ようこそ「双子ちゃん」
「双子ちゃんですね、おめでとうございます!」
昨年10月末に、不妊治療のクリニックにて、血液検査で妊娠が分かり、その翌週に胎嚢を確認、そして双子を授かったことを知った。
妊娠自体が分かった時には、「ああ〜よかった」と、やっとこれまでの治療が身を結びほっとした気持ちでいっぱいで、涙があふれた。
その年末、42歳の誕生日までで、一旦不妊治療をやめようと思っていたから。クリニックに通って1年が過ぎ、体外受精は3度目。時間ばかりが経ち、増え続ける治療費、検査費、薬代、サプリ代、出口の見えないトンネル、タイミングが限られたギャンブル。健康面・栄養面にデリケートになる日々。どんなに前向きな気持ちで取り組もうとしても、精神的にも経済的にも永遠に続けられるものではない。(クリニックの待ち時間が平均2時間という毎度の長期戦も辛かった。)だから、ほぼ最後のチャンスと覚悟していた。
双子と分かった時には、喜び・嬉しさというよりは驚きと不安。夫婦ともに一人っ子だし、子どもが複数人いる家族の未来図を全く想像していなかったから。また、42歳から始める育児、一気に二人分を抱える体力と経済力があるのか、部屋はどうしようなど大なり小なり心配がわく。
そして、その時ほんのり感じていた「つわり」に本始動のスイッチが入ることとなる。(5W)
面白いことに、看護師さんや妊娠報告した際に友達や同僚や周りの人(主に女性)は、単に「双子」じゃなくて「双子ちゃん」って言う/呼ぶのです。
どうやら、世の中的に「ちゃん付け」がスタンダードのよう。
「なぜ、みんな『ちゃん』を付けてかわいく呼ぶんだろ?」って内心思ってしまったが、「『双子ちゃん』カード」も使いようかもしれない。赤ちゃんが二人並んでいたら、それだけできっとかわいいもの。ママとしては、二人分の迷惑をかけるかもしれませんが、どうぞひとつよろしくおねがいしますという気持ちです。天から授かったこの生命を大事に大事に育てていきたいと思います。ありがとう。
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