腸が反抗期を迎える話
虚弱な胃を持つ私は
そのかわりなのか強靭な腸を持っている。便秘になることも下痢ピッピになることも殆ど無い。
腸がおかしくなるなんて、年に1回あるかないだ。
食あたりしたって上から戻してしまう事はあるが、うんちが変になる事なんてめったにない。
いつだってカッコイイのが出るのだ。
朝起きて10歩も歩けばもううんちがしたくなる
お白湯を飲んだらうんちがしたくなる
朝ご飯を食べたらうんちがしたくなる
お昼ご飯を食べたらうんちがしたくなる
非常に通りが良いので1日スッキリ過ごせるのです。
3月9日 AM5:30
なんだか違和感を覚え起床。
下腹部が痛い、凄く痛い!
おトイレに直行した訳ですが
「いや、あんた誰だ!?」と言いたくなるぐらい調子が悪いうんちくんとご対面。
驚きを隠せないままお布団に戻る。
「冷えたかなぁ?」
なんてのんびり構えていたあの時の私を叱ってやりたい。
数分後またお腹が痛くなりおトイレへ行き
お布団に戻り
またお腹が痛くなりトイレ
お布団に戻り寝ている夫の手を無理矢理引っ張ってお腹の上に乗せてみたり
お腹が痛くなり
お布団に戻って天に祈ってみたり
祈り通じずお腹が痛くなり
AM7:30 夫が起きる時間だ。
もう起き上がるのもしんどいし
腸は「まだまだじゃい」とアイドリングしておりグルグル鳴ってるし
朝のお茶もお弁当作りも放棄。
夫よ、ごめんなさい
腸よ...
確かにいつも頑張らせてしまっていた。
「平気平気ー腸強いからー!」
と言って賞味期限切れの物を構わず食べたり
突然何かが食べたくなる気質の私なので野菜ばっかりで攻めたり
めかぶにハマってドカ食いしたり
それでも頑張ってくれていたのに、きっとイヤになってしまったんだ。
ごめんよ腸。これからは気をつけるから怒りを鎮めておくれ...
腸に対して感謝と謝罪の念を抱いていると
「あのー...」
私「!?」
胃「お腹減った」
そうです。胃は元気なんです。
腸はグルグルしてるのに
胃はお腹減ったと言うのです
さすが私の内臓達、マイペース過ぎる。
さて困った。
お腹は減っているが今日はもう寝たきりになるだろうしあまり食べたくない
腸にいたっては「変な物食ったらかますかんなぁ!」と言っている。
色々迷ってお粥をちょっぴり食べてみる。
...
ダメでした。
胃よ、いつも胃薬を持ち歩いて手厚くしてあげているんだ。今日は我慢してくれ。
腸よ、ビオフェルミン飲んだでしょ。どうか気を鎮めて下さい。
有難い事なんだが、下痢ピッピに耐性が無さすぎるのも問題だなとお布団の中で思っています。