大切な仲間

2017年8月に書いたものです。

大学生の息子。
夏休みに入ってからというもの、家は寝るだけの場所…というくらい ほとんど家にいない。

今朝においては、ミサイル発射と同時刻の始発に乗って朝帰り。しばらく電車が止まって動かなかったとか。

そんな息子には、大切な仲間がいる。
私たち家族は、一度も持ったことのない強い絆で結ばれた仲間が。

先日、出かける息子に行き先を尋ねると、
「今日は、予備校のクラス会なんだ〜」
。。。へぇ、クラス会って予備校でもあるんだ！なんか不思議。

以前から"予備校のクラスは仲がいい"という話は聞いていたが…。
どうやら、予備校の先生のご自宅に招かれ、バーベキューを楽しんでいたらしい。

その様子を、たまたまSNSで見かけ…
総勢12〜3人くらい？笑顔の仲間たちの数枚が写真に収められていた。

思い返すと1年前の今頃は、エアコンの効きすぎた教室へ、寒い寒いと言いながら通っていたっけね。当時の人気のお弁当は、ラーメンサラダ風の冷しラーメン。エビ天のミニ海苔巻きっていうのも よく作ったっけ。

穏やかな笑顔で、リラックスしている様子の写真の中の彼ら。
努力が報われた人も報われなかった人もいるけど…
君たちには、
共に闘い
共に苦しみ
共に励まし合い
共に讃えあった
素晴らしい仲間たちが
今もこうして深い絆で結ばれているんだね。

確か、入学式用のスーツを作った時、息子の事情を知った、年配の女性店員が言ってたっけ。「予備校仲間は、一生の友達だって言いますよね」と。

私たち家族には、息子と同じ経験をした者はいないから、その気持ちは想像するだけだけど…
同じ時を過ごした仲間たちというのは、彼らにしか分からない深い結びつきがあるのだろう。

今、しみじみ思い出したよ。
「浪人の絆は強いんだ」
と、キッパリと言っていた 君の言葉と表情を。