神様はいじわる
昔、好きだった人が夢に出てきました。
唯一、恋に溺れる体験をしたのは、この時だけかも。
なんだか、しあわせな気持ちで目覚めました。
「恋をしたら溺れよう」
日日是好日に出てくる一文です。
關本先生に教えていただいた一節。
忙しい生活の中で、こういうことを忘れてしまいがち。
人は3歳頃までは本能で生きているそうです。その感覚を忘れてはいけない、と思う日々です。
内服の抗がん剤を止めて、1日が経ちました。
顔の炎症は全く引きません。
点滴の抗がん剤の影響もあるみたいです。
医師の話によると、「1ヶ月くらいはかかるかも」とのこと。
早く決断してよかった。
だけど、この顔では、今度の日曜日の卒団式に行くか、迷います。
「ママさ、日曜日の卒団式だけど、式の時だけ行こうかな。」
朝、次男に告げてみました。
「そうか、そうだね。」
7年前、長男が3年生、次男が年長さんの時に野球を始めました。
次男は体を動かすのが大好き。やんちゃな子です。
入ったばかりの時は、練習がきつくて、疲れてしまい、よく泣いてました。
7年の間、いろんなことがありました。
楽しくて大変で。ドキドキするようなことばかりでした。
優しく、厳しく、おおらかな大人たちに囲まれ、チームの子どもたちと共に成長させてもらいました。
とても感謝しています。
日曜日はその最後の日です。
卒団式ではみんなでごはんを食べたり、監督への感謝の手紙、親への感謝の手紙を発表する場面があります。
こんなお化けの顔では、子どもの仲間がいる前で、マスクを取って、ごはんを食べられません。みんなを驚かせてしまいます。
子どもの友達とたわむれることもできない。
悲しくて、涙が止まりません。
涙と共に炎症したところから、血が噴き出してきます。
神様はいじわるです。
こんなステキなことをわたしから取り上げるなんて…
お願いだから、卒団式と卒業式と入学式に行かせて!
いきなり、重たい話で、ごめんなさい。
すてきな言葉をかけてくれた人がいます。
小平サロンの仲間です。
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ゆうこさんの身体が戦っている。
腎臓か肝臓か、どちらが強く反応しているのかわかりませんが、いずれにしても何とか処理しようと頑張っている。身体とお薬が馴染もうと頑張っている。
皮膚は、身体と外との間でバランスを取ろうと頑張っている。身体を守ろうとしている。
痒い、痛い、むずい、ヒリヒリ、ぐじゅぐじゅ、ピリピリ、辛いですよね。
たっぷり保湿して下さいね。そして、日焼けしないように気をつけて下さいね。
分かりきっていることでしょうが、老婆心です。
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皮膚は、体の中の毒出しする場所だそうです。汗や吹き出物という形で出してるそうです。抗がん剤は、毒をもって毒を制す的な感じなのでしょうか。皮膚からの排毒作用が、凄いということは、効果があったということなんですかね。
そして、世の中にも、分子標的薬の副作用で皮膚障害がおきることが広く知られて、温かい目で見守ることができる社会にしていきたいですね。
だって、誰もががんになりうるのですから。
***
ありがとう。
本当にありがとう。
とてもステキな会員さんたち。
ピアサポートの精神で、お互いを支えあい、思いあい、受け入れてくれます。
「温かい目で見守ることができる社会にしていきたいですね。」
製薬企業や医師を責めないモノの見方。
わたしの考えをよく理解してくれている証拠です。
2月18日の公開講座最終回で、元気に皆さんの前に出られるように整えます。
毎回、最後に集合写真を撮るのですが、そこで、マスクを外せるかしら?
集合写真を撮るのはわたしのこだわりです。
2019年、患者会キャンサーペアレンツのオフ会に参加した時、集合写真を撮っていただき、それがとても大切な思い出になっています。
西口洋平さんの写真。先日、国がん中央の希少がんセンターで発見。
人はだんだん忘れてしまう生き物です。
子育てをする中でも、「この瞬間を」と思い、たくさん写真を撮ってきました。
写真を振り返ると、自分の人生は結構しあわせなんだ、と思うことが何度もありました。
写真は大事な思い出をよみがえらせてくれます。
明日は長男の受験日です。
受験生には過酷な雪予報です。
ですが、我が子は歩いて行ける距離の高校。ほっとしています。
今夜はおいしいものを作ります。
買い物に行ってみました。
北風が冷たい。
カラダがいままでのように動かせません。
でも、途中、好きな公園の道端で見つけた花。
可愛かったです。
今日はこの辺で。
またね。
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