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ラダック旅行④ l 2日目は上下ラダックを巡る・後編

ラダック旅行記の続きですー!


2日目の午前に下ラダック観光をし、お昼過ぎにいったんホテルに戻り高山病の二人の様子を確認した。
幸い2人とも回復傾向で、一人は観光に合流できそうということで、ここからは5人になった。


Ngati cafe 眺めのよい屋上カフェ


お昼はカフェで軽く食べようと思い探したが、時間が遅く食事の提供が終わってしまっているところも多かった。
ドライバーにも探してもらい、軽食を提供しているところがあったので入ってみた。

階段で上の階に上がるとカフェになっていた。



このカフェは屋上で食べるスタイルで、階段を登ると思いがけずいい景色でテンションが上がった。レー王宮やモスクがいくつか見えて、ごろごろといつまでも居たくなってしまう気持ちよさだった。


2階は食器などが飾ってあって、クッションもおしゃれ。


木造でいい感じである。


3階に上がると屋外に出て景色が開ける。
レー王宮やモスクが見える。
座るところにチベット風の布が敷いてあり雰囲気がある。


風景を眺めながら食事できる。


食事は軽食のみ。サンドイッチはまあまあ

ドリンクメニューに「バターミルク」というのがこの地域によくあるのだが、文字から想像するような甘いドリンクではなく、少し塩味の油っこいスープ。まずくはないが、ゴクゴクいけるような飲み物ではない。バターミルクを頼んだ人はもう一つ他のドリンクが必要になった。
寒いときに飲んだら体が温まりそうだ。


お腹を満たしたあと、上ラダック観光へ向かった。

レーの南東、インダス川沿いを上流に遡った地域を上ラダックと呼ぶ。ラダックを象徴するゴンパが数多く集まっているほか、川沿いに開けたのどかな農村風景を楽しめる。ほとんどの場所はレーから車で日帰りで訪れることが可能だ。
地球の歩き方より


ティクセ・ゴンパ Thikse Gompa

まずは大きくて有名なティクセ・ゴンパへ。


欧米人の観光客も多かった。
斜面にたくさん建っているのが特徴的なゴンパで、遠くからでもよくわかる。階段を登るので、昨日よりはマシだがやはり直ぐに息切れする。


岩山の斜面に沢山の僧坊がひしめいている。
ツーリングのインド人も多い。


登るにつれて見える景色が変わっていく。


寺院入り口にはここも大量のマニ車が並んでいる。


鮮やかな布が巻かれていてカラフル。


入り口の門も立派である。
天井画も細かくて綺麗。


受付は並んでいた。
本堂の手前の道にはレストランやトイレなどが並んでいる。


カラフルな装飾やマニ車、旗が眩しかった。
とくに寺のてっぺん近くは風がとても強く、風でばっさばさでたなびく旗がとても絵になった。
外は観光客で賑やかだが、寺院内のお堂は人が多くてもしんっとしており、やはりこの雰囲気は好きだなと思った。自分がちゃんと仏像と向き合っている感じがする。


ここから僧院に入る。
鮮やかなマニ車。布がヒラヒラしているタイプ。


緑が綺麗。
このゴンパは全体的に清潔で、通路にゴミなども落ちていなかった。




階段をしばらく登ると大きな広場に出る。
ここから本堂に上がるので、履き物を脱ぐ。


オレンジ色の布で建物の外部が飾られており、彩色の壁にマッチしてとても映える。


壁画も鮮やか。


立っているだけで絵になるフランス人。
仏像が幾つかの部屋に分かれて祀られており見応えがある。
たくさんある仏像のうち、いくつかにお参りしてきた。


さらに登る。
このピンクオレンジの建物が頂上。


頂上からの眺め。


このゴンパは写真映えスポットが多くて、かなりゆっくり過ごした。

お坊さん達は観光客慣れしているようで、いろいろ話かけてきてくれた。日本から来たというと、いい国だねー、日本いいねーと言っていた。


入り口まで戻ると犬がいいアングルで寝ていた。




シェイパレス  Shey Palace  (シェイ・ゴンパ)



シェイパレスに着く頃には、昨日今日の疲れが溜まってきていた。

というのは言い訳で、ゴンパを見飽きてきた。
無数にあるゴンパは最初はありがたいのだが、何箇所も行っていると慣れてきて新鮮な感動がなくなってくる。

我らにはもう1番上まで登る気力がなく、本日午後から復活した N さんに内部の訪問を任せた。
待ち組は下で景色を見ながらダラダラと過ごしていた。


ここにも連続したマニ車があるが、岩が障害物になっていて回しにくい。
崖に文字が書かれている。ちゃんと足場を組んで描くのだろうか。


大きな仏像を建築予定で寄付箱が置いてあった。
むこうに見える立位の仏像は壊されるようだ。
頂上もステキだけどもう下から眺めるだけで満足。
気圧のせいで浮腫みやすいのか、足がぱんぱんだった。
高いところに腰掛けて景色を眺めるのは気持ちがよい。


