がんCRC学会にて語りました
ちょっと間が空きました。
本や発表資料の書き物、銭湯サロンの準備など、やることが沢山ありました。
やるべきことが沢山あるのは、今のわたしにとって、とてもいいようです。
へばってしまうこともなく、どんどんこなして、満足して…夜はWBCを満喫!サイコーです!
わたしの体調は?と言いますと、変わらず調子は良くないですが、少し発疹が落ち着いてきました。でも、予想以上に時間がかかっています。まだ、メイクはできません。
今年になって、両立支援コーディネーターの藤吉奈央子さんにがん友達をお繋ぎする機会が増えてきました。
わたしもそうでしたが、がんを患いながら、新しい仕事にチャレンジするって、本当に本当に大変です。
元気だった時の自分と違うし、だんだん年をとって、物覚えや頭の回転も悪くなります。まぁ、それは仕方ないけど。
そして、がんになると、社会から置いていかれたような気持ちになります。
体調が安定してきた頃、「これじゃいけない!」と、突き進むのですが、実際にやってみると、なかなかのハードル。がんを隠して働くと、尚更。
がんを公表していても、周りの理解があるかどうかは、また別問題です。
いつも思うことは…ふたりにひとりががんになる時代なのに、どうして、こんなに理解が進まないんだろう…
がんで闘病するということは、医療費を払い続けるということで、生活を続けるために、仕事は必須なんです。
がんの闘病が長いことを世間は知らない?
隠しながら働いてる人が多いから、伝わらない?
そもそも、隠さなければならない風土って、どうなの?会社の居心地とか?
かぜ、インフルエンザ、盲腸、骨折…
身近な病気やけがは沢山ありますが、いずれにせよ、治るのが当然と見込まれています。
ずっと続く治りにくい病気なんて、経験がないと想像できないのかもしれません…
人によっては、怖くて、想像できないのかも…
今日はがんCRC学会で、患者の声として、登壇させていただきました。
テーマは「緩和ケア」。
先生方のお話、ピアサポートという視点からも、患者としての視点からも学ぶこと沢山あり、めちゃくちゃ勉強になりました。沢山メモを取りました。
医療者が患者を大切にしてくださる気持ちがとても伝わってきます。
休日、こうして、沢山の医療者が勉強しているのです。
参加者は120名くらい。
わたしはこのnoteを中心にリアルな小説を読むようにお話させていただきました。題名は「わたしの終末期」。
今年最初の診察の時、先生に終末期はいつから?と聞いたら、自分で決めていい、との答え。それが、印象的でした。
次男坊の卒団式の話のところで、我慢できずに、泣けてきちゃいました。
鼻ずるずる。
子どもとの関りを中心に、心境の変化や自分の大切にしていることをお伝えできたのではないかと思います。
社会全体で、支えられないか?という問いかけや、もっと広く、がんを知ってもらえるようにするには?ということも含め、日々、感じたことを朗読しました。
参加者からの質問や感想の中で、「涙した」というお声が多く、届いていることが伺えて、よかった💗
運営の方々も涙され、終了後の記念撮影時に「メイクが💦」と。
わたしもメイクしてない~💦
だって、顔の炎症で、できないんですもの~
「全然美しいから大丈夫です。」って、言ってあげたかった。
今夜はCRCという、ステキなお仕事に乾杯です✨
余韻がすごいのですが、WBCを楽しみます♬
では、またね。
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