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ジャグジー風呂での悲劇


夫婦で温泉へ行った時のこと。

「段差に注意して下さい」
ジャグジー風呂へ入る前に
私はしっかりとこの案内を確認していた。
このジャグジー風呂の浴槽はとても深く、
一歩で浴槽の底まで足が届かない。
そのため、底から数十センチ上に階段状の段差があるのだ。私はそう理解していた。

そこで私は、手すりのないところから右足をソーっとお湯に入れて…もうすぐ段差に届くはず。…と、どくは、、ず、、、ええええっっっ!!

バッシャーン。

まるで、トドが水面に打ち付けられるように、ダイナミックに、お湯にダイブ。
目の前には、メガネをかけた女性の驚いた顔がこちらを見ている。

「すみません。お湯、かかりましたよね」
必死の形相で謝罪する私。

と、同時に右太もも裏が痛いことに気づいた。段差の角にこすってしまったらしい。

なぜこんなことに??

私は、ジャグジー風呂にぐるっと一回り段差があるものだとばかり思っていたのだが、どうやら手すりのある場所にしか、その段差はなかったようだ。

あー、すり傷がヒリヒリする。
あ、でもたしか温泉ってすり傷にも効くんだよね?

5年前の今日の出来事を、今懐かしく思い出している。

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