決戦は金曜日の雪
「ちょっと来て。」
朝、長男が呼んでいます。
「え?なに?」
呼ばれた部屋に入ると、窓の外を見ています。
雪は斜めに降り、屋根の上や草の上がうっすら白くなっています。
「オレが生まれたときも、こんなんだったんでしょ?」
長男は雪の日に生まれました。わたしが破水して、病院へ行く前、窓の外を見ると、野原に雪が積もっていました。
野→「埜」の上に「雪」とかいて、「雪埜(ゆきや)」という名前にしました。文字で生まれた日の情景を描写しました。
「そうだよ。」
「ってことは、今日はバースデーマッチってことかな。オレの決戦の日にぴったりだ!」
今日は私立高校の入試日で、我が子の試験初日です。
ここまで、本当によく勉強してきました。
出発前の持ち物チェック。
笑っちゃうほど、細かくて、しっかりしています。
「勝負ペンはこれ!」
一目瞭然だからと、ジップロックに入れてます(笑)。
決戦は金曜日、雪の日。
いざ、出陣です。
玄関で見送りました。
両手を合わせて、ぎゅっ!!ぎゅっ!!
「いってらっしゃい!」
わたしはというと、今日も体調がイマイチです💦
カラダが重くて、ふらっとします。
痛み止めは1日3回、欠かせません。
顔の状態は相変わらず。イタイ。痒い。ピリピリ。かさぶただらけ。
まずは朝の家事を終え、カラダを休めました。
今日、病院へ行く予定でしたが、雪なので、やめようと思い、病院へ電話しました。
ここ数日の状況を伝え、体調がイマイチなことを伝えました。
日曜日の卒団式を躊躇してしまうことも伝えました。
4月7日の入学式まで、なんとかしたいことも伝えました。
泣いてしましました。
「水戸部さんの気持ちも分かるよ。けど、冷静に考えよう。」
「突然、倒れては元も子もないし。がんはよくなってるけど、副作用で調子が悪いなら、点滴とか、入院とか、しないとかもしれない。
電話だから判断できないけど…水分しっかり取ってね。
ぼくは水戸部さんの体調が一番大事だと思うし、水戸部さんの未来のことを考えてるから。」
なんて、冷静なんでしょう。
「泣かせちゃって、ごめんね。」
通院はもともと治療の予定だった、翌月曜日にさせてもらいました。
わたしの未来のことを考えている。
がんのわたしを採用してくれた脊尾さん(秋葉原社会保険労務士法人代表)も同じことを言います。
ここんとこ、体調が悪くて、苦しい毎日だけど、なんだか、勇気が湧きます✨
あら、電話。
なんと!脊尾さんからお電話です。
すごいタイミング。
なんだかこのお二人、似ている。
そして、繋がっている。
これからの勤務のことなど、少しお話しました。
ここのところ、色々な方にお約束のキャンセルをお願いしてばかりです。
本当に申し訳ないです💦
わたしもお会いできるのを楽しみにしていたのに。
でも、カラダが思うように動かないので、仕方ないです。
夕方。
少し、カラダが楽になりました。
試験から帰宅した長男は、少し休んで、塾へ行きました。
寒いのに、試験を終えたばかりなのに、また勉強しに行きます。
温かいごはんを用意することができました。
今夜はカレークリームシチューです。
そして、小平サロンのLINEグループでは、楽しいことが始まりました。
私がこのnoteを共有すると、みなさんが反応してくれ、そこにプラスして、情報共有したり、新たな楽しみを見つけたり♬
みんなやさしい人たちです。
今夜は温かくして、やすみましょう。
みなさん、おやすみなさい。いい夢を。
*一番上の写真は長男が幼い時、雪遊びした写真です。
https://sites.google.com/view/cancerosyabericafe/
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