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秋の夜長に読書に耽る 知命の独り言 #17
秋の夜長には、ぜひ長編小説をお勧めします。
ゆっくり時間をかけて、小説の世界にどっぷり浸かりましょう。
私が何度も読み返しているお勧めの本(ライトノベル)をご紹介します!
(仮)花嫁のやんごとなき事情
全13巻。
夕鷺かのう先生著(ビーズログ文庫)
あらすじ
病弱な王女の身代わりとして、鬼畜な策略家と噂の敵国エルラントの皇子『毒龍公クロウ』こと、クロヴィス・クレヴァッハ・エルラントに嫁ぐことになったフェルディア。
彼女に与えられた使命は、クロウとの"円満"離婚! ……のはずが、いきなり新婚初夜に襲われたあげ句、軟禁されるってどういうこと!?
怒り心頭のフェルは、下町育ちゆえの特技を活かしてクロウを探るが……!?
こんな男、絶対離婚してやる! --フェルのニセ新婚生活、スタート!!
私が好きな場面
なんと言っても、主人公フェルが可愛い。
可愛い、強い、がめついの三拍子が揃った元気な女の子が目的を果たすために奔走するスピード感が読んでいて楽しい。
お相手のクロウもなかなかの曲者。
でも、フェルと接するうちに、彼の中で少しずつ彼女が特別になっていく…。
1番のおすすめ場面は
なんと言っても第1巻の終盤。
毒に倒れるクロウの前に現れたのは…
そして2人が塔の上に追い詰められた後、クロウがフェルに告げたセリフ。
コメディ満載のお話なのに、うるっときてしまう場面。
第1巻は、続きが楽しみ!と思わせる見事な内容でした。
ぜひ読んで欲しい1冊です。
花冠の王国の花嫌い姫
全6巻
長月 遥先生著(ビーズログ文庫)
あらすじ
『花冠の王国』と称される大国エスカ・トロネアの王女フローレンスは、重度の花アレルギー! 常にくしゃみ鼻水が止まらず、淑女にあるまじき鼻の下(以下略)。
そんな彼女に、人生の転機が!! 北の辺境国ラハ・ラドマ、イスカ王子との婚姻話だ。
アレルギーが出ない不毛の地こそ我が楽園☆と浮かれるフローレンスだが、イスカにとってはなぜ大国の姫がと不審でしかなく!?
打算から始まった結婚生活に、未来はあるのか――!?
私の好きな場面
あらすじでお話の内容はわかりますが、花咲き誇る王国のお姫様が、重度の花アレルギー。
まさしく地獄ですよね。
私は花粉症持ちではないのですが、花粉症の息子達曰く、花粉が飛び交う季節の外出は、「地獄」にでかけるようなものだとのこと。
かなり辛いものなんですね…
そんな王女フローレンスが、自身のアレルギーから回避するために、花粉とは無縁の国に嫁いで奮闘するお話なんですが。
賢くて、行動力があって、カッコいい!
そう。彼女は、本当にカッコいいのです。
アレルギーを持ちながら、そんなマイナス要素なんて吹き飛ばす位の知識があります。
知識って本当に大事だなってつくづく感じましたね。
この1巻でのお勧めの場面はなんと言っても、隠し通してきた自分のアレルギーが、婚約者であるイスカ王子にバレる場面です。
これは、どんな場面なのか、イスカの反応は?
ぜひ読んでみて下さい。
「惚れてまうやろ…」
これにつきますよ。くふふ…
あとがき
今回はこの2冊を、秋の夜長にお勧めします。
2冊というか、両方読み切ったら20巻近くありますのでね。
ファンが増えたらいいな…
だって本当に面白いんですもの。