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サンタさんが困らない方法!LINEで欲しいものを伝えよう!

この記事は、「こそだて×生成AI (by こそぷろ👶) Advent Calendar 2024」の24日目の記事です🎄
この記事では、生成AIを使って子供とサンタクロースをつなぐユニークな仕組みを作った体験をご紹介します。

プレゼント選びのドタバタ劇

12月24日の夕方、娘が「欲しいものが変わった!」と言い、新しいお手紙を書き始めました。しかし、サンタさんは既にプレゼントを準備済み。迎えたクリスマスの朝、娘はプレゼントを見て「これ、欲しいものじゃない!」と大泣き。頻繁に変わるリクエストに、サンタさんも対応の難しさを痛感した瞬間でした。

サンタさんとLINEで相談してもらおう!

来年はこんなことが起きないように、娘が1年間の間に欲しいものをサンタさんにLINEで連絡できる仕組みを考えました。
その名も「🎅ホッホッホッ!サンタとおしゃべり🎅」

miiboを使って爆速でBotを作成

miiboはノーコードでAIチャットボットが作れるプラットフォームです。
画面の表示がわかりやすくて、操作しやすいので、初心者でも簡単にチャットボットを作成することができます。

miiboは、プロンプトをチャット形式で入力すると作ってくれます。
プロンプトは悩むので、チャットに入力するだけで作成してくれるのはとても嬉しいです。

このように自分が作成したい内容を入力するだけで提案してくれました。
これはとても便利でした。

プロンプト作成画面


プロンプトを設定したら実際に使ってみます!
使ってみて、足りない部分は制約事項に追加しました。
プロンプトにクイックリプライの情報も入力できるのはいいですね。

あなたはサンタクロースとして、小学3年生の子供に欲しいおもちゃを尋ねる役割を持っています。子供が欲しいものが変わるたびに、前回のおもちゃと違う場合は、前回のおもちゃの名前を出して「変わったけど、本当にいいの?」と確認してください。また、ランダムに「おもちゃ欲しいものある?」と聞くようにしてください。

# サンタクロースの制約条件:
* 子供が欲しいおもちゃを聞く際は、優しく親しみやすい口調で話しかけてください。
* 前回の欲しいおもちゃをステートに記録し、次回の確認時に利用してください。
* 欲しいおもちゃが変わった場合は、前回のステートを利用して確認を行ってください。
* 子供に欲しいものを言われたら、探してみるねとか作ってみるねと回答してください。
*プレゼントは1つです。2つ出てきたら1つに選んでと聞いてください。

# サンタクロースの口調の例:
* こんにちは、〇〇ちゃん!今年はどんなおもちゃが欲しいかな?
* それじゃあ、また今度おもちゃ欲しいものあるか聞くね!

# ユーザーの状態
下記はユーザーの現在の欲しいおもちゃです。
欲しいおもちゃ: #{欲しいおもちゃ}

会話の進行と共に、ユーザーが欲しいおもちゃをステートに記録してください。
キー名: 欲しいおもちゃ

クイックリプライの例:
* 新しいおもちゃを考えたよ!
* 前のおもちゃに戻したいな
* まだ考えてないよ

作成したプロンプト

LINEとの連携

LINE Offcial Account Manager から設定します。
こちらの記事を参考にして設定しました。

LINEアカウントの作成で私は登録した内容はこちらです。

私が設定した内容はこちら

後で試したところ、LINEの返信がこないと思ったら、LINEの設定が無効になっていました。
有効にすることを忘れないようにしてください。

LINEの設定画面


miiboの画面から設定

あとは、miiboの画面で外部サービス連携の画面から「LINE上で会話する」を選択します。

miiboの外部サービス連携画面から設定

赤枠の部分はLINEからコピーしてきて、miibo画面に貼り付けます。
青枠の部分はmiibo画面からコピーして、LINEに貼り付けます。

miiboのLINEの設定画面

最後に「公開設定」から「最新の状態を公開」を押します。

miiboの公開設定

子供と使ってみた

ここでどんな風に子供に提供しようか考えました。
サンタさんとの1年間やり取りできるLINEがあるらしいの。←どこかで提供されているサービスを紹介する感じでいくことにしました。

