
funny meal 開業日記 ~いきなり日記11/24
先週はいろいろなことがあって全然日記を書く時間が取れなかったとても残念。日記でその日とか前の日を振り返ると、この日来てくれたお客様は…?となって、記憶が頭に定着するような気がしなくもないので、あんまり間を空けずに書きたいのになぁ。最後が23日でもう1週間以上経ってるけど、24日はあがたさんのライブだったから、今一度ちゃんと思い出したい。
あがたさんのライブは14時開演だったものの、リハもあるし、ばたばたしたくなかったのでこの日はライブが終わるまで通常営業なしで、午前はクローズ。あれこれお掃除したり、お手元用のメニューを書いたりで、どきどきしながら準備する。あがたさんにはコロナの前に高円寺の他の前でお会いしたことがあって、持ってるレコードにたくさんサインをいただいたりしたことがあって、はじめましてではないのだけど、あれから大分時間も経ってるしドキドキ。
うちはお店が狭いこともあり、整理券とか予約番号とかしておらず、お客様がいらした順番に入場していただくしかないので、開場の30分以上前からお店の前で待ってくださるお客様が数名いらして、とても申し訳ない気持ち。今後この辺も何かいいアイデアが考えられるといいのにな。演者さんの控室もないし、小さいスペースでライブやる難しみに胸を少しチクチクさせつつ、小さいからこそのありえない距離感でのライブができるんだしなぁとも思ったり。
funny mealの昼間は、窓が大きくて自然光がきれいだし、窓に緑いっぱい植えていて手前味噌だけどなかなかに素敵な眺めなので、ライブは窓際の角でやっていただくことが多いのだけれど、今月は素敵なイラスト展があり、絵を背景にしていただく形でセッティング。リハにいらしたあがたさんも、絵を褒めてくださったりしつつ、できればお客様の間を歩き回りたいと。むーん。うちのお店狭すぎるよね…。とりあえずあれこれ寄せたりしつつ、多少なりとも歩けそうな形に設営して、リハ終了。ご近所マスター長州さんもずっと立ち会ってくれて、かつ控室にと昼間のお店を貸してくれて、こういうとき本当に本当に心強い。長州さんほんとにいつもありがとう!!!!とても感謝しています。
13時半に開場して、お客様続々。あがたさんご自身は割と小さな箱でも演奏してくださるイメージだけど、funny mealのような狭い場所でのライブにお客様たちがすごく期待感があるのが伝わってきて、そんな企画ができたことが自分としてもとても嬉しかったり。

14時を過ぎてもあがたさん現れずで、みなさんまだかなー感が高まる中、あがたさんがfunny mealへの狭い狭い階段をギターを弾きながらご登場。客席を歩きたいとのお言葉通り、みなさんに顔を向けない形でギターをかき鳴らしたりお話したり、最初から自由の塊みたいなあがたさんかっこよすぎる。ライブの緊張感や雰囲気は、お客様で私の友達でライターのこうもりさんの日記にすごく素敵に書かれているので、ぜひそちらをご覧ください。
私のリクエストにお応えいただき、「僕は天使じゃないよ」と、「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」の中の曲を三つ(「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」「風立ちぬ」「球根観察日記」)歌ってくださる。嬉しすぎてカウンター内でもりもり踊ってしまった。本当に楽しかったなー。ああー、僕は天使じゃないよーーー、の声が忘れられないすごくすごくよかった。音楽ってどうして複雑なあれとかこれとかをひとつの塊にして爆発させることができるんだろうという謎な気持ちになれてざわざわが止まらなかった。
ライブの途中の、ミュージックマガジン編集長の矢川さんとのお話のなか、今回の私のリクエストについて話を振ってもらって、私があがたさんの音楽の自由さをいかに愛しているかを語らせていただいたり。はー。夢のようなひと時でした。

ああー大好きですーーー!!!
この日はスーパーバイトさんのなっぷ先生もいてくれたので、さくさくと片付けが終わり、お疲れ様でジンギスカンを食べに。ライブの日はどれもそうだけど、この日も私のお店日記のなかの絶対に忘れたくない忘れられない一日になりました。
あがたさん、マネージャさん、長州さん、矢川さん、こうもりさん、ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。