見出し画像

funny meal 開業日記 vol.23 ~いきなり日記10/15 ~

3連休明けてお休み。これを書いてる水曜日もお休み。9月頭のお休みが終わってからはできるだけ営業日増やそうと週1お休みにしてみているので、実はひさしぶりの2連休です。
最近ありがたいことに週末はあまり途切れずにご来店があり、昼営業なのでプレートもよく出たりして、結構忙しく、3連休が2週連続であった9月は体力的にちょっときつかったのと、今回の3連休はイベントもあったので、火曜水曜連休にしてみたのでした。

おかげで昨日はお花にお水をあげにお店に来た以外は、全部自分の時間にして、運動をして、映画を観に行って、ゆっくりご飯を食べて自宅を片づけて、夜はライブに行きました。

一作目のジョーカーがすごく好きだったので、続編の「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」を新宿TOHOで。開始30分前にチケット買って電車に乗ってそれで間に合ったから素晴らしい。高円寺ってみんな来づらいって言うけど、新宿から15分なんですよ!

予告を見ていて、最後に映画館で見た映画ってなんだったけな、という気持ちに。観たいと思った映画がひとつもなく、映画館離れという言葉が頭をよぎる。邦画の宣伝が三つくらいあって、ひとつがキムタクと鈴木京香のレストラン?の映画。あとは踊る大捜査線のスピンオフと、米倉涼子のドクターX。鈴木京香も好きだし、踊る大捜査線好きで見てたし、米倉涼子もいつもすごいねと思うけど、みんなそれなりの年齢で、若い子より明らかに自分世代の人たち(over40, over50) 向け…? じゃない?違うのかしら。映画をスクリーンで観たいのは、結局そういう風にして時間を過ごしてきた自分世代みたいな人たちの方で、小さいころからサブスクが充実してる若い世代は映画離れしていて、結果映画館に来る確率が高い自分たち世代に向けた映画が上映されて、それゆえに若い人たちはますます映画離れして、みたいなことなんだろうかとか思う。たまたま公開タイミングでそういう映画が続いただけかもしれないけども…。
ちょこちょこ挟まるアメリカ映画も、ライオンキングの続編とか、あともう忘れちゃった。ライオンキングはそもそもジャングル大帝を連想するしジャングル大帝ももはやかなり昔だし、ライオンキングのミュージカルももう相当前の話だし、わーー観たい!!!ってなるのはビヨンセファンでもないと無理なのではとか思うのは言い過ぎなのかな…。そんなことないか。

海外の映画の中の世界への憧れって、今どれくらいの人が持っているんだろうか。ジョーカーとか、つらすぎて憧れたりできないよね。街並みがきれいで明るい生活があって、みたいな映画も最近ないよね。
自分なんかは親が高度成長期の人で、海外への猛烈な憧れが教育方針の根底にあったので、小さい頃から英語っていいよねアメリカヨーロッパってかっこいいよね(=これからは英語くらいしゃべれないと、とかではない)、留学とかいいよね、みたいな素直で素朴な海外への憧れを刷り込まれて大きくなったけど、結果実際に海外に自分で行ってみて、いいところもあれば悪いところもあり、手放しであこがれることもないし、日本にもすごくいいところもあるし悪いところもある、みたいなバランス感を逆に手に入れることができた気がする。過度な期待がない方が楽しめるのかな…。今更だけどお父さんお母さんありがとう。

ここからはネタバレです。

ジョーカーはよかった。どの画面を切り取っても映画でしか見ることのない映像があって、前作で感じた美しさと悲しさが。
ジョーカー神話崩壊は、エンタメ神話崩壊で、「歌うのをやめて」=「現実を見て」、そしてその現実はものすごい悲惨で、それをエンタメであるはずの映画で描いて、そのエンタメも否定して、突き詰めるとみんな自己破壊か現実逃避しかないのかー…みたいな。
でもそれでも歌を歌っちゃうんじゃないかな人は、そして自分は。funny mealではやっぱり楽しいことをやっていきたいな。

とかつらつらと思いながら高円寺に帰ってくる。夜もお出かけして、よいお休みでした。



いいなと思ったら応援しよう!