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好きなドラマ 「カルテット」


2017年のTBSドラマ、今更ながらAmazon Prime で観た。

とてもよくて、その世界観に浸っていたくて椎名林檎作詞作曲で主人公たちが歌う主題歌「おとなの掟」を最近たびたび聴いている。  

  松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の4人が弦楽四重奏カルテットを結成して、軽井沢の別荘で共同生活をする。松たか子扮するマキにはミステリアスな雰囲気があって、興味をそそられる。   全員が片想い、「ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのようなラブサスペンス」とキャッチフレーズが付いているが、なんといってもこの4人のキャラクターの奥深さ、そして会話の面白さ、テンポの良さに惹きつけられた。   

唐揚げにレモンをかけるかとか、かけちゃったら「不可逆」だとか、「泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけます」とか、 興味のない人に告白された時の流れは「S(好き)・A(ありがとう)・J(冗談です)の三段活用」とかとか、、、素敵な台詞がありすぎる。  

 東京での過去と軽井沢での現在の二つの時空をまたいで、松たか子と夫役の宮藤官九郎の視点で描く第6話は、結婚生活のなんてことのないすれ違いがじわじわ大きくなっていってハラハラ。観ていて苦しく辛くなる。同時に現在の軽井沢の別荘で起きているハプニングにもハラハラ。ドラマの一話分とは思えない充実の内容でまさに神回。   

松たか子って、台詞の喋り方とか間合いとか声とかいいなあ。同い年なこともあってますます応援したくなった。   脚本は「最高の離婚」や「問題のあるレストラン」の坂元裕二。ああ、いずれも好きなドラマだ!ああ、映画「花束みたいな恋をした」も脚本は坂元さんかあ、まだ上映しているかな、観に行きたいなあ〜!   

そして、この春から、この坂元さんが脚本&松たか子主演のドラマが始まるそう!「大豆田とわ子と三人の夫」。   最近は子どもの寝かしつけを終えてから、夜8時以降にテレビをつけない生活をしているのだが、もうこれは夜テレビを解禁せざるを得ないぞ!楽しみ!

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