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母親という役割にはまる自分を破壊 〜破壊と再生のプロセス③
作曲家 星園祐子のライフワークと位置付けている、個人向け作曲サービス「レガシーソング(あなたの人生を遺産にする曲)」について連載をしています。
👇これまでの記事はこちら👇(そもそもレガシーソングって何?って方は最初の記事から読んでね)
以前の記事で書いた、私の「破壊(卒業)と再生(スタート)」のプロセス。
①両親との死別 → 両親からの見えない影響からの解放→「両親のいない自分」という新しい人生。
②「ゆうこのかっこつけないブログ」での自己開示 → 人目ばかり気にしてかっこつける優等生を卒業→アーティストとしてのスタートを切る
③家事や子育てを手放した → 「母親」という役割の中で生きるのを卒業した→個人「星園祐子」としての人生(女であり母であり妻であり人間でありアーティストであり。結果として「母としての役割」も再生した)
④離婚を決意した → パートナーの機嫌を気にして生きることからの解放→真のパートナーシップの開始(再生)
⑤育ててもらった音楽教室を卒業した → 安心で守られる場所を出ることで次のステージへ→自由に自分を表現できる真のアーティストへ
昨日は②について書いたところ、たくさんの反響を頂きました。
今日は次の③について書いてみますね。
③家事や子育てを手放した → 「母親」という役割の中で生きるのを卒業した→個人「星園祐子」としての人生(女であり母であり妻であり人間でありアーティストであり。結果として「母としての役割」も再生した)
わたし、家事も子供の世話も、一切を手放しました。
別にこれを推奨するわけではありませんよ!
家事も子供との時間も、心から楽しめる方は思う存分されたらいいと思うし(逆にうらやましい!)
心から楽しめないとしても、今はそういう時期だからと、ある程度我慢してやるのも、悪いとは全然思いません。
私も、だいぶ我慢してがんばった!(と思う!w)
ただ、私の場合、ほんとーーーーに家事も子供の世話も好きじゃなかったので、
常 に 不 機 嫌💦
でした。
あんたたちのせいで私は自分のやりたいことができない。
私は邪魔されてばっかりだ。
こんなに我慢して世話してやってるのに、言うこと聞かないなんて許せない。
そして常に不機嫌オーラを発して
てめーら察しろ〜〜〜〜〜〜!
をやっていました。
「完璧を目指すからだ」とか「手抜きをすればいい」とか、いろいろアドバイスもらうけど、
そうじゃないのよ。いくら手抜きしてもダメなもんはダメなのよ。
でね。ある時、覚悟を決めたんです。
シンガーソングライターになりたい!と本気で決めて、活動を始めてしばらく経った頃でした。
私はスタートが遅いので、とにかく誰よりもたくさん時間が欲しかった!!
練習の時間。作曲の時間。
子育てしてると、必ず夕方には中断させられる。
会社で仕事してた時みたいに、「今日は残業してまとめて仕事片付けちゃおう」とか、自分のペースで決めることは許されない。
夕方になったら子供が帰ってくるから帰宅して、夕飯を考え、買い物して作って、、、、(惣菜買ってくるだけだとしても)
どんなに作曲がノッて来てても、そこで中断される。
イライラつのる。。。
で、決めました。
お金で時間を買おう
私はアーティストとしてのスタートが遅かったけど、その分社会人として仕事をして、貯めていたお金がありました(当時忙しすぎて、使うとこもそんなになかったしね。知らんうちに貯まってた)
なくなった両親の遺産も多少ありました。(莫大ではないよ!)
それを投資して、時間を買おうと決めたんです。
もしそれで貯金も遺産もなくなくなってしまったとしても、その投資分は「自分の実力」という宝に変わっているはずです。
それで取り返せばいいんです!(知らんけど)
貯金をそのままそーっと取っておいて子供たちに渡すよりも、自分に投資して取り返したお金を残した方がいいよね!
と思うことにしました。(取り返せるか知らんけどw)
そこでやったことは3つ。『この一年間はとことん音楽に没頭する!』ということで、
●家政婦さんを毎日夕方頼んで、夕飯を作って子供たちと一緒に食べて帰ってもらう
●いつでもピアノが好きなだけ弾けて歌えるスタジオを借りる
●音楽(ポップス)のすべてを教えてもらっていた先生をヘッドハントする(笑)
3つともね、不思議なぐらい、うまくいったの。
家政婦さんは、二人目を産んだ時に母が「私は歳であんまり手伝ってあげられないから、これで家政婦さんを頼みなさい」とお金をくれたのがきっかけで、ずっと来てもらっていた方がいたのです。
子供たちもとってもなついていて、仲良し。
当時は週2回ぐらいだったんだけど、毎日来てもらえないか、そして夕飯まで一緒に食べてもらえないかとお願いしたところ、
「他の仕事(介護)が体力的に厳しくなってきてどうしようかと思っていたところだったので助かる。夕飯も家で一人分作るより楽だし、子供たちと一緒に食べるのは嬉しい」
と言ってくれたんです!