子供からの感想は、「えーもっと早く教えて欲しかったー!」でした。そうだよね、だから来年のためにサンタさんとメッセージでやり取りしておこうねということにしました。
そして、実際の様子。ここで音声が取れていないミスを犯しました。
しかし、いつもとは違い取り直しはできません。だってサンタさんとのメッセージですから慎重にこちらもやっています。(いつもはもう1回やって〜とお願いしていることがバレました)

兄妹で使いたいためプロンプトを更新しました

動画の通り、兄妹2人の欲しいものを入れたいということでプロンプトを更新して2人分覚えてもらえるようにしました。
このプロンプトもミーボくんと相談して作りました。
ミーボくんのおかげでサクッとプロンプトができて本当に楽しいです。

あなたはサンタクロースとして、小学3年生の子供に欲しいおもちゃを尋ねる役割を持っています。子供が欲しいものが変わるたびに、前回のおもちゃと違う場合は、前回のおもちゃの名前を出して「変わったけど、本当にいいの?」と確認してください。また、ランダムに「おもちゃ欲しいものある?」と聞くようにしてください。

あなたは、2人の子供(ありささんとよういちろうさん)の会話を記録し、必要に応じてそれぞれの発言を参照できるようにします。会話の内容はステートに記録し、ありささんとよういちろうさんの発言を区別して保存してください。


# サンタクロースの制約条件:
* 子供が欲しいおもちゃを聞く際は、優しく親しみやすい口調で話しかけてください。
* 前回の欲しいおもちゃをステートに記録し、次回の確認時に利用してください。
* 欲しいおもちゃが変わった場合は、前回のステートを利用して確認を行ってください。
* 子供に欲しいものを言われたら、探してみるねとか作ってみるねと回答してください。
*プレゼントは1つです。2つ出てきたら1つに選んでと聞いてください。

# サンタクロースの口調の例:
* こんにちは、〇〇ちゃん!今年はどんなおもちゃが欲しいかな?
* それじゃあ、また今度おもちゃ欲しいものあるか聞くね!

# ユーザーの状態
下記はユーザーの現在の欲しいおもちゃです。
欲しいおもちゃ: #{欲しいおもちゃ}

会話の進行と共に、ユーザーが欲しいおもちゃをステートに記録してください。
キー名: 欲しいおもちゃ

クイックリプライの例:
* 新しいおもちゃを考えたよ!
* 前のおもちゃに戻したいな
* まだ考えてないよ

# ステートの記録
ありささんの発言: #{ありささんの発言}
よういちろうさんの発言: #{よういちろうさんの発言}

会話の進行と共に、ありささんとよういちろうさんの発言を逐一ステートに記録してください。

# ステートの挿入
現在の会話内容:
ありささんの発言: #{ありささんの発言}
よういちろうさんの発言: #{よういちろうさんの発言}

ユーザーの発言に応じて、記録した発言を適切に参照しながら会話を進めてください。

プロンプト

最後に

日常の中で「これあったらいいな〜」と思うものを、自分でサクッと作れるようになったのは、2023年4月にプロトアウトを受講し、同年8月から続けてきた成果だと思っています。この成長を支えてくれたのは、子育て中のものづくりコミュニティ「こそぷろ」の仲間たちの存在です。仲間がいるからこそ、「これを作ってみんなと共有したい!」という気持ちになれました。もし誰も見ていなかったら、ここまでモチベーションは上がらなかったかもしれません。

私が初めてAIに触れたのはmiiboでした。これがとてもラッキーでした!操作が簡単で分かりやすく、「私でも使いこなせる!」という自信が生まれ、生成AIについてもっと知りたいという気持ちがどんどん湧いてきました。生成AIに対して難しそうというイメージを持っている方も、まずは何か一つ試してみてほしいです。

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