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子供は神様からの預かりもの〜6年前の日記から〜

自転車をこぎながら、駅まで行く途中、微笑ましい光景に遭遇しました。

マンションの玄関に駆け寄る4歳くらいの男の子。自分が真っ先に到着したことが誇らしい様子。
「1番!」
後ろからきたお母さんは、
「それじゃママが2番ね」
その後ろを、赤ちゃんを抱いたお父さんが歩きます。

何てことのない家族の風景。

我が家にも、こんな時があったっけ。最近、小さい子を連れた家族に目がいくのは、きっと子供たちが私たちの手から離れていきつつあることを実感しているから。

ペダルをゆっくりとこぎながら、「あぁ、私の子育ては終わったんだ」と、しみじみ感じていました。

公園で遊び、一緒にお昼寝。絵本を読んで、歌を歌って。
病気になれば、夜も眠れず心配して、何かできるようになると一緒になって喜んで。

夢のような時間だったなぁ。

この間、どこかの芸能人が言ってたね。「子供は神様からの預かりもの」だって。
我が家の預かり期限は、もうそろそろのようです。神様からお預かりした天使は、羽根を付けて私たちの手から、まさに飛び立とうとしてます。

まだまだ、ご飯を作ったり、洗濯をしたり、送り迎えの手間はかかるけど、こんなことは私がいなくたってどうにでもできること。辛く苦しいことも、もう自分自身で乗り越えなきゃね。あと親がしてあげらることは、💵の心配くらいかな?(笑)

里帰り出産のために、実家に戻る日の朝のこと。「あぁ、もう2人だけの時間は、今日で最後なんだ」と、出勤する主人を見送ったあとにハラハラと泣いたあの日。まるで昨日のよう。
「大丈夫よ。心配しなくても、すぐにまた2人の時間はやってくるから」当時の自分に言ってあげたい。

これからどんなことが待っているのかな。分からないけれど、今まで子供に傾けた情熱を、今度は親や社会に向けていかないとね。たくさんの「ありがとう」に、恩返しをしていかなければ!
人生は短し。やりたいことも、できる範囲で楽しみながら。

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