湿地帯、林、山脈、いろいろ贅沢な風景。
夕方、遠くの山は怪しい天気。あの部分は豪雨だろう。




Fish Pond Restaurant 湖のそばのカフェ広場


シェイゴンパで待っていると雨が降り始めたので、向かいのカフェで一休みすることにした。
ちょうど移動するときに頂上訪問組も帰ってきた。


道路の向かいにショッピングモール (と書いてあるが普通の路面店、だがレーで初めて売店の冷蔵庫を見た) とお土産屋さん、ドライフルーツ屋さんなどが並んでおり、奥が湖に面した広場になっている。不忍池のような感じである。

シェイパレスと湖が見えてなんとも趣深い。


ここではコーヒーミルクを頼んだ。うっかり砂糖なしと言い忘れたが、疲れていたので甘さが身に染みて元気になった。




ドライフルーツショップ


小さなお土産屋。よく見たらここにもろくろ首ガネーシャがいる。(その時には気づかなかった)


カフェは屋外の席で景色を楽しめたのだが、上に張られているテントは防水布ではなく、雨水が全部通過した。さすがにびしょ濡れになるので皆店内に避難した。
甘ーいコーヒーミルク。砂糖が染み入る。


いったんホテルに帰宅後、回復したもうひとりをピックアップし、夕食は全員でチベタンキッチン The Tibetan Kitchen へ向かった。
しかしこちら満席で既に長い列が出来ており、1時間待ちとのこと。昨日の感じからすると1時間で席につけてもオーダーしてから料理が来るまでにさらに1時間かかりそう。。
翌日は朝6時起きなので夕食は早めに済ませたかった。

有名なチベタンキッチン。
外にも待つ人の列が。
店内満員で賑わっていた。予約必須だったようだ。


ということで、こちらは最終日に予約してくることにし、近くの Chopsticks  というレストランに移動した。


Chopsticks 多国籍レストラン



こちらはまだ席があり、注文からサーブまでもスムーズだった。


Chopsticks  noodle bar という店名の割にお箸で食べる料理が多いわけではなく、アジアの多国籍料理という感じ。店内とても清潔感がある。
タイ料理が美味しかった。
ジャパニーズチキンカツカレーは、スパイスが加えられかなり辛くなっていたが、日本カレーのベースが少し感じられ美味しかった。
食べてる間にこちらも満席になっており、人気店のようだった。



トムヤンクンヌードル。ココナッツ風味のトムヤンクンだった。


ジャパニーズカツカレーは美味しいが惜しい。


途中から満席だった。こちらも人気店のようだ。





夜のレー・バザール

食後はバザール周囲をぶらぶらしお土産を物色。21時頃だったのでちらほら閉店してる店もあったが、夜のマーケットは灯りがいい味を出していて素敵だった。
この日はちょうど夜から雨がしとしと降り出して、石畳が濡れて光が反射しまた幻想的だった。


お土産屋さんいっぱい。日中より明かりのおかげで目立つので入りやすい。
ちょうど雨が降った後で、石畳が濡れていい感じに艶を出していた。


バザールのマーケットは一際明るくまだまだ観光客で賑わっている。


インド人の若者たち


犬も定位置


雨でもこの縄張りから動かないようだ。



マーケットの店員さんはこちらが目を向けたり写真を撮ったりすると、ハロー、とか、バイバーイとか笑顔で対応してくれて優しい感じがした。

ちなみに午前に行った下ラダックのアルチ・チョスカル・ゴンパのお土産屋で150ルピーの商品がレーのお土産屋さんでは400ルピーで売られており、レーの方が割高だった。
あの店主は「高くないよ!いいものなの!」って怒ってたけど、実際本当に物はよくてぎりぎりの値段だったのかもしれない。
レーでは手頃な値段のマニ車はなかったので、買っておいてよかった。


バザールの外も店が続く。
店じまいした店員さんが道行く観光客に「おやすみー」と挨拶してくれる。
店員さんたちの笑顔で幸せな気分でホテルに戻る



2日目はこれで終了。この日はホテルのネットが通じなかったので、おとなしく23時に就寝した。
明日は標高5600mのカルドゥン・ラ峠を越えて、ヌブラ渓谷に移動する。

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