スタジオも、隣駅に最高の物件がするっと見つかったし(現・星園スタジオです)。
先生のヘッドハントは我ながら思い切ったなと思うけどw、当時ポップスも音楽の世界もまったくわからなかったし、頼れる人は先生しかいなかった。
わたし専属になって下さいぐらいの勢いで(さすがに専属ではなかったけどw)、とにかく私のレッスンとサポート、アレンジとか、最優先でやってもらう体制に。
全部うまくいったけど、一番こわかったのは、これを旦那さんに言うこと。
その当時は一番仲が悪くて、ほぼコミュニケーション取れていない状態だったので、話を切り出すのがむちゃくちゃこわかった〜〜〜〜
でもガクガクブルブルしながら思い切って言ってみた。「今年一年はとにかくとことん音楽をやってみたい。」と。
お伺いというよりは、宣言に近い。
ダメとは言わないと思ったけど、もし言われたら離婚する覚悟だった。
私の幸せを本気で考えてくれないような人なら、無理して一緒にいても仕方ない。
でも予想通り、ダメとは言わなかった。積極的に応援するでもないけど、どうせ止めても聞かないんだろうし、好きにやったら?という感じだった。(ほんとありがとう〜〜〜🙏)
一年といいながら、なし崩しで今まで続いてることは内緒です(笑)
なぜ「なし崩し」で許されているのかは、次の記事(④)に繋がるかな。
で、長くなってしまったけど結果としてどうなったかというと、
「母親」という役割に無理してはまる自分を破壊(卒業)したところ、結果として、家庭の中で確固たる「母親としての役割」を獲得した。
うまく説明できないけど、ご機嫌なお母さんが家にいることによって、家族がうまく回っているのがよくわかる。
仕事はするけど不機嫌なお母さんだった時と比べて、全然違うのがわかる。
子供たちは自立してなんでもできるし(そもそも親に何かをしてもらおうという発想がない)、
それぞれ勝手にやりたいことを見つけて楽しんでる。
えっと繰り返しになりますが、家事や子供の世話をしないのが良いとか言ってるわけではありません。
自分が一番機嫌よくいられる方法を、とことん追求するのが大事だと思います。
いろんな形があると思います。
ここまでやってる人もいるんだ、それでも生きてるんだ、じゃあ私もちょっと自由に生きてみようかな
そんな風に思って頂けたら嬉しいです。
もし、家事や子供の世話がしんどくてしんどくて不機嫌になってしまう方がいらしたら、
「まずは期間限定で、一切手放してみる」というのをおすすめします。
『やりたいけど、そんなの無理・・・』と思った方。
以前に書いた「家出のすすめ」と同じで、本気で覚悟さえ決めれば、できますよ。
『お金がないから・・・・・』って聞こえてきそうですが、
いや、本気でやりたい人は、お金がなくてもやるし、
本気じゃない人は、お金があってもやらないと思います。
あ、もうひとつ声が聞こえて来ましたよ。
『お金も稼いでないのに家事ぐらいしないと存在意義がなくなってしまう・・・』
『特に打ち込みたいこと(しかも将来仕事にできそうな)があるわけでもないし、、、』
これはね〜〜〜〜。すごくよくわかります。
私もここ、ずっと囚われてました。ガッチリと。
なかなか手強かった。。。。手放すの。。。。
そういう風に刷り込まれてるんですよね〜〜〜〜
でもね。それ思い込みです。
これはもう、自分で手放して行くしかない。
まずは、「役立たない自分」に浸り切る必要があります。
湧いてくる罪悪感も含めて。
そして本気で手放せた時、ようやくわかります。
あなたが機嫌よく生きているだけで、ものすごく存在価値があるんですよ。
これは体感してもらうしかないと思うので。
とにかく、やってみて〜〜〜としか言えません。
「覚悟」を決めてやってみた人だけ、その境地に行き着くと思います。
「本気で自分をご機嫌にする覚悟」をね。
長いのに最後までお読み頂いてありがとうございました!
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