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夏に国立でオープンするスタバの言語は手話
スターバックスが、東京都国立市に手話を主なコミュニケーションの方法とする店舗をオープンするそうです。聴覚に障害のある従業員を中心に、手話を主なコミュニケーションの方法として使用し、店舗を運営します。
国立が立地として選ばれた理由は、近くにろう学校があり、ろう文化に関して理解のある地域であると考えられたことが理由だそうです。
広報の方によると、このスターバックスを次のようなお店にしたいとのことです。
「来ていただくことで、何か新しい気づきがあるような店舗になれば」と話します。
「世間では『話すこと』が主なコミュニケーションの手段となっている中で、この店舗の共通言語は手話です。手話の他に動きを見る、表情を見るといった『話す』以外の機会に触れていただくことで、言葉だけでなくても繋がれる、理解できるということを伝えられればと思います」
出典:夏にオープンするスタバは「日本初」。コミュニケーションの方法が180度変わった店舗とは(Buzzfeed)
サイニング・ストアは世界ですでに4店舗オープン
手話は英語で「Sign language(サイン・ランゲージ)」と呼ばれていることから、手話を共通言語とする店舗は「サイニング・ストア」と呼ばれているそうです。そして、すでに「サイニング・ストア」は4店舗オープンしています。
手話が共通言語の店舗
・マレーシア(クアラルンプール)2016年にオープン
・アメリカ(ワシントンD.C.)2018年10月オープン
ワシントンD.C.の店舗の近くには、聴覚障害者教育で有名なギャローデット大学がある。
・中国(広州)2019年5月オープン
・マレーシア(ペナン)2019年11月オープン
国立市にオープンする店舗の詳しい場所や、日程についての発表はこれからです。
スターバックスのサイニング・ストアをたてる目的とは
スターバックスはこのような店舗をつくる目的を、
「先入観や思い込み、偏見を持たず、人種、年齢、性別、役割や雇用形態、障がいの有無、個人の価値観などの違いを超えてすべての人を温かく迎え入れ、認め合い、そして一人ひとりが自分らしくいられる社会の実現を目指す」としています。
今まで、一般的なものと違うことは障害と見なされていたものが、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむワークショップ)のようなかたちで、新たな気づきの場へとコンテクストを変えることが増えてきました。
この新しいスターバックスの店舗もいろいろな気づきを与えてくれる場になるかもしれないですね。そして、理解のあるところからはじめていくというのは、とてもいいと思いました。聴覚障害のある子どもや生徒も、先輩たちが身近に働くところを見れるというのは、いい刺激にもつながると思います。