小2の息子と美術館を楽しむ|ポーラ美術館「モダン・タイムス・イン・パリ1925」
息子とポーラ美術館「モダン・タイムス・イン・パリ1925」に行きました。
光が降り注ぐようなエントランス。
エスカレーターを下ったところに、受付があります。
入場前に目に入るのは、「アトリウム ギャラリー」。
こちらでは「HIRAKU Project Vol.15大西康明 境の石」を開催していました。
銅箔を用いた作品。
どこから見ても違う形。
繊細で壊れそうだけど、少しくらいでは形を変えない「硬さ」も感じます。
「何これー!」
はしゃぐ息子と、その様子を撮影する私。
映え写真、いただきました。
先におしゃれ空間を楽しみ、いざ「モダン・タイムス・イン・パリ1925」へ。
今回の企画展は、機械時代(マシン・エイジ)と呼ばれた1920~1930年代の作品を楽しめます。
入ってすぐに「機械」の展示があります。
男子は、たまりませんね。
車、プロペラ、エンジン。
撮影OKなものが多いので、息子はとりつかれたように写真を撮っていました。
チャップリンの動画の展示もありました。
「あー!その時代なのか!」
点と点がつながり、機械や絵画、広告から時代を感じます。
こちらは、1924年パリ・オリンピックのポスターです。
当時のオリンピックの広告、けっこう衝撃じゃないですか?
100年で何があったの?!というくらいの「変化」を感じました。
価値観の変化を実感した作品です。
100年の時を経て、来年、2024年もパリ・オリンピックですね。
今回のパンフレットにも採用されている、フェルナン・レジェの「鏡を持つ女性」。
柔らかさがない、カクカクした線。←語彙力
機械的な描写が、この時代を象徴しているのでしょうか。
パリの華やかさを感じる、ラウル・デュフィの「パリ」。
この作品、とても大きくて存在感がありました。
1枚1枚も素敵ですが、4枚そろうと表情が豊かになります。
続いて、地下2階の第2会場へ。
こちらでは「東京」の作品が楽しめます。
大正モダンの時代。
日本語がでてくると、なぜか落ち着きますね。
印象的だったのは、フォントと映像。
使われているフォントが、かわいいんです。
「キネマ文字」というようです。
フォントだけで時代がわかりますね。
フォントで表現できるものがあると、改めて感じました。
そういえば、「モダン・タイムス・イン・パリ1925」のフォントもイメージにピッタリ!
もう1つ気になったのは、当時の映画(?)です。
画像はないのですが、「未来を想像した」作品でした。
音声はなく、テキストで語るタイプの映像です。
ひらがなの使い方が今と違いました。
スムーズに読めません。
文字が読めないほどの時間が経ったんですね。
この時代から見たら、私たちは未来に住んでいます。
今から100年後は、どんな世界なのでしょう。
誰もが幸せに暮らせているとよいなぁ。
「モダン・タイムス・イン・パリ1925」は、博物館のような要素もあり、とても楽しかったです。
小2の息子は「モノ」の展示に、特に興味を示していました。
最後は、遊歩道を散策して、締めます。
美術館では、いつもより静かにしてくれた息子。(ありがとうね!)
ここで少しワチャワチャしてから帰ります。