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旅のかたちの変化

自分の年齢や、生活の状況で変化する旅行のスタイル。
子育てしながらの海外旅行は、子供の成長に合わせて、そのかたちを変えてきました。子供中心だったうちの旅を振り返ってみようと思います。


娘の初めての海外旅行〜小学校入学まで

娘が初めて海外旅行をしたのは、もうすぐ3歳になるというとき。
カリフォルニアのディズニーパークでした。
ツアーではなく、個人手配。
パーク直結のディズニーホテルと航空券を、それぞれのサイトから手配しました。不測の事態や急な変更に対処しやすかったからです。
英語圏にしたのは、私が拙いながらも対処できて、娘にも自然に日本語以外の環境があって、いろんな人種がいるのだと感じてほしかったから。
その後は年に3回くらい、3泊程度で近場の国と、8泊〜9泊程度で北米やオセアニアへと、これらを組み合わせる感じで出かけることになります。

ディズニーは大好き 小さい頃からシュノーケリングも

この頃は、オセアニアのクラブメッドやカジュアルなクルーズ、グアム・サイパンPICなど、綺麗な海や海の生物が楽しめて、キッズプログラムが充実している滞在先をチョイス。1日に数時間は、親元を離れて世界のあちこちから来ている子供たちと遊ぶという感じで、いろんな環境に慣れていきました。

娘の小学時代

長時間フライトに慣れてくると、欧州やアフリカ、アメリカ東海岸も選択肢に入ってきました。
ただ学校があるので、長期休暇に合わせて出かけることになります。
この頃から、アジア、ヨーロッパ、アフリカに行き始めます。
低学年の頃は、バリやプーケットのクラブメッドやヨーロッパ地中海を周遊するカジュアルクルーズをメインに。(クルーズの旅は子連れには本当に楽ちんです)

プーケット バリ ジェノバ

高学年になるとケニアの国立公園のツアーや、個人手配でスイスでのハイキング、アラスカクルーズ、オーランドのディズニーワールドなど。

エジプト イタリア ギリシャ スイス フランス

うちは特に娘を英会話教室とか塾には行かせていませんでしたが、ディズニー映画は英語で聞かせてみたりはしてたので、なんとなく耳は慣れていたのだと思います。子供なりに楽しんでいました。

娘の中学時代

この頃になると、そろそろ海外留学を意識しだします。
長期休暇になるとカナダやイギリスに1〜2週間の短期バレエサマーインテンシブに参加。その後私と合流して、NYに飛んだり、イギリスの地方周遊に出かけたりという感じに。

中学校に入ってからは、学校での英語の授業でだいぶん英語も出来るようになってきたので、ミュージカルの公演やバレエの公演を観に行ったり、美術館や博物館、世界遺産を訪ねる旅に。歴史のお勉強も少々兼ねて、たくさんのモノを見て回りました。

娘の高校&6th form時代

中高一貫校に行っていた娘は高校1年生まで日本で過ごしました。高1でロンドンのサマーインテンシブに参加した後私達と合流、そのままロンドンで滞在してから、スイスとドイツを観光して帰国しました。
その後、イギリスのボーディングスクールに留学した娘。
私は娘の休暇に彼女を訪ねて、ヨーロッパ旅行に付き合わせる、という旅になります。夫は来ないことが多かったので、娘と二人が多かったです。ロンドンから鉄道を使ってベルギーやドイツのクリスマスマーケットに行ったのはいい思い出です。

他に彼女の帰国に合わせ、夫の仕事関連に付き合ってシンガポールに行ったり、マレーシアや香港、台湾に遊びに行ったり。アジアの観光も娘と女子友感覚で遊びに行けるようになりました。また娘が不在になったので、夫と二人ドバイに遊びに行ったこともありました。

娘の大学時代

6th formの最終ターム〜大学1年目(2020年)は、コロナの影響で世界中がロックダウンし、行き来が困難になりました。娘はイギリスの大学に進学し、現地で授業があったので、丸1年日本に帰国できず、1年後に帰国した際も長い隔離期間が設けられていました。
当然私達も旅行どころではなく、少しずつ海外旅行が解禁になった2022年に、夫と二人で訪れたシンガポールが久々の海外旅行でした。
2022年は日本を中心に旅行して、2023年に娘の卒業式に参加するために、長期でヨーロッパに行くことにしたのですが、そこからの旅の記録はnoteでもお伝えしている通りです。

私にとっての海外旅行とは

私は日本が大好きです。だから、海外にはあくまでも旅行で行きたい。日本をベースに非日常を体験する旅先として海外があります。

美しい風景は、テレビなどの画面越しではなく実際にその場に立って、その空気感や圧倒される景色、風や気温、天気など、五感を通して感じる為に。
海外での食や酒は、地の物を使って、現地のシェフがこだわり抜いた味付けを楽しみたいし、酒文化も味わいたい。
建築物や街並み、街道、根付いている文化や慣習、歴史など……
そして、海外で楽しむエンターテイメント。

娘の成長に合わせて家族で旅した記録や思い出は、今の私達の根本に根付いていて、自分を構成する一部になっています。
旅行が、価値観を変える一助になったのです。
だから、やめられないし、ワクワクする気持ちを抑えられません。

娘は私と違って、海外で生活することを選択しました。でも、彼女も日本が大好き。いつも帰国を楽しみにしています。
きっと彼女の考え方や価値観は、親の私達とは違いますが、幼い頃からの旅の記憶は、彼女の成長や生き方に大きな影響を与えたのだとも思います。

私は旅を計画して、自分の好きなように創るのが大好きです。それがその国を始め、世界の動向や情勢に興味を持つということに繋がります。
紛争、経済、政治、宗教、文化、制度……知らなければ安全で快適で充実した旅にはなりません。個人手配で行く旅行は、自己責任なのですから。
具体的に言うと、ヨーロッパ旅行の際、ラマダーン時期は出来るだけ外すとか。紛争の影響を受けない場所を選択するとか。
通貨危機にある国を避けるとか。

これは、娘を留学させるときにも注意していましたが、旅の大前提だと思います。

そして、健康であり、スケジュールに無理が無いようなフライトを組み合わせる。

私にとって海外は、あくまでも非日常を体験する、美しく楽しい旅先という位置づけにしておきたいのです。

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