分かりにくい闇②---「加害者としての闇」
「被害者としての闇」もとても辛いしなかなか言えないと思うけど、
「加害者としての闇」も実はとても辛くて、もっと誰にも言えない。
という話を、自分の経験を元に書きました。
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闇の美しさを歌う作曲家 星園祐子です。
あなただけの人生を、あなただけの
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前回の「分かりにくい闇①」の続きですが、今回の方がだいぶ書くの怖い(笑)
前に書いた「壮絶な人生」の例
いじめ、DV、親から虐待、性的虐待、レイブ、自殺未遂、流産、お子さんとの死別、お子さんの障害、病気、貧困、などなど・・・
これってほとんど全部、「被害者」としての辛い経験ですよね。
まあ病気とか、被害も加害もないものもあるけど、少なくとも自分が何かをしてしまったわけではない。
でも私は逆だったんですよね。
どうしても自分の子供に手を上げてしまったり、ひどく怒鳴ったり、傷つけることをわざと言ってしまう、という「加害者側」だった。
それがとてもとても辛かった。。。
「は?辛かったって、悪いのは自分でしょ?」
「辛いのは子供の方でしょ」
「だったらやめればいいじゃん」
「やらないって決めればいいだけでしょ」
はい。すべてその通りでございます。。
その通りなんだけど、当時はどうしようもできなかったし、本当に辛かった。
愛したいのに愛せなかった。
まあこの曲を聴いてもらうのが一番早いのだけど・・・
世の中には、いじめられる人と同じだけ(もしくはそれ以上に)いじめる人がいる。
虐待される人がいたら、虐待する人。
加害者の方が多いはずなのに、世の中ではほとんど出て来ない。なぜだろう?
出て来られないんだよね。言えない。(もちろん、加害者側は「たいしたことじゃない」と思って忘れちゃってるってケースもあると思いますが、どこかに傷は残ってると思う)
でも、そういう人たちって、別に子供のころから「大きくなったら加害者になろう♪」とか思ってたわけじゃ決してない。
どこかで何かが色々あって、そうなった。そのプロセスがあるわけで。
自分が虐待されて育ったから、自分も虐待してしまうとか、被害者→加害者ってパターンはまだ分かりやすいけれど。
それが全てでもないと思う。少なくとも私は、虐待されて育っていないし、学校でいじめられた経験もない。
それ以外にもいろんなプロセスでそうなってしまうことがあるんだ。
前回の記事でも書いた「ボディブロー」のように、ほんの小さな「寂しさ」や「怒り」、親から悪意なく押しつけられた「思い込み」(「正義」の顔をした「呪縛」)なんかが積もり積もって、
さらにパートナーとの関係(これもちょっとしたすれ違いの積み重ねだったり)とかいろんなことが積み重なって、
加害者になってしまうことがある。
それはその人にしか分からない。
だから仕方ないとか何をやってもゆるされるとかではなくて。(この辺りが表現難しいところなんだけど)
被害者の方に加害者をゆるしてあげてよとかも全然思ってなくて(むしろ無理して許さんでいいと思う)
ただ、加害者もつらいよねってこと。そうなりたくてなったわけじゃない。
多分それは、加害者になったことのある人にしか分からない。
だから私は、加害者を経験したんじゃないかと思ってる。
覚醒剤を何回もやってしまう人とかも同じで。
結局は、誰よりも弱い人なのかもしれないなあ。。
そして弱い人のそばにこそ、神様はいると思うんだよ。
強い人には神様いらないもん。
だから、「加害者」で苦しんでいる人(今は自覚ない人も含め)、
あなたも「辛い」と言っていいし、助けてと言っていいし、
本気で幸せになっていいんだよ。
っていうか、まず自分が本気で幸せにならないと、人に優しくなんてできないから!(経験済み)
この「加害者」ということについては、まだまだ書きたいこといっぱいあるので追々書いていきますね。
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ゴシック作曲家 星園祐子の「美しき闇の扉」
第一回放送の内容と次回以降の予告はこちらから