入院記録cycle1 最終回
20230203
入院5日目
夜中に目が覚めたせいで、寝起きの悪い朝。
でも、今日はスケジュールが盛りだくさん。
張り切っていきます!
カラダの目覚めが悪いので、朝の写真を撮りに廊下の突き当りまで歩く。
フロアの端にはガラス張りのちょっとしたテラスがあり、そこにご年配の男性が座っていました。
「おはようございます。写真撮ってもいいですか?」とお邪魔する。
「どうぞどうぞ。邪魔になっちゃう。」と控えめな様子。
「あ、大丈夫です。そのままで。」と言っても、遠慮して、後ずさり。
「あの橋、レインボーブリッジって、知ってました?」と聞かれたので、
「あ、はい。そうですね。」と答える。
「お住まいはお近くですか?」と尋ねると、
「ええ。」
特に会話は弾まない。
「もう、とっくに死んでるんですけどね。がんは大抵3年くらいみたいですね。」
この声、聞いたことがある…
昨日の電話室の人?
「そうなんですかぁ?」
と、とぼけるわたし。
「そろそろ朝ごはんが来ますよね、お邪魔しました。」
と、テラスを後にしました。
気になる男性はもう一人。
看護師さんにあーでもない、こーでもない、と連日、言い続けている。
気持ちはわからなくもないけれど、逆の立場に立てる患者でありたい…
医療者に気持ちよく働いてほしい。あまり困らせないであげてね。
朝ごはんはクロワッサンがサクッとおいしかった♬
食事は朝昼晩全て2種類のメニューから選べるんです。すごいでしょ?
ごはんを食べたら、寝不足のせいか、カラダが重くなり、少々休憩。
しばらくすると、中濱さんが訪ねて来てくれました。
中濱さんは、わたしの地元、小平市で公開講座を開催するために、深川さん(医療系にお勤め)に繋いでいただいた、国立がん研究センター中央病院の重鎮。この方のおかげで、關本さんにご講演いただけることになったんです。
中濱さんとは、昨年4月、渋谷で初めてお会いして以来、親しくさせていただいてます。ありがたいことに、公開講座でも現地で色々とお手伝いをしていただきました。感謝✨
中濱さんのさりげなく、ささっとしてしまうお仕事ぶりは本当に素晴らしく、がんサロンの会員さんやスタッフの間でも話題になりました✨
仕事ができる女性って、ステキです!
実は中濱さんはわたしの妹に雰囲気がとても似ているんです。
初めてお会いした時はびっくりしました!
中濱さんはわたしのことを好きだと言ってくれます。うれし💗
やらなきゃいけないことがありました。
「銭湯でがんサロン」の特別企画をキャンサーペアレンツのサイトに投稿!
今回の銭湯でがんサロン~CancerおしゃべりCafeは「キャンサーペアレンツ」&「メディパシー(医療系学生の患者の語りを聴く会)」のコラボ企画として、開催することとなりました✨
リリースできて、うれしい!!
昨年の秋、ポッと湧いた企画がいよいよ実現します。
楽しみだわぁ💗
そして、もうおひとり、お客様が…
なんと!国立がん研究センターで広報をご担当されている岸田さんがちらっと来てくださいました✨
わわわっ!!
ご存じの方も多いと思いますが、岸田さんはアフラックのCMで有名な方です。
さわやか~✨
人気者でお忙しそ~✨
岸田さんとはSNSで繋がっていましたが、お会いしたのは初めて。
ほんのひと時でしたが、色々なお話をしました。
なんだか、元気が出ました♬
そして、いつもの「お話会」。
お話会とは、2021年に学会でご一緒させていただいた医薬系のお仕事をされている長尾さんと深川さんと3人で雑談する定例会。
わたしはいつもこの雑談で、学びをいただいてます。
わたしが患者視点だけではない理由は、この方々のおかげです。
そして、退院の説明や、すぐにやってくる次回の外来の流れ、入院費のお知らせなどが来ました。
あぁ、パパ、ごめんよ💦
子どもにお金がかかる時期なのに、わたしの入院で、またまたお金がかかってしまう。
本当に申し訳ない。
それと、
いつも家のことを沢山手伝ってくれて、とても助かっています。
本当にありがとう。
子どもたちが成長したとはいえ、わたしがいないと大変だよね…
わたし以上に不安を抱えているんだと思う。
そして、いつも自由にさせてくれて、ありがとう。
これ以上は泣いちゃうので、今日はここまでにしとくね。
明日は退院です。
そしてまた、すぐに通院日。
そしてまた、月末に入院予定です。
ここらへんで、入院記録cycle1シリーズとして、ひとまず終了したいと思います。
また、ちょこちょこ書きます。
応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます💗
今夜は華の金曜日。
次男坊は金曜ロードショーを見ているに違いない。
おやすみなさい。