津田塾大で障害児向けのネット教材が紹介されています
新型コロナウイルス感染拡大による休校を受け、
聴覚や視覚などの障害や発達障害がある
児童生徒の家庭学習を支援するために、
津田塾大学の柴田邦臣准教授と学生が
オンライン教材を紹介するインターネットのサイト
「学びの危機(まなキキ)」を開設したそうです。
新型コロナの影響で、民間の教育事業者などが、
ネット上で無料で提供している教材について、
学生ボランティアら約10人とともに調査を実施し、
その中で、サイトで紹介している約150のオンライン教材を選んだそうです。
紹介している教材は、対象を障害児に限定したものではないが、動画字幕や音声読み上げ機能の有無など、障害児が利用する際に役立つ情報を明示。手話動画で小論文の書き方を学ぶことができるものや、英語を発音する口元を映した動画に字幕での解説を加えたものなどを取り上げている。
学生が自らの経験を踏まえながら勉強の仕方を具体的にアドバイスする記事「学びのナビゲーター」も教科ごとに掲載している。
出典:障害児へネット教材紹介 津田塾大グループ(読売新聞オンライン 2020.5.14)
実際にサイトをのぞいてみると、かなり充実しています。
各教科ごとにおすすめリンク集、学びのナビゲーターなどの
ページも準備されていました。
「おすすめリンク集」
好奇心を刺激してくれる、一風変わったリンク集です。おすすめの理由とともに、障害や事情がある人が活用するさいのアドバイスもあります。
「学びのナビゲーター」
今だからこそ、この教科)だからこそ、こうやって学んでみよう!という、大学生からのユニークな「学び方提案」ページです。
出典:「学びの危機(まなキキ)」Counter Learning Crisis Project(学びの危機(まなキキ))
また、今ならではだな~と感じたのが、社会の科目に設置されている
「エッセンシャルワーカーありがとう特集」です。
「エッセンシャルワーカーありがとう特集(とくしゅう)」
「社会の学び」では、今、私たちの社会のために闘っている人たちを知り、応援するページを開設しています。」
出典:社会科特別企画:エッセンシャルワーカーありがとう特集(学びの危機(まなキキ))
ということで、いろいろな仕事について解説されています。
もちろん学校の授業も大切ですが、
こういう実社会の勉強もとても必要だと思います。
そして、これを調べて&作った大学生の方、
こういう視点をもつ若い世代の人が増えると
暮らしやすい社会に変わっていくんだろうな~と感じました。
教科以外の「学びの羅針盤」は、
オンラインで、在宅で勉強するときに、
知っているとちょっと便利なテクニック集が紹介されています。
ご機嫌な勉強のススメでは、
オンラインだから、自宅学習だから、と不安に思っている人向けに
「ちょっといい知識」集がまとめられています。
また、デジタル時代の「生活ヒント」障害者版では、
障害のある方々を中心に、
PCやオンラインでの学び方に役立つ情報が集約されています。
こちらも役立ちそうです。