに時間がかかった。
荷物検査の列では急ぎの便の客が優先される上に、通常の割り込み客もいて、かなり時間を要した。
チェックはチェンナイ空港よりさらに厳しく、内蔵バッテリーの物は全て出すように言われた。
私はイヤホンを出し忘れてちょっと引っかかったが、我々の仲間はリップクリームや防虫スプレーなどもかなり厳しくチェックされていた。
レー行きの飛行機も満席だった。
フライト自体はとてもスムーズで、到着予定日時間の30分前にレーに着いた。
レーが近づくと飛行機の窓から綺麗な山並みが見下ろせる。一年で一番気温が高い時期だからか、私が意識を失っていただけか、雪が積もった山はこのあたりではあまり見えなかった。
軍事施設も兼ねているためか、レー空港内では写真撮影は禁止されているの機内アナウンスがあった。
空港に到着。ひやっとするかなと思ってパーカーを羽織っていたが、全く涼しくなく、むしろ日差しが強い分チェンナイより暑く感じた。
外国人は到着時に入国(?)申請書を一枚書く。
滞在場所とか連絡先とか。
対応するスタッフはかなりフランクで、紙を回収してパスポートを確認するだけで終了。帳簿のようなものにボールペンで名前を書き写していた。
Japanese なんとかと言っていたので、繰り返したら喜んでいた。
空港の外はヒマラヤのパノラマで感動だった。
ホテルまで基本タクシー移動のようで、タクシーは先にチケット私買う仕組みだった。
一台の車に観光客が群がっていたので何かと思ったら、タクシーチケット売り場だった。タクシーがタクシーチケット売り場を兼ねているようだ。
順番も何もあったもんじゃないので、ガツガツ行かないといつまでも購入できない。
料金は一律550ルピーで、大きめの車一台で6人は余裕で乗れた。
大きい荷物は車の上に乗せるのだが、本当に単に乗せるだけで、抑えるバンドも何にもない。
道はでこぼこしていて跳ねたりするのだが、不思議と落ちたりはしないようだ。
ついにレーに無事到着。
ホテルは CHOSPA を利用した。
チベットやネパールを思い起こさせる雰囲気の、モダンでスタイリッシュな内装であった。
スタッフもわかりやすい英語で対応が良く、気持ちよかった。
しかしホテルのWi-fi はつながらず、(結局2日に1回くらいしかつながらなかった)
ラダックでは、電話も、Airtel は全くつながらなかった。
どうやら契約をポストペイドにしていないとつながらないとかいう噂である。
Google map が見れないのと、
皆来てから考えるタイプであまり下調べしていないので、
上甲さんにいただいた手書きマップを頼りに近場を散策しランチをすることにした。
高山病の予防薬は、一人購入してきていた仲間の N さんにたかって他のメンバーも1回分ずつ内服した。N さんはメキシコ駐在時に高山病にかかったことがあり、人一倍高山病の知識が豊富だ。
常に深呼吸をすることを忘れずに、水分を多めに摂ることを心掛けた。
ホテルを出て右に少し歩くとバザールの入り口に着いた。ここがよくブログやガイドブックに載ってる写真のところだ。
バザールを少し歩き、昼食は近くにあった Friends Corner Restaurant というチベット料理屋に入った。ヒマラヤンカフェの向かいの建物にある。
入り口が超わかりにくいのだが、建物向かって左側の階段で3階へ登る。
モモ、Vegi チョプシー、American チョプシー、テントゥクなどをオーダー。
炭酸はコップに注ぐと一瞬にして抜ける。
地元の人に人気のお店ということで、地元民の家族連れで混み合っていた。
料理の提供がだいぶゆっくりで、英語も通じにくいので観光客慣れしてなさそうな雰囲気だった。だからこそ地元民に愛されるお店なのだろう。
モモとチョプシーが美味しかった。
動画もあります。
食後はバザールを歩き、ソフトクリームを食べた。
食事をしたところの近くからちょうどレー王宮が見える。
バザールは混み合っており賑やかで、聞いていた以上にインド人が多い印象だった。もっとモンゴル系の顔立ちの人ばかりかと思っていたが、インド人観光客が多かった。
ちょうど8月から9月のハイシーズンである。特に独立記念日周囲はみな休みをとり旅行に出るのだろうか。
高山病予防薬ダイアモックスは全部 N さんにたかるわけにもいかないので、返却分と今後必要になった時のために薬局で購入。バザールの突き当たり近くの薬局で15 錠 55 ルピーで売っていた。
日本で高山病予防薬として購入すると自費である。
帰ってから調べたところ、あるクリニックでは、10錠で5140円であった。
今回は恩恵に預かったが、受診も処方箋もいらず薬が安価で変えるこの国の医療経済はどんななんだと思う。特に抗生剤が薬局で誰でも買えてしまうのは恐ろしい。
バザール突き当たりのモスクを左に折れると同じような賑わいが続いており、大きな道路に出るところに「I LOVE LEH」のモニュメントが。
ここでみんな順番に写真を撮っていた。
この写真スポットで日本人二人組にあったのだが、一人はレーにもう1ヶ月も滞在しているとのことだった。
この周囲にはいい感じのカフェやお菓子屋さんやお土産屋さんがあり、時間があったらカフェでコーヒー飲んで読書でもしたいなあ、と思った。
もともとレーのバザール周囲にはいい感じのカフェが結構あるという情報を読んでいたので、カフェでゆっくりするためにインド本と Kindle を持ってきたのである。
が、そういう雰囲気の旅ではない匂いがプンプンしていた。
ここからタクシーをチャーターして午後はゴンパなどを巡るのだが、長くなってしまったので回を分けたいと思う。
次回、シャンティストゥーパや高台のゴンパ、レー王宮からの神がかった写真がたくさん撮れたのでいっぱい載せたい。